『M-1グランプリ2025 アナザーストーリー』が、28日にABC・テレビ朝日系で放送された(後10:30)。準優勝に輝いたドンデコルテのパートでは、渡辺銀次の人となりが垣間見える内容となっていた。
元々は、マンキンタンとして『M-1』に初挑戦していた渡辺。当時を知るゆにばーす・川瀬名人は「深夜で全然ネタができてない時とかがあるんですよ。みんな、朝5時ぐらいになったら帰るんですけど、僕がまだできないんで残っていたら、渡辺さんが『お疲れ』って帰ったんですけど、その30分後くらいに『川瀬まだ書いちょるんやったら手伝うよ』って、差し入れ持って戻ってきはるみたいな。1年目に受けた恩って、10年目とかに受けた恩とかより覚えている。僕が芸人始めて、初めて勝つ気にもならないというか。うまいツッコミって総合力あるんで、銀次さんには、それをめちゃくちゃ感じました」とかみしめるように語った。
マンキンタンとして順風満帆にキャリアを歩むかと思われたが、渡辺は「相方が『人前に出たくない』って言い出しまして。そしゃしょうがないわって。嫌でしたけど、解散しましたね。そこからですよ、暗黒時代」と回顧。次のコンビは3年で解散し、仕事も激減、家賃が払えず追い出されたところ、同期のカゲヤマ・益田が救いの手を差し伸べ、益田の実家で暮らすことになった。
渡辺は、ドンデコルテ結成までの時期について「夏に向けて、みんなが戦士の顔になっていくんですよ。暇でしたねぇ」と振り返り、その時に熱中していたチャーハン作りの様子も自身で再現。「チャーハンに集中しておけば、お笑いの情報は入ってこないですから。チャーハンうまくなればなるほど、病んでいるのかもしれないですね」との言葉も飛び出した。
そんな渡辺とコンビを組む決意をしたのが、相方の小橋。2019年にドンデコルテを結成したが、ここで小橋が渡辺に「ボケやってください」と提案し、元々ツッコミだった渡辺がボケに回ることになった。渡辺曰く、漫才は「アイデンティを叫ぶ場所」となり、ドンデコルテとして着実に力をつけ、今年決勝の舞台に立った。
決勝を決めた後のインタビューで、渡辺は「(ここまで)芸人扱いしてくれたのがすごいですよね、みんな、特に川瀬とか。その川瀬をご飯に連れていけなかった10年以上。早く誘えるようになりたいですね。1年目2年目の時みたいに」と話していると、込み上げてくるものが。「いや、ちょっと泣いちゃいそうですね。ちょっとやばい。そうっすね…。すみません。こういうので、くるか…思わなかったな。オレ、M-1で勝っても泣かないなって思っていたんですよ。こういうのか…」と涙を流した。
そんな思いも乗せて挑んだ『M-1』では、見事にウケて、堂々の準優勝。番組では、渡辺の帰り道にもカメラを回しており、弁当とどん兵衛を手に持ち、午前2時30分に益田が待ち受ける家に帰宅。益田と抱擁をかわした。益田は「優勝できなかったけど、くやしいと思うけど…地の底にいたからな…」と涙で健闘をたたえた。
決勝戦翌日には、劇場で、渡辺が川瀬と対面を果たし「年明け飯に行こう!」と誘う様子も。これまでの発言を踏まえた展開に、視聴者からも感動したとの声が寄せられていた。
元々は、マンキンタンとして『M-1』に初挑戦していた渡辺。当時を知るゆにばーす・川瀬名人は「深夜で全然ネタができてない時とかがあるんですよ。みんな、朝5時ぐらいになったら帰るんですけど、僕がまだできないんで残っていたら、渡辺さんが『お疲れ』って帰ったんですけど、その30分後くらいに『川瀬まだ書いちょるんやったら手伝うよ』って、差し入れ持って戻ってきはるみたいな。1年目に受けた恩って、10年目とかに受けた恩とかより覚えている。僕が芸人始めて、初めて勝つ気にもならないというか。うまいツッコミって総合力あるんで、銀次さんには、それをめちゃくちゃ感じました」とかみしめるように語った。
マンキンタンとして順風満帆にキャリアを歩むかと思われたが、渡辺は「相方が『人前に出たくない』って言い出しまして。そしゃしょうがないわって。嫌でしたけど、解散しましたね。そこからですよ、暗黒時代」と回顧。次のコンビは3年で解散し、仕事も激減、家賃が払えず追い出されたところ、同期のカゲヤマ・益田が救いの手を差し伸べ、益田の実家で暮らすことになった。
渡辺は、ドンデコルテ結成までの時期について「夏に向けて、みんなが戦士の顔になっていくんですよ。暇でしたねぇ」と振り返り、その時に熱中していたチャーハン作りの様子も自身で再現。「チャーハンに集中しておけば、お笑いの情報は入ってこないですから。チャーハンうまくなればなるほど、病んでいるのかもしれないですね」との言葉も飛び出した。
そんな渡辺とコンビを組む決意をしたのが、相方の小橋。2019年にドンデコルテを結成したが、ここで小橋が渡辺に「ボケやってください」と提案し、元々ツッコミだった渡辺がボケに回ることになった。渡辺曰く、漫才は「アイデンティを叫ぶ場所」となり、ドンデコルテとして着実に力をつけ、今年決勝の舞台に立った。
決勝を決めた後のインタビューで、渡辺は「(ここまで)芸人扱いしてくれたのがすごいですよね、みんな、特に川瀬とか。その川瀬をご飯に連れていけなかった10年以上。早く誘えるようになりたいですね。1年目2年目の時みたいに」と話していると、込み上げてくるものが。「いや、ちょっと泣いちゃいそうですね。ちょっとやばい。そうっすね…。すみません。こういうので、くるか…思わなかったな。オレ、M-1で勝っても泣かないなって思っていたんですよ。こういうのか…」と涙を流した。
そんな思いも乗せて挑んだ『M-1』では、見事にウケて、堂々の準優勝。番組では、渡辺の帰り道にもカメラを回しており、弁当とどん兵衛を手に持ち、午前2時30分に益田が待ち受ける家に帰宅。益田と抱擁をかわした。益田は「優勝できなかったけど、くやしいと思うけど…地の底にいたからな…」と涙で健闘をたたえた。
決勝戦翌日には、劇場で、渡辺が川瀬と対面を果たし「年明け飯に行こう!」と誘う様子も。これまでの発言を踏まえた展開に、視聴者からも感動したとの声が寄せられていた。
2025/12/29