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中村麗乃、乃木坂46卒業後“俳優”としての夢を語る「覚悟を持って目指す」【インタビュー】

 元乃木坂46のメンバーで、俳優として活躍する中村麗乃(24)。グループ卒業後、ソロとして初めてとなるファンクラブイベントを27日に開催する。中村がファンクラブを立ち上げた思いや、舞台で役を演じることへの不安やプレッシャー、そしてそんな思いを抱えながらも俳優としてかなえたい夢について語った。

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――ファンクラブを立ち上げようと思った理由をお伺いできますか。

卒業してからお仕事を少しお休みしていたというのもあって、ファンの皆さんとコミュニケーションできる場がなくなってしまったので、そういう場所を作れたらいいなと思ったのがきっかけです。

――ファンクラブの一番のアピールポイントはどんなところですか。

ファンクラブ内では、ブログだったり、トークのようなシステムだったり、いろいろなことをやっていこうと思っています。ファンクラブ限定のイベントも含めて、やりたいことは本当にたくさんあります!

乃木坂46時代は、イベントというと握手会やオンラインミーグリがほとんどだったので、そこを超えて、もう少し皆さんと近くにいられるような、新しくて面白いイベントができたらいいなと考えています。いつになるかは分からないのですが、今後そういう展開ができたらいいなと思っています。

――個人になったことで、ファンの方からの意見も取り入れやすくなりますね。

そうですね!それこそ、今月末にあるイベントで「今後どういうイベントをやってほしいか」を聞こうかなと思っています!

――このファンクラブには、どのような方に入っていただきたいですか。

今まで応援してくださっていた方はもちろんですが、今後いろいろな活動をしていく中で、舞台などを通して知ってくださった方にも入っていただけたらうれしいなと思っています。なので、本当にどんな方でも大歓迎です!

――ファンクラブを開設したら、こんな企画をしてみたいという願望はありますか。

結構いろいろあります!どこまでがオッケーラインなのかはまだ分からないのですが、例えば年末に忘年会みたいなイベントを開いたとしたら、余興みたいな感じでファンの方とデュエットでカラオケをするとか、やってみたいなと思っています。それから、女性のファンの方もありがたいことにたくさんいらっしゃるので、女性向けのイベントだったら、最近シール帳にハマっているので、シール交換をしたいなとか(笑)。あとは、お洋服をフリマみたいな形で出したりするのも楽しそうだなと思っていて。できるかは分からないのですが、私の勝手な妄想として、そんなことができたらいいなと思っています。

――今回のファンイベントの見どころを、言える範囲で教えてください!

一部と二部は、割とイベントらしい内容で、お休みを頂いていた期間にみなさん何をしていたかとか、私自身がどう過ごしていたか、今後のことや、ファンクラブをどうやっていきたいかなどを、皆さんとお話しできたらいいなと思っています。三部の後夜祭に関しては、正直まだ全く決めていません。ある程度の流れは作っているんですけど、細かく決めすぎず、その場でファンの方とコミュニケーションを取りながら作っていく時間にしたいなと思っていて。お話しするような感覚でイベントができたらいいなと思っています。

――これまで舞台作品に多数出演されていますが、舞台や演技というお仕事に対して、どんな思いを持っていますか。

自分ではない人になれるので、それ自体はすごく楽しいのですが、再演ものが多かったりもして、役に対する不安やプレッシャーを感じたり、日々葛藤することも多いです。でも、実際に幕が開いて、カーテンコールでお客様の顔を見たときに、「今日うまくできたな」とか、なんとなく感覚で分かる瞬間があって。カーテンコールでいただくお客様の温かい拍手は、毎回、次への自信につながっているなと感じています。

――役作りをする上で、特に意識していることはありますか。

まず役に関係なく、台本を一気に全部読んで、その中でキャラクター像がなんとなく浮かんできます。自分がこの立場だったらどうするかな、というのを考えながらやっていると、考えなくても自然と出てくる瞬間があって、その感覚がきっと正しいのかなと思っています。一度その状態でお稽古に行って、違ったら変える、という感じですね。自分の感覚を信じつつ、演出家さんのアドバイスも聞きながら少しずつ作っていくので、最初から作り込むというよりは自然な流れに任せて、最後の方で詰めていくことが多いです。

――再演が多いとおっしゃっていましたが、前の方に引っ張られることはありませんか。

ある部分はありますね…。自分がまだ触れたことのない作品だとなおさらですが、演じさせていただく上で、一度は拝見するようにしています。それが自分の中で完成形として見えてしまうので、なるべくインプットしすぎないようにはしているのですが、稽古をしていく中で「前回の方はこうやっていたな」と頭によぎることはあります。

――先ほどカーテンコールのお話が出た際「そのときにお客さんが楽しめたかどうかが分かる」とおっしゃっていましたよね。今回のファンクラブ名も「- curtain call -」ですが、関係しているのでしょうか。

そうですね。私、舞台のカーテンコールがすごく好きで。皆さんがどう感じてくださったかを反応として知れるのもありますし、終わったあとに、すごく温かく幸せそうな笑顔で拍手してくださるのを見ると、「今日頑張ってよかったな」と思える、すごく報われる瞬間です。暖かい時間が流れている感じがして、とても素敵だなと思っていて。そういう時間をファンの方と一緒に作れたらいいなと思って、「- curtain call -」という名前にしました。

――もう年末に差しかかってきましたが、今年はどんな1年でしたか。

やっぱり変化の年だったと思います。グループを卒業して、次に向かうステップを踏んでいる段階なので、新しい第二の人生の始まりに向かっている感覚があります。これまでのアイドル人生とは違った生活になると思っているので、いろんな意味で変わっていく、そんな1年だったなと思います。

――来年の目標は決めていますか。

正直、来年をどう過ごすかはまだ分からない部分も多いのですが、再来年に向けて「やってよかった」と思えるような下準備をたくさんして、しっかり下地を作る1年にしたいなと思っています。舞台もそうですし、いろんな方面で、名前をちゃんと知っていただけるような活動をしていけたらいいなと思っています。

――再来年に向けてというお話がありましたが、将来描いているビジョンや、かなえたい夢はありますか。

かなえたい夢は、どれだけ時間がかかってもいいので、私の人生の中で『マイ・フェア・レディ』という作品に出演することです。それが今の一番の目標ですね。そのためには並大抵の努力では足りないことも分かっているので、覚悟を持って取り組んでいかなければいけないと思っています。目標は高く、ということで、今はそこを目指しています。

【プロフィール】
中村麗乃(なかむら・れの)
2001年9月27日生まれ。東京都出身。
2016年にオーディションに合格し、3期生として乃木坂46に加入。
乃木坂46在籍時からミュージカル『SUPERHEROISM』、『ダンス オブ ヴァンパイア』に出演するなど、演劇界でも活躍。
2023年には堂本光一作・構成・演出・主演の『Endless SHOCK』でヒロイン・リカ役に抜てき。日本ミュージカル界の聖地・帝国劇場での演技は高く評価された。
2025年6月26日、ヒューリックホール東京にて開催された卒業セレモニーをもって、約9年間の乃木坂46での活動を終了し卒業。
卒業後はミュージカルを中心に俳優として活動していく。

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