全世界興行収入14.4億ドル(約2250億円)を記録し、2023年公開作品で世界No.1のメガヒットとなった映画『バービー』。ポップなビジュアルと誰もが共感できるポジティブなメッセージで社会現象を巻き起こした同作で、主演とプロデューサーを務めたマーゴット・ロビーが、再び『バービー』の製作陣とタッグを組んだ新作映画『嵐が丘』(原題:Wuthering Heights)が、日本では2026年2月27日に劇場公開されることが決定した。
原作は、エミリー・ブロンテが1847年に発表した生涯唯一の長編小説『嵐が丘』。身分違いの男女が織りなす激しくも破滅的な愛を描いた本作は、世界中で翻訳・舞台化・映像化されてきた不朽の名作だ。映画では1939年版(主演:ローレンス・オリヴィエ)、1992年版(主演:ジュリエット・ビノシュ、レイフ・ファインズ)などが知られ、日本でも1988年に吉田喜重監督、松田優作主演で映画化されている。
“究極の愛”を現代に蘇らせるため、マーゴット・ロビーが監督・脚本に迎えたのはエメラルド・フェネル。『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020年)で、英国人女性監督として史上初となるアカデミー賞脚本賞を受賞した才能だ。鋭い社会的視点とエンターテインメント性を併せ持つフェネルが、世紀のラブストーリーをどのように再解釈するのか、大きな注目が集まっている。
物語の中心を成すキャサリンとヒースクリフを演じるのは、マーゴット・ロビーとジェイコブ・エロルディ。エロルディは、映画『キスから始まるものがたり』やドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』と言った作品で若いファンの支持を集めていたが、今年11月に公開されたギレルモ・デル・トロ監督『フランケンシュタイン』で怪物役を演じ、その圧倒的な存在感から全世界の批評家から大絶賛を集めるなど、映画ファンの間でも注目度急上昇中だ。
製作スタッフも豪華。プロダクションデザインを手がけるのは『教皇選挙』で知られ、アカデミー賞に2度ノミネートされたスージー・デイヴィーズ。衣装デザインには『バービー』『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』で2度アカデミー賞を受賞したジャクリーン・デュラン。撮影監督には『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞を受賞したリヌス・サンドグレンが参加している。
解禁となった予告編では、イギリス・ヨークシャーの荒野を背景に、幼少期から強くひかれ合うキャサリンとヒースクリフの姿が描かれる。“無邪気”に微笑みあい、やがて「もしお金持ちになったら何したい?」と、希望にあふれた未来を語り合う二人。キャサリンの元を一時去ったヒースクリフが、“大人の男”として容姿を整え、あたかも王子様のように再び登場する印象的なシーン。ますますひかれあい、愛を深めていく二人と、それを止めようとする周りの人間たち。「キスしよう。二人の運命がどうなろうとも」という印象的なせりふが、愛と破滅の物語を予感させる。
音楽面でも注目を集めるのが、世界的ポップアイコンのチャーリーXCXの参加だ。2013年のデビュー以降、「I Love It」で世界的ブレイクを果たし、アルバム『BRAT』(24年)で“ブラット・サマー”現象を巻き起こすなど、グラミー賞でも高い評価を受ける彼女が、本作の音楽世界を包括的にプロデュース。
チャーリーXCXは「脚本を読んで、すぐにインスピレーションが湧いてきて、この世界観に寄り添う楽曲を1曲ではなく、複数作り始めたの。前作のアルバム制作で深く潜っていたところだったから、まったく新しい、真逆の世界へ飛び込めることにワクワクしたわ。『Wuthering Heights』と聞いて思い浮かぶのは、情熱と痛み、イングランド、荒野、泥と寒さ、そして執念と強さだった」と、その制作背景を明かしている。
予告編でも使用されている劇中歌「Chains of Love」は、「Can’t breathe without you(あなたがここにいないと息もできない)」というフレーズが象徴するように、理性を超えた“究極の愛”を鮮烈に表現している。
さらに解禁された本ビジュアルでは、キャサリン役のマーゴット・ロビーとヒースクリフ役のジェイコブ・エロルディが、今にも口づけを交わそうとする緊張感あふれる瞬間が切り取られている。「なぜ置いて行ったの?」「なぜ信じてくれなかったの?」というコピーが、二人の複雑な運命を強く印象づける。
2026年公開のラブストーリー映画の大本命として注目の一作だ。
原作は、エミリー・ブロンテが1847年に発表した生涯唯一の長編小説『嵐が丘』。身分違いの男女が織りなす激しくも破滅的な愛を描いた本作は、世界中で翻訳・舞台化・映像化されてきた不朽の名作だ。映画では1939年版(主演:ローレンス・オリヴィエ)、1992年版(主演:ジュリエット・ビノシュ、レイフ・ファインズ)などが知られ、日本でも1988年に吉田喜重監督、松田優作主演で映画化されている。
“究極の愛”を現代に蘇らせるため、マーゴット・ロビーが監督・脚本に迎えたのはエメラルド・フェネル。『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020年)で、英国人女性監督として史上初となるアカデミー賞脚本賞を受賞した才能だ。鋭い社会的視点とエンターテインメント性を併せ持つフェネルが、世紀のラブストーリーをどのように再解釈するのか、大きな注目が集まっている。
物語の中心を成すキャサリンとヒースクリフを演じるのは、マーゴット・ロビーとジェイコブ・エロルディ。エロルディは、映画『キスから始まるものがたり』やドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』と言った作品で若いファンの支持を集めていたが、今年11月に公開されたギレルモ・デル・トロ監督『フランケンシュタイン』で怪物役を演じ、その圧倒的な存在感から全世界の批評家から大絶賛を集めるなど、映画ファンの間でも注目度急上昇中だ。
製作スタッフも豪華。プロダクションデザインを手がけるのは『教皇選挙』で知られ、アカデミー賞に2度ノミネートされたスージー・デイヴィーズ。衣装デザインには『バービー』『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』で2度アカデミー賞を受賞したジャクリーン・デュラン。撮影監督には『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞を受賞したリヌス・サンドグレンが参加している。
解禁となった予告編では、イギリス・ヨークシャーの荒野を背景に、幼少期から強くひかれ合うキャサリンとヒースクリフの姿が描かれる。“無邪気”に微笑みあい、やがて「もしお金持ちになったら何したい?」と、希望にあふれた未来を語り合う二人。キャサリンの元を一時去ったヒースクリフが、“大人の男”として容姿を整え、あたかも王子様のように再び登場する印象的なシーン。ますますひかれあい、愛を深めていく二人と、それを止めようとする周りの人間たち。「キスしよう。二人の運命がどうなろうとも」という印象的なせりふが、愛と破滅の物語を予感させる。
音楽面でも注目を集めるのが、世界的ポップアイコンのチャーリーXCXの参加だ。2013年のデビュー以降、「I Love It」で世界的ブレイクを果たし、アルバム『BRAT』(24年)で“ブラット・サマー”現象を巻き起こすなど、グラミー賞でも高い評価を受ける彼女が、本作の音楽世界を包括的にプロデュース。
チャーリーXCXは「脚本を読んで、すぐにインスピレーションが湧いてきて、この世界観に寄り添う楽曲を1曲ではなく、複数作り始めたの。前作のアルバム制作で深く潜っていたところだったから、まったく新しい、真逆の世界へ飛び込めることにワクワクしたわ。『Wuthering Heights』と聞いて思い浮かぶのは、情熱と痛み、イングランド、荒野、泥と寒さ、そして執念と強さだった」と、その制作背景を明かしている。
予告編でも使用されている劇中歌「Chains of Love」は、「Can’t breathe without you(あなたがここにいないと息もできない)」というフレーズが象徴するように、理性を超えた“究極の愛”を鮮烈に表現している。
さらに解禁された本ビジュアルでは、キャサリン役のマーゴット・ロビーとヒースクリフ役のジェイコブ・エロルディが、今にも口づけを交わそうとする緊張感あふれる瞬間が切り取られている。「なぜ置いて行ったの?」「なぜ信じてくれなかったの?」というコピーが、二人の複雑な運命を強く印象づける。
2026年公開のラブストーリー映画の大本命として注目の一作だ。
2025/12/23