自ら作詞作曲を手がけ、昨年リリースしたシングル「風花岬」が大好評の石原詢子。9月17日に発売したニューシングル「恋雨〜KOISAME〜」は、彼女が大ファンだと公言する元フォークデュオ「雅夢」の三浦和人との初となるコラボレーション作品だ。前作とは打って変わったフォーク調の楽曲で、作家・ボーカリストとして新たな第一歩を踏み出した彼女に、曲作りにかける想いを聞いた。
■冷たい雨から雪に変わる情景を、恋心に重ね合わせて詞を紡ぐ
「三浦和人さんといえば雅夢、雅夢といえば『愛はかげろう』ですよね。『愛はかげろう』が大ヒットした1980年当時、幼なじみと一緒によくハモった記憶があります。私のなかでは、日本の歌謡曲のなかでも3本の指に入るほど大好きな楽曲です!」
洋楽ならザ・ビートルズ、邦楽ならフォークソングを聴いていた兄の影響で、雅夢の「愛はかげろう」が幼いころから大好きだという石原。彼女が三浦と初めて対面したのは2010年にさかのぼる。三浦がDJを務めるFMラジオの番組にゲスト出演したのだ。
「収録の際、子どものころに買った『愛はかげろう』のシングルレコードを持っていって、どれほどこの曲が好きかというお話をして、三浦さんと一緒に写真を撮ってもらいました。それ以来、番組でご一緒するたびにお食事に行かせてもらっています」
今作の制作も、4年ほど前に、とある番組で共演したことがきっかけとなった。
「番組の後にお食事に行った際、三浦さんが『詢子ちゃんのために曲を書こうかな』とおっしゃってくださったんです。そして再び番組でご一緒したときに『作ったよ』と、2曲持ってきてくださいました。そのうちの1曲に私のペンネームのいとう冨士子名義で詞をつけて、今回リリースすることになったんです!」
曲のデモ音源を初めて聴いたときは、幼少期の思い出がよみがえったという。
「子どものころ、詩吟教室に向かう車中で、兄が好きな曲を集めたカセットテープを流していて、そのなかにはフォークソングも多く入っていたんです。三浦さんが作ってくださった曲のデモ音源を聴いたら、あの当時の車中の光景がパッと浮かんできました。子どものころに大流行したフォークミュージックは、私の肌にしっかり馴染んでいる感覚がありますね。そんなフォークの伝説のデュオである雅夢のおひとりで、『愛はかげろう』や『悲しくて』など、大好きな歌を作った三浦さんと一緒にお仕事ができることに、このうえない喜びを感じています」
彼女が自ら作詞作曲を手がけるときは、先に詞を書き、その後に曲をつけるスタイルが多いというが、今作は三浦がメロディを先に作った“メロ先”の歌となった。
「三浦さんがギターをつま弾きながらメロディを歌ってくださっているデモテープを何度も聴いて、Bメロから詞を作り始めました。リズムとメロディの雰囲気から最初は“冷たい雨”というワードが思い浮かんできて、それが“冷たい雨”から“霙(みぞれ)”になって“雪”に変わっていくという情景に、一途に愛する気持ちが報われないという歌の主人公の心情を重ねあわせて、肉付けしていきました」
「恋雨〜KOISAME〜」というタイトルは、最後の最後に決まったという秘話を明かす。
「最初はサビに出てくる『冬の空』をタイトルにしようと考えていたのですが、季節に関わらず、いつでも、どんなときでも聴いてもらえる曲にしたいな、と。『冷たい雨』もちょっと違うし、どうしようかと悩みに悩んだ末、『恋雪』と『恋雨』の2択となりました。そして、音の響きから『恋雪』より『恋雨』のほうがいいだろうということになり、フォーク調の楽曲でもあるし、“恋雨”という言葉は辞書にも載っていなかったので、ローマ字で“KOISAME”と付け加えたんです」
レコーディングは順調に進行したと振り返る。
「なにより三浦ワールド全開の“泣きのメロディ”が歌っていて気持ちよくて、編曲を担当した樫原伸彦さんも歌声の立つ、実に素敵なアレンジをしてくださったんですよね。おかげさまでとっても気持ちよくレコーディングできました。三浦さんはレコーディング当日に都合がつかずに同席していただけなかったのですが、『僕の持っている世界観をとても上手に表現してくれたね。いい詞も書けたね』とお褒めの言葉をいただきました。令和の時代の“泣きたい歌ナンバー1”になるよう頑張って歌っていきたいですね」
カップリングは、雅夢の名曲「愛はかげろう」だ。
「名曲『愛はかげろう』はいろいろな方がカバーされていて、ジャズテイストになったり、大幅にアレンジされていたりするのですが、私は幼いときから聴いてきたままの感覚で歌いました。それに対して、三浦さんからは『僕の原曲を大事に歌ってくれてありがとう』というお言葉をいただいたんです。原曲に忠実な歌に仕上がって、三浦さんもとても喜んでくださっています。CDではハーモニーも私が歌ったのですが、機会があれば、三浦さんとコンサートなどでジョイントして、ハーモニーを奏でたいと考えています!」
実は、三浦と石原の兄が“似ている”と笑う。
「私の兄が三浦さんに似ているんです。それもあって三浦さんに親近感も抱いていますし、もちろん三浦さんのお声も大好きです! それにしても普段の三浦さんはいつも笑っていて、底抜けに明るい方なんです。そんな三浦さんが、どうしてあんなに泣けるメロディを書けるのか不思議で仕方ないですね(笑)」
■プライベートも充実させつつ、歌と詩吟の道にまい進
デビュー記念日の10月21日には、浅草ビューホテルで『もうひとつのBirthday Dinner Show』を開催する。歌手活動の傍ら、詩吟の師範代として詩吟教室も開設している石原は、ディナーショーで詩吟も披露する予定だ。
「今年8月12日にYouTube上に『美風の詩吟チャンネル』を開設したので、ディナーショーもひとつの見せ場として詩吟を例年より長めに披露したいと考えています。詩吟といっても、合吟や連吟、独吟、構成吟など、いろいろな吟じ方がありますが、ディナーショーでは私が吟詠歌謡を作って、セリフなども入れた構成吟に取り組んでみようと思っているんです。『詩吟チャンネル』も精力的に取り組んでいきますので、ぜひアクセスしてみてください」
また、「恋雨〜KOISAME〜」のCD購入者を対象とした特典イベント『詢子とともに2026』も、来年2月28日(都内)と3月1日(大阪市内)で開催する予定だ。
「実は『詢子とともに』を行うのは12年ぶりでして、今回はどんな企画にしようかと考えているところです。以前は、ギタリストをお呼びしてミニライブを行ったり、じゃんけん大会を企画したり、カラオケ大会を実施したこともありました。10月に行う『もうひとつのBirthday Dinner Show』はライブ形式になると思うので、『詢子とともに』はまた趣向を変えて実施したいですね。新曲のCDをお買い求めくださった方の中から抽選で各会場限定200名の方をご招待予定ですので、たくさんのご応募お待ちしています」
歌に詩吟に活躍している石原だが、今年7月には10日間の休暇を取って、スイスを旅行しリフレッシュしてきたと顔をほころばせる。
「幼いころからスイスに行ってみたいとずっと思っていたんです。テレビ番組の『世界の車窓から』でスイスの風景を見て、憧れていたんですよね。マッターホルンからモンブラン、アイガーなど、美しい山岳景色を見ながらトレッキングを楽しんできました。清々しい空気と風景で心が満たされて豊かになりました」
3匹の愛猫も癒しの存在だ。
「だいず、きなこ、あずきという3匹のお母さんとして毎日奮闘しています。やっぱり猫はツンデレが最高ですね。なでようとすると嫌がって、体を細長くしてかわされますが、そうかと思うと『なでてなでて!』と言わんばかりにお腹に乗ってくるんです。その差がたまりません。兄姉妹猫のInstagramも開設していて、日々かわいい姿をアップしているのでぜひご覧ください」
“卓球部”は、伍代夏子部長に追いつくべく特訓を重ねている。
「さすがに真夏は暑いので練習は小休止中ですが、徐々に再開していきたいと、メンバーで話しています。一番熱心に練習に取り組んでいるのは大石まどかちゃんと私です。卓球部出身の岩本公水ちゃんと多岐川舞子ちゃんから、サーブやスマッシュを教えてもらっています。ちなみに、伍代部長も卓球部出身なのですが、あまりラケットを握らないんです…。でも、部長は全然練習しなくても、私たちより腕前ははるかに上! たまにラリーに付き合ってくださると、『まだまだね。もうちょっとうまくなってから相手してあげるわ』と言われちゃいます」
プライベートでリフレッシュして、歌に詩吟にますます精力的に取り組む石原詢子。そんな彼女が歌う「恋雨〜KOISAME〜」は、演歌・歌謡曲、そしてフォーク調のエッセンスを取り入れた究極のバラードに仕上がっている。冬を代表する名曲がまたひとつ増えそうだ
取材・文:森中要子
<作品情報>
石原詢子「恋雨〜KOISAME〜」
発売日:2025年9月17日
品番:MHCL-3141/価格:1600円(税込)
【収録曲】
「恋雨〜KOISAME〜」
作詞:いとう冨士子 作曲:三浦和人 編曲:樫原伸彦
「愛はかげろう」
作詞:三浦和人 作曲:三浦和人 編曲:樫原伸彦
<コンサート情報>
『石原詢子 もうひとつのBirthday Dinner Show』
2025年10月21日(火曜)開催
会場:浅草ビューホテル 飛翔(東京)
時間:16:30〜受付/17:00〜ディナー/18:30〜ショー
■冷たい雨から雪に変わる情景を、恋心に重ね合わせて詞を紡ぐ
「三浦和人さんといえば雅夢、雅夢といえば『愛はかげろう』ですよね。『愛はかげろう』が大ヒットした1980年当時、幼なじみと一緒によくハモった記憶があります。私のなかでは、日本の歌謡曲のなかでも3本の指に入るほど大好きな楽曲です!」
洋楽ならザ・ビートルズ、邦楽ならフォークソングを聴いていた兄の影響で、雅夢の「愛はかげろう」が幼いころから大好きだという石原。彼女が三浦と初めて対面したのは2010年にさかのぼる。三浦がDJを務めるFMラジオの番組にゲスト出演したのだ。
「収録の際、子どものころに買った『愛はかげろう』のシングルレコードを持っていって、どれほどこの曲が好きかというお話をして、三浦さんと一緒に写真を撮ってもらいました。それ以来、番組でご一緒するたびにお食事に行かせてもらっています」
今作の制作も、4年ほど前に、とある番組で共演したことがきっかけとなった。
「番組の後にお食事に行った際、三浦さんが『詢子ちゃんのために曲を書こうかな』とおっしゃってくださったんです。そして再び番組でご一緒したときに『作ったよ』と、2曲持ってきてくださいました。そのうちの1曲に私のペンネームのいとう冨士子名義で詞をつけて、今回リリースすることになったんです!」
曲のデモ音源を初めて聴いたときは、幼少期の思い出がよみがえったという。
「子どものころ、詩吟教室に向かう車中で、兄が好きな曲を集めたカセットテープを流していて、そのなかにはフォークソングも多く入っていたんです。三浦さんが作ってくださった曲のデモ音源を聴いたら、あの当時の車中の光景がパッと浮かんできました。子どものころに大流行したフォークミュージックは、私の肌にしっかり馴染んでいる感覚がありますね。そんなフォークの伝説のデュオである雅夢のおひとりで、『愛はかげろう』や『悲しくて』など、大好きな歌を作った三浦さんと一緒にお仕事ができることに、このうえない喜びを感じています」
彼女が自ら作詞作曲を手がけるときは、先に詞を書き、その後に曲をつけるスタイルが多いというが、今作は三浦がメロディを先に作った“メロ先”の歌となった。
「三浦さんがギターをつま弾きながらメロディを歌ってくださっているデモテープを何度も聴いて、Bメロから詞を作り始めました。リズムとメロディの雰囲気から最初は“冷たい雨”というワードが思い浮かんできて、それが“冷たい雨”から“霙(みぞれ)”になって“雪”に変わっていくという情景に、一途に愛する気持ちが報われないという歌の主人公の心情を重ねあわせて、肉付けしていきました」
「最初はサビに出てくる『冬の空』をタイトルにしようと考えていたのですが、季節に関わらず、いつでも、どんなときでも聴いてもらえる曲にしたいな、と。『冷たい雨』もちょっと違うし、どうしようかと悩みに悩んだ末、『恋雪』と『恋雨』の2択となりました。そして、音の響きから『恋雪』より『恋雨』のほうがいいだろうということになり、フォーク調の楽曲でもあるし、“恋雨”という言葉は辞書にも載っていなかったので、ローマ字で“KOISAME”と付け加えたんです」
レコーディングは順調に進行したと振り返る。
「なにより三浦ワールド全開の“泣きのメロディ”が歌っていて気持ちよくて、編曲を担当した樫原伸彦さんも歌声の立つ、実に素敵なアレンジをしてくださったんですよね。おかげさまでとっても気持ちよくレコーディングできました。三浦さんはレコーディング当日に都合がつかずに同席していただけなかったのですが、『僕の持っている世界観をとても上手に表現してくれたね。いい詞も書けたね』とお褒めの言葉をいただきました。令和の時代の“泣きたい歌ナンバー1”になるよう頑張って歌っていきたいですね」
カップリングは、雅夢の名曲「愛はかげろう」だ。
「名曲『愛はかげろう』はいろいろな方がカバーされていて、ジャズテイストになったり、大幅にアレンジされていたりするのですが、私は幼いときから聴いてきたままの感覚で歌いました。それに対して、三浦さんからは『僕の原曲を大事に歌ってくれてありがとう』というお言葉をいただいたんです。原曲に忠実な歌に仕上がって、三浦さんもとても喜んでくださっています。CDではハーモニーも私が歌ったのですが、機会があれば、三浦さんとコンサートなどでジョイントして、ハーモニーを奏でたいと考えています!」
実は、三浦と石原の兄が“似ている”と笑う。
「私の兄が三浦さんに似ているんです。それもあって三浦さんに親近感も抱いていますし、もちろん三浦さんのお声も大好きです! それにしても普段の三浦さんはいつも笑っていて、底抜けに明るい方なんです。そんな三浦さんが、どうしてあんなに泣けるメロディを書けるのか不思議で仕方ないですね(笑)」
■プライベートも充実させつつ、歌と詩吟の道にまい進
デビュー記念日の10月21日には、浅草ビューホテルで『もうひとつのBirthday Dinner Show』を開催する。歌手活動の傍ら、詩吟の師範代として詩吟教室も開設している石原は、ディナーショーで詩吟も披露する予定だ。
「今年8月12日にYouTube上に『美風の詩吟チャンネル』を開設したので、ディナーショーもひとつの見せ場として詩吟を例年より長めに披露したいと考えています。詩吟といっても、合吟や連吟、独吟、構成吟など、いろいろな吟じ方がありますが、ディナーショーでは私が吟詠歌謡を作って、セリフなども入れた構成吟に取り組んでみようと思っているんです。『詩吟チャンネル』も精力的に取り組んでいきますので、ぜひアクセスしてみてください」
また、「恋雨〜KOISAME〜」のCD購入者を対象とした特典イベント『詢子とともに2026』も、来年2月28日(都内)と3月1日(大阪市内)で開催する予定だ。
「実は『詢子とともに』を行うのは12年ぶりでして、今回はどんな企画にしようかと考えているところです。以前は、ギタリストをお呼びしてミニライブを行ったり、じゃんけん大会を企画したり、カラオケ大会を実施したこともありました。10月に行う『もうひとつのBirthday Dinner Show』はライブ形式になると思うので、『詢子とともに』はまた趣向を変えて実施したいですね。新曲のCDをお買い求めくださった方の中から抽選で各会場限定200名の方をご招待予定ですので、たくさんのご応募お待ちしています」
歌に詩吟に活躍している石原だが、今年7月には10日間の休暇を取って、スイスを旅行しリフレッシュしてきたと顔をほころばせる。
「幼いころからスイスに行ってみたいとずっと思っていたんです。テレビ番組の『世界の車窓から』でスイスの風景を見て、憧れていたんですよね。マッターホルンからモンブラン、アイガーなど、美しい山岳景色を見ながらトレッキングを楽しんできました。清々しい空気と風景で心が満たされて豊かになりました」
3匹の愛猫も癒しの存在だ。
「だいず、きなこ、あずきという3匹のお母さんとして毎日奮闘しています。やっぱり猫はツンデレが最高ですね。なでようとすると嫌がって、体を細長くしてかわされますが、そうかと思うと『なでてなでて!』と言わんばかりにお腹に乗ってくるんです。その差がたまりません。兄姉妹猫のInstagramも開設していて、日々かわいい姿をアップしているのでぜひご覧ください」
“卓球部”は、伍代夏子部長に追いつくべく特訓を重ねている。
「さすがに真夏は暑いので練習は小休止中ですが、徐々に再開していきたいと、メンバーで話しています。一番熱心に練習に取り組んでいるのは大石まどかちゃんと私です。卓球部出身の岩本公水ちゃんと多岐川舞子ちゃんから、サーブやスマッシュを教えてもらっています。ちなみに、伍代部長も卓球部出身なのですが、あまりラケットを握らないんです…。でも、部長は全然練習しなくても、私たちより腕前ははるかに上! たまにラリーに付き合ってくださると、『まだまだね。もうちょっとうまくなってから相手してあげるわ』と言われちゃいます」
プライベートでリフレッシュして、歌に詩吟にますます精力的に取り組む石原詢子。そんな彼女が歌う「恋雨〜KOISAME〜」は、演歌・歌謡曲、そしてフォーク調のエッセンスを取り入れた究極のバラードに仕上がっている。冬を代表する名曲がまたひとつ増えそうだ
取材・文:森中要子
<作品情報>
石原詢子「恋雨〜KOISAME〜」
発売日:2025年9月17日
品番:MHCL-3141/価格:1600円(税込)
【収録曲】
「恋雨〜KOISAME〜」
作詞:いとう冨士子 作曲:三浦和人 編曲:樫原伸彦
「愛はかげろう」
作詞:三浦和人 作曲:三浦和人 編曲:樫原伸彦
<コンサート情報>
『石原詢子 もうひとつのBirthday Dinner Show』
2025年10月21日(火曜)開催
会場:浅草ビューホテル 飛翔(東京)
時間:16:30〜受付/17:00〜ディナー/18:30〜ショー
2025/09/17



