今年1月の日本公開から、ロングランヒットしている香港映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』の勢いが止まらない。原作小説『九龍城砦 I 囲城』(余兒(ユーイー)著/早川書房刊)のサイン会には定員の10倍を超える応募が殺到。著者によるトークイベントは2分で完売し、関連グッズは「想定の30倍」の売れ行きを記録した。ファンを指す「寨民(さいみん)」(もともとは九龍城砦の住人を指していた)という言葉も生まれるなど、ムーブメントは加速している。洋画離れが進む日本映画界において、同作をヒットに押し上げたものとは。■広東語映画史上歴代No.1ヒット、日本でも興行収入5億円を突破したアクション大作 映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』は、マンガの原作者として活動していた余兒氏の小説家デビュー作『九龍城砦 I 囲城』(原題:九龍城寨、2008年刊)を原作とする。1980年代、香港に密入国した青年・陳洛軍(チャン・ロッグワン)は、黒社会を仕切る大ボスから組織を追われ、無法地帯として恐れられた「九龍城砦」に辿り着く。そこで信一(ソンヤッ)、十二少(サップイーシウ)、四仔(AV/セイジャイ)らと出会い、友情を育みながら、やがて大ボスへの復讐へと動き出す――覇権を争う黒社会の男たちの闘いを描いた香港アクション大作だ。
2025/08/29