フランスで開催中の「第78回カンヌ国際映画祭」(5月13日〜24日)にて、団塚唯我監督による長編デビュー作『見はらし世代(英題:BRAND NEW LANDSCAPE』が、現地時間16日に公式上映された。800席を超えるクロワゼット劇場を満席にし、上映後には約7分間にわたってスタンディングオベーションが続くなど、観客から熱烈な称賛を浴びた。 本作は、若手映画作家育成プロジェクト「ndjc」にて短編『遠くへいきたいわ』を監督した団塚が手がけたオリジナル脚本で、今回が初の長編映画となる。出品された「監督週間」は、これまでに大島渚、北野武、黒沢清、三池崇史、諏訪敦彦、河瀬直美、橋口亮輔、西川美和といった名だたる日本人監督が名を連ねてきた部門。昨年は山中瑶子監督・河合優実主演の『ナミビアの砂漠』が話題を呼び、今回は26歳の団塚が日本人として史上最年少での出品を果たした。
2025/05/18