歌舞伎俳優の中村勘九郎が22日、都内で歌舞伎座・松竹創業百三十周年『猿若祭二月大歌舞伎』の取材会に参加した。 『猿若祭二月大歌舞伎』の昼の部では、昭和63(1988)年に銀座セゾン劇場で十八世中村勘三郎(当時五代目勘九郎)が蔦屋重三郎を演じた『きらら浮世伝』を上演。初演で脚本を書いた横内謙介が今回の歌舞伎座上演に向け新たに脚本に手を入れ、演出も手掛ける。父勘三郎さんが勘九郎時代に演じた“蔦重”こと蔦屋重三郎を勘九郎が、遊女お篠を中村七之助が務める。 勘九郎は、本作で演じる蔦重について、「摺物が好きっていうのが、1番熱くさせる蔦屋のパワーの源なんだと思います。とてもパワフルな人で頭がいい人だったんだな」と人物像を説明。
2025/01/22