各出版社で毎年誕生する話題の漫画。その作品がアニメ化となり裾野を広げ、新たな読者を獲得しヒットが続いていく…。ヒット作品の創出には漫画家の育成などが必須だが、講談社の『週刊少年マガジン』は近年、若手の活躍が目立っている。編集部で働く編集者、編集長に“新人漫画家”の成功が続く理由を聞いてみた。 『五等分の花嫁』『ブルーロック』『東京卍リベンジャーズ』…近年の週刊少年マガジンで連載された作品の多くは、どれもアニメ、舞台化などメディアミックス展開されている。特にコミックス累計4000万部を突破している『ブルーロック』の作画担当・ノ村優介氏は、同作が同誌の連載デビュー作品となっており、若手として早くも成功を収めたと言える。また、ノ村氏は『進撃の巨人』元アシスタントで、順調に作家として成長した例だろう。 現在連載中の『甘神さんちの縁結び』の作者・内藤マーシー氏も『第98回週刊少年マガジン新人漫画賞』特別奨励賞、『ジャンプルーキー!』2019年11月期ブロンズルーキー賞を受賞したのち、同作の連載をスタート。コミックス第1巻は発売即日重版で、人気を継続しながらアニメ化されるなど成功している。 新人漫画家が成功するには、編集部が一丸となって育成することが必須。それを担うのが各誌注力している新人漫画賞だ。漫画家になるためのファーストステップとして、まず思い浮かぶのは「持ち込み」だろう。「新人作家が作品を各誌の賞に投稿し、それを見た編集者が担当に付くというケースも非常に多いです。担当編集者と打ち合わせを重ねて、二人三脚で上位の賞を目指す…その繰り返しの中で実力をつけていくのが、若い新人作家の育成の基本です」と説明する。(週刊少年マガジンの担当編集)
2024/12/14