小学館は25日、刊行する『日本国語大辞典』を30年ぶりに大改訂することを発表した。『日本国語大辞典 第三版』として、2032年に完成予定となっている。 長きにわたって文化は言葉で記され、国語辞典はそれを読み解く鍵。明治・大正時代に、古典世界を見通せる堅牢で信頼できる鍵を求めて松井簡治が日本初の大型国語辞典『大日本国語辞典』を編み、小学館は、戦後、孫の松井栄一とともに新しい日本語を考えるよすがとして『日本国語大辞典』(1972年)『同 第二版』(2000年)を作り上げてきた。 そして今回、情報技術と通信手段の高度化は未曾有のテキストコミュニケーション時代をもたらしつつあるとし、国語辞典は言語の変化・研究の進展に合わせて進化し続けることが大切なことから、 初版刊行から60年・小学館110周年となる2032 年公開を目指して、改訂をスタートさせた。 『日本国語大辞典 第二版』は日本最大にして唯一の大型国語辞典。よく使われる『新選国語辞典』『現代国語例解辞典』など小型辞典の収録語数は5〜10 万語、『大辞泉』などの中型辞典はおおむね25〜30 万語が収録されており、一方で本辞書の収録語数は50万を誇る。■第三版の三つの改訂軸
2024/07/25