俳優の音尾琢真、白石和彌監督が23日、都内で行われた映画『碁盤斬り（読み：ごばんぎり）』（5月17日公開）の完成披露舞台あいさつに登壇した。

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　冒頭のあいさつで音尾は「今や白石和彌監督作品といえば、音尾琢真が出ている。セット売りになっております。本当にうれしい限り」とにやり。「ほかの現場で白石監督がいないのが当然なのですが、少し心細くなるぐらい」と話したかと思えば「今年も監督へのお歳暮を奮発したい」と音尾は宣言し、会場は爆笑だった。

　一方の白石監督は「去年、お歳暮は来てなかったような」とうそぶき、音尾を「贈ってますよ！家族が先に食べちゃったんじゃないですか？」と慌てさせていた。続けて白石監督は「京都で映画の純度の高い職人、クリエイター、このそうそうたるキャストの皆さんと一緒に作り上げた映画。本当に幸せな時間でした。その僕が感じた幸せを全部スクリーンの中に閉じ込めましたので、ぜひこの映画を見て、それを感じていただけたらと思います」と呼びかけていた。

　イベントには、草なぎ剛、清原果耶、中川大志、奥野瑛太、市村正親、斎藤工、小泉今日子、國村隼も参加した。

　本作は、あるえん罪事件によって娘と引き裂かれた男が、武士としての誇りをかけ、囲碁を武器に死闘を繰り広げるリベンジ・エンターテイメント。草なぎがえん罪におとしめられた浪人・柳田格之進役で主演し、時代劇を初めて手掛ける白石和彌監督との強力なタッグが実現した。