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横浜流星、映画『国宝』出演 吉沢亮の親友でありライバルとなる梨園の御曹司役「敬意を払って人間臭く生きる」

 俳優の横浜流星が、李相日監督の映画『国宝』(2025年公開予定)に出演することが発表された。主人公を演じる吉沢はNHK大河ドラマ『青天を衝け』(21年)で主演を務め、横浜は来年(2025年)大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』の主演が決まっている。国民的俳優の2人の共演が、映画『国宝』で実現する。

 山本周五郎賞、芥川賞という全く違うタイプの文学賞を受賞している吉田修一氏が、歌舞伎の世界を描いた同名小説(朝日文庫/朝日新聞出版)を吉沢主演で実写映画化。横浜は名門の跡取り息子として、幼い頃から芸の世界に生き、歌舞伎役者になることを運命づけられた、大垣俊介を演じる。

 舞台は、戦後から高度経済成長期の日本。任侠の家に生まれた喜久雄(吉沢)は、数奇な運命をたどり、歌舞伎役者の家に引きとられる。やがて歌舞伎役者としての才能を開花させていくのだが――。歌舞伎の世界に飛び込み、芸の道に青春を捧げ、芝居だけに生きてきた喜久雄が、その命を賭けてなお、見果てぬ夢を追い求めていく壮大な物語。 

 大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』で主人公・蔦屋重三郎を演じることが決まっている横浜は、Netflixシリーズ『新聞記者』(22 年)、映画『アキラとあきら』(22年)、映画『線は、僕を描く』(22 年)など数々の話題作に出演し、『流浪の月』(22年)では「第47回報知映画賞」助演男優賞を受賞。昨年は、『ヴィレッジ』、『春に散る』での演技が高く評価され、「第48回報知映画賞」主演男優賞を受賞した。

 真摯(しんし)に役と向き合い、常に意欲作に全身全霊で挑んできた横浜。映画『春に散る』(23年)ではボクサー役を演じるにあたり、ボクシングのプロテストにも挑戦し、見事合格して大きな話題となった。

 今作では、主人公・喜久雄(吉沢)と親友となり、ともに芸を磨いてスターダムを駆け上がる役どころを演じる。名門の血を引く俊介と、芸でのしあがる喜久雄、そのライバル関係もまた、この映画の大きなみどころとなっている。

 横浜もまた、吉沢同様これまで踊りの経験がなかったため、昨年3月よりまず、まっすぐ歩くことから稽古(けいこ)を始め、元極真空手世界チャンピオンの体幹の強さもあり、めきめきと踊りの腕をあげた。先に稽古を始めていた吉沢に追いつけ追いこせと、他の仕事の合間を縫って休むことなく日々稽古に励み、自宅での自主練習も欠かさず、歌舞伎の家に生まれた役者に見えるようにと、全身全霊を捧げてこの役に挑んでいる。

 初めて吉沢と2人で踊った昨年12月、スタッフ全員が驚くほど息のあった舞踊を見せたという横浜。撮影中のいまも空き時間を見つけては稽古に励んでいる。横浜自身も「目指す頂きは途方も無く高いですが、険しい方が自分は燃えますし、喜久雄を生きる吉沢くんと共に刺激し合い、見えない頂上を目指して一歩一歩着実に歩み、必ずたどり着いて、見たことの無い景色をこの目に焼き付けたいと思います」と熱いコメントを寄せている。

■横浜流星のコメント

 李組に再び参加できることを光栄に思います。歌舞伎の世界を生き、沢山のことを吸収して芝居を磨けたらと思っていますし、最大の敬意を持って歌舞伎役者、大垣俊介を人間臭く生きます。

 目指す頂きは途方も無く高いですが、険しい方が自分は燃えますし、喜久雄を生きる吉沢くんと共に刺激し合い、見えない頂上を目指して一歩一歩着実に歩み、必ず辿り着いて、見たことの無い景色をこの目に焼き付けたいと思います。歌舞伎の魅力を一人でも多くの方々に届けられるよう、キャストスタッフ一丸となって全力で務めますので、ご期待下さい。

■李相日(監督)

 ひとたび役が宿ると、あの長いまつ毛の下の瞳に情念が見え隠れする。『流浪の月』では嫉妬の炎がその瞳を歪ませたが、梨園の御曹司という過酷な宿命、流転の人生を背負った瞳の奥には何が立ち顕れるのか。難役であるほどに研ぎ澄まされていく横浜流星に期待しかありません。

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  1. 1. 吉沢亮、稀代の女方歌舞伎役者に 原作:吉田修一×監督:李相日『国宝』映画化
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