明治は、同社が企画・販売準備している『きのこの山 ワイヤレスイヤホン』について、商標や商品名を無断使用した製品の販売を確認したとし、4日までに同社サイトで「ご注意」を掲載した。

　『きのこの山 ワイヤレスイヤホン』は、公式X（旧ツイッター）で話題を集めた架空企画を、昨年11月に実際に商品化すると発表。公式発とあって、SNSでは「耳からきのこ！」「ほしい」「ドラえもん秘密道具みたい」などトレンド入りするなど反響を集めた。

　しかし、2月29日付で「このたび弊社は、弊社の『meiji』『きのこの山』の商標及び商品名を無断で使用した『きのこの山 ワイヤレスイヤホン』と称する製品が国内外のインターネット通信販売サイトにおいて、販売されている事実を確認しました」と説明。公式製品は3月下旬の発売予定で、「まだ販売を開始しておりません」と伝えた。

　そして「弊社が企画を公表した製品を模倣し、弊社の『meiji』『きのこの山』の商標を無断で使用しているワイヤレスイヤホンについては、弊社は一切関与しておらず、弊社とは何ら関係のないものです。弊社が今後販売する『きのこの山 ワイヤレスイヤホン』の購入を希望されるお客さまにおかれましては、当該品を弊社製品と誤って購入しないよう十分ご注意をお願い申し上げます」と呼びかけ。

　「誤って『きのこの山の形状を模したワイヤレスイヤホン』を購入された場合におかれましても弊社では一切、弊社製品との交換及び損害等の責任を負いかねますので、ご理解をお願いいたします」とし、「なお、今後、弊社の商標を無断で使用した商品、模倣品が販売されていることを確認した場合、それらの事業者に対して法的措置等、厳正な対応を講じてまいります」とつづった。