俳優のティモシー・シャラメが主演する映画『デューン 砂の惑星PART2』ワールドプレミアが、英ロンドンのレスター・スクエアで現地時間15日に開催された。サプライズでアニャ・テイラー＝ジョイが登場し、本作に出演していることが明らかになった。

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　本作のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は、惑星デューンをイメージした“砂のカーペット”が敷かれた会場について、「たくさんの情熱に包まれて感動的」と話し、「ついに初上映されるとても特別な夜なんだ。この映画は夢とデザインの映画。特別な惑星に住む少年を追いかけ、映像が持つ力を最大限楽しむことができる」と話した。

　大熱狂に迎えられたティモシーは「またここに戻って来ることができてうれしいです。夢がかないました」と感慨深げに話し、「ドゥニ監督との仕事が大好き。それに尊敬する俳優たちと共演できて本当に光栄です。この映画は映画館の大スクリーンで見るために作られたので、ぜひ劇場で観てほしいです」とメッセージを送った。

　ゼンデイヤは「こんなに才能ある素晴らしい方たちと一緒にまた登壇できるなんて名誉だし、本当にうれしい。何よりも天才ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の元で彼の作品にかかわることができて本当にラッキーだったと思う」と感謝を伝えた。そして「キャストたちが皆あまりにも素晴らしくて、毎日彼らについて行こうと必死だった。でも身近でそれを見て学ぶことができたことが何よりもうれしかった」と切磋琢磨した撮影を振り返った。さらに、「壮大で、大作映画に求められる要素が全て盛り込まれつつ、とても感動する作品でもあるのでぜひ皆さんに観て楽しんでほしい」と情熱的に語っていた。

　今作でポールの前に現れる宿敵フェイド＝ラウサを演じたオースティン・バトラーは「元々この原作や映画の大ファンだったし、今回のようなキャラクターを演じる事ができたのは本当に夢のようだった」と語り、激しいバトルシーンを繰り広げたティモシーについては「歳も近いし、すぐに打ち解けた。とても気を遣ってくれて、一生懸命なので、本当に楽しく撮影できた」と話した。そして、「ドゥニ監督の壮大なスケールだけでなく、心にも沁みる最高傑作なので、ぜひ世界中の皆さんに楽しんでほしい」とアピールしていた。

　皇帝の娘イルーランを演じたフローレンス・ピューは「本当にここにいるのが信じられないくらい感謝の気持ちでいっぱい」と興奮気味に話し、「前作が大好きだったから、今回出演することになって宝くじに当たったみたいにうれしかった。こんな寡黙で内に秘めた女性を演じたことがなかったし、ずっと憧れていた俳優たちと共演できて今でも信じられない」とコメント。「ドゥニもキャストたちも毎日自分たちのハードルを上げ続けていて、刺激的だったし楽しかった。もし映画が好きなら、映画館で観てほしいです」とメッセージを送った。

　そのほか、ポールの母レディ・ジェシカ役のレベッカ・ファーガソン、ポールの武術指南役ガーニイ・ハレック役のジョシュ・ブローリン、因縁の宿敵ハルコンネン男爵役のステラン・スカルスガルド、皇帝側に仕える謎多きレディ・フェンリング役のレア・セドゥ、砂漠の戦士の一人シシャクリ役のスエイラ・ヤクーブ、と音楽を手掛けたハンス・ジマーらが次々に登場し、会場を盛り上げた。

（写真左から）ジョシュ・ブローリン、フローレンス・ピュー、レア・セドゥ、レベッカ・ファーガソン、スエイラ・ヤクーブ、ゼンデイヤ、ティモシー・シャラメ、ステラン・スカルスガルド、オースティン・バトラー、アニャ・テイラー＝ジョイ