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『マルス-ゼロの革命-』脚本・武藤将吾×監督・平川雄一朗「みんなが知らない道枝駿佑を表現できた」

 なにわ男子道枝駿佑主演のテレビ朝日系連続ドラマ『マルス-ゼロの革命-』(毎週火曜 後9:00)の脚本を手掛ける武藤将吾と監督を務める平川雄一朗が、同ドラマの初回放送の翌日(24日)、取材に応じ、道枝の演技を絶賛した。

23日放送『マルス-ゼロの革命-』第1話より (C)テレビ朝日

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 同ドラマは、道枝演じる謎多きカリスマ転校生・美島零(ゼロ)に導かれた落ちこぼれ高校生たちが、【マルス】という動画集団を結成し、大人社会に反旗を翻していく完全オリジナルドラマ。

 脚本の武藤は、『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(2019年)、『家族ゲーム』、(13年)、映画『クローズZERO』(07年ほか)といった青春ドラマのヒット作を世に送り出し、今を生きる若者たちのエネルギー、カルチャーをすくい上げ、物語を描き出すことに定評がある。

 平川監督は、Netflixシリーズ『御手洗家、炎上する』(23年)や『義母と娘のブルース』(18年ほか)、『ROOKIES』(08年ほか)など、主にTBSで名作ドラマを多数演出してきた。

23日放送『マルス-ゼロの革命-』第1話より (C)テレビ朝日

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 企画準備段階から長い時間を経てようやく放送された第1話について、武藤は「“青春ドラマ”、というのは『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』以来でしたので、『高校生書けるかな』と思いながら書き始めたんですが、結果できたものを見てみると、これまでにあまり見たことがないようなテイストの作品になったように感じました」と手応えを感じたという。

 続けて「それは平川雄一朗監督の演出のおかげなのですが、とても僕が思っていたよりも時に軽やかに時にハードに、とメリハリのある作品になっていて、見ていてとてもうれしかったし、新鮮な気持ちになれました。実はちょっと眠かったんですけど、目がバキバキになるくらい興奮しました(笑)。僕が書いたものをスタッフ、キャスト陣が一丸となって具現化し、皆さんの熱量のおかげで、自分が思っていた以上の“マルス感”があるエネルギッシュな作品になったと思います」と大満足の様子。

 さらに、道枝が演じたゼロについて、「ゼロというキャラクターが彼(道枝)のパブリックイメージとかけ離れていたので、それをどう覆してくれるだろうと楽しみにしていたんです。彼がすごく悩みながら監督と2人で作り上げたゼロというキャラクターで、皆さんが思っている“道枝駿佑像”をひっくり返せることにワクワクしていましたし、それを確信したので、昨日のオンエアを見たときはガッツポーズしました!『みんなが知らない道枝駿佑を表現できた』と喜びを感じました」と絶賛した。

 この言葉を受けて平川監督は「実は道枝さんとクランクイン前に相撲を取ったんです。道枝さんって細いし優しそうだし…なので僕は負ける気がしなかったんですよ(笑)」と、驚きのエピソードを明かし、「撮影が始まって、日々ゼロになっていく道枝さんを見ていると、どんどんたくましくなっていて、その成長が著しいなと思うとともに、今はもう相撲を取ろうとは思わないですね(笑)。視聴者の皆さんにはそんな道枝さんの頑張りが届いて、『こんなに頑張ってるんなら、自分も頑張ろうかな」って思ってもらえたらうれしいです」と話していた。

 また、道枝を中心に【マルス】メンバーの若い役者陣について平川監督は「若いキャストたちにはとにかく『一生懸命やりなさい』と言っています。必死に役に没入し、何でもいいから爪跡を残せ、そうすればキャラクターが生きてくる、と伝えました」と話していた。

23日放送『マルス-ゼロの革命-』第1話より (C)テレビ朝日

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 同ドラマの全体の見どころについても言及し、平川監督は「武藤さんの頭の中にしかない謎を皆さんに“考察”していただきたいというところですね。至るところに伏線や謎が散りばめられているので、追いつくのが大変(笑)。自分は武藤さんに教えてもらったので、演出として1話にもたくさん伏線を埋め込んではいますが、気付く人いるかなあ…だぶん気付かないでしょうね(笑)」とにんまり。

 第1話のラストの「最期まで付き合ってもらうぞ」というゼロのせりふについて、平川監督は「どんな最後になるんだろう、と僕も思っています。皆さんもそんな風にいろんなことを感じ、考えながら見ていただけたらなと思います。それぞれのキャラクターの過去に何があったかという背景は武藤さんから聞いているのですが、この先起こる未来に関しては本当に武藤さんしかわからないので、怖いです(笑)!ゼロと國見(江口洋介)の対決にも、僕も想像していなかった過去が隠されていて…。第1話にも、そのヒントはしっかりと描かれています」と話した。

『マルス-ゼロの革命-』武藤将吾(脚本)、平川雄一朗監督 (C)テレビ朝日

『マルス-ゼロの革命-』武藤将吾(脚本)、平川雄一朗監督 (C)テレビ朝日

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 武藤は「新生【マルス】には、なぜあのメンバーが集められたのか、國見は【マルス】の映像を見て、何を思ったのか、そのあたりは後々明かされていくポイントです。初めて、演出を含めて『こういう風にやりたい』ということを演出チームにも相談させていただきました。あからさまではなく、よくよく見ると実はしっかりと撮ってもらっている“重要な表情”などがあるので、ぜひ何度も繰り返し見ていただきたいですね」と、“考察ポイント”を挙げていた。

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  1. 1. 道枝駿佑主演『マルス−ゼロの革命−』今夜開幕 若手俳優たち×江口洋介ら実力派俳優が全力の芝居合戦
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