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板垣李光人、熱演の裏に緻密な計算「バランスを考えながら」 道枝駿佑から刺激「自分も頑張んなきゃな」

 俳優の板垣李光人が出演する、テレビ朝日系連続ドラマ『マルス−ゼロの革命−』(※正しくは半角ハイフン、毎週火曜 後9:00)が、きょう23日に放送開始する。ORICON NEWSでは、主人公の謎多きカリスマ転校生・ゼロ(なにわ男子道枝駿佑)に導かれることとなる、落ちこぼれの高校生・逢沢渾一(あいざわ・こんいち)を演じる板垣に、渾一の魅力や撮影の様子を聞いた。

テレビ朝日『マルス−ゼロの革命−』に出演する板垣李光人 (C)ORICON NewS inc.

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 今作は『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』で知られる脚本家の武藤将吾氏が、3年ぶりに手掛ける完全オリジナル作品。美島零ことゼロに導かれた落ちこぼれ高校生たち7人が【マルス】という動画集団を結成し、大人社会に反旗を翻していく爽快な新感覚青春ドラマを描く。

 板垣演じる渾一の通称は“アイコン”。学校ではいじめられ、唯一の拠り所だったSNSでも居場所を失い、死のうとしていたところで、ゼロと出会う。彼の不思議な魅力に動かされ、彼に身をゆだねることを決意した“アイコン”は、やがて動画集団【マルス】で、ゼロの右腕的な存在となる。優柔不断だが、人の痛みがわかる優しい性格だ。

 内向的な渾一が「ゼロと向き合うシーン」で見せるギャップも見どころのひとつだという。ギャップを見せるため「バランスを考えながら作っていった」と語る。ゼロと向き合う前の渾一を「自分の世界を作ってこもっているので、歩き方や手振りなどの全体的な小ささを意識して、セリフも若干早めにしゃべるように意識」して演じ、ゼロとのシーンでは「声も出していますし、トーンも後半から落としています」と緻密なプランを明かした。

 第2話以降は「渾一の世界が、どんどん広がっていくのが視覚的にも見えていければよいなと思いながら演じています」と、さらなる渾一の変化への期待を高めた。

テレビ朝日『マルス−ゼロの革命−』に出演する板垣李光人 (C)ORICON NewS inc.

テレビ朝日『マルス−ゼロの革命−』に出演する板垣李光人 (C)ORICON NewS inc.

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 主人公・ゼロについては「本を読んでいても、監督のディレクションをそばで聞いていても本当に難しい役。10代特有のいろいろなものを内包していて、葛藤をしながらも、自分が考える正義や目的のために、押し殺しながら進んでいかないといけない。感情の出力のバランスも変化していきますし、本当に難しい役だと思います」と分析。演じる道枝と親交も深い板垣は「真摯に向き合って、必死に命を削りながら、作品に向き合っている姿を毎日見ていると、自分も頑張んなきゃなって思うし、刺激をもらってます」と、自らを高める存在でもあると語った。

 昨年は、NHK大河ドラマ『どうする家康』で井伊直政役を好演するなど、活躍を見せた板垣。今年も『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』、映画『陰陽師0』の公開を控える中、「タイミングや縁もありますし、出会うものやいただくものに対して、柔軟に向き合っていきたい」と力を込めた。

■板垣李光人 プロフィール
2002年1月28日生まれ。2015年NHK大河ドラマ『花燃ゆ』では幼少期の吉田寅次郎役を務めた。同枠の『青天を衝け』(21年)では“プリンス・トクガワ”徳川昭武、『どうする家康』(23年)では井伊直政を好演した。そのほか、ドラマ『仮面ライダージオウ』(18年)、映画『約束のネバーランド』(20年)、ドラマ『ここは今から倫理です。』(21年)、ドラマ『カラフラブル〜ジェンダーレス男子に愛されています。』(21年)、ドラマ『silent』(22年)、映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』(23年)など話題作に出演。『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』、映画『陰陽師0』の公開を控える。

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  • テレビ朝日『マルス−ゼロの革命−』に出演する板垣李光人 (C)ORICON NewS inc.
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