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企業の「マニュアル」軽視する傾向に“待った” 「忠実になろうとするほうが成長は早い」

 2023年のヒット書籍をランキング化した『第16回オリコン年間“本”ランキング2023』で20位。「1番売れてるマネジメント書」として注目の『とにかく仕組み化』(ダイヤモンド社)。シリーズ122万部を突破した『リーダーの仮面』『数値化の鬼』、待望の続編で、著者の安藤広大氏が、「人の上に立ち続けるための思考法」というテーマのもと、優秀なビジネスパーソンになるためのポイントをわかりやすく解説している。同書から、企業における「マニュアル」の重要さについて語った内容を、一部抜粋して紹介する。

企業の「マニュアル」軽視する傾向に“待った”(『とにかく仕組み化』ダイヤモンド社刊)

企業の「マニュアル」軽視する傾向に“待った”(『とにかく仕組み化』ダイヤモンド社刊)

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■「マニュアル」をナメていないだろうか

 いまの時代、「マニュアル」が軽視されています。書いてある通りにやることはバカにされがちです。しかし、マニュアルは、過去の苦労の結晶です。世の中にあるレシピや法則は、過去の膨大な失敗を経て、残っています。

 もちろん、それを見直すことは重要です。しかし、最初からすべてを疑い、マニュアルを軽視してしまっているのが、いまのトレンドではないでしょうか。

 いったん、その通りに、忠実になろうとするほうが、じつは成長は早いのです。

 私の会社にも、識学講師マニュアルが存在します。それに沿って、最初はロープレ(ロール・プレイング:役割演技)をしていきます。徹底的に叩き込み、トークを磨きます。それをやっていくうちに「個性」は出てきます。料理であれば、レシピ通りに作っていても、その人ならではのクセで「味」は出ます。その順番を守りましょう。

 マニュアルをナメないということです。

 書いてある通りに、「忠実に実行する人」だけが、マニュアルのすごさに遅れて気づきます。あるいは、新しい法則を発見し、マニュアルを改善できるのです。

■プロフィール
安藤広大/株式会社識学 代表取締役社長。1979年、大阪府生まれ。2002年、早稲田大学を卒業後、NTTドコモ、ジェイコムホールディングス、ジェイコム取締役営業副本部長を経験。プレイングマネジャーとして「成長しないチームの問題」に直面し悩んでいたときに「識学」に出合い、衝撃を受け、2013年に独立。識学講師として多くの企業の業績アップに貢献した。2015年、株式会社識学を設立。わずか4年あまりで上場を果たし、これまでの8年間で約4000社に識学メソッドが導入されている。著書にシリーズ122万部を突破した『リーダーの仮面』『数値化の鬼』(ともにダイヤモンド社)がある。

(本文拡張)■「人」は責めるな、「ルール」を責めろ。トップに駆け上がる人に必要な「考え方のすべて」。
『とにかく仕組み化 人の上に立ち続けるための思考法』(ダイヤモンド社)?

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  • 著者・安藤広大氏

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