お笑いコンビ・ナインティナインが、18日深夜放送のニッポン放送『ナインティナインのオールナイトニッポン』（毎週木曜　深1：00）に出演。16日に63歳で亡くなったエスパー伊東さんを追悼した。

　岡村隆史が「エスパー伊東さんが亡くなられたという…。『めちゃイケ』では年に1回、必ず出ていただいて。いろんなね。何を見せてもらったんやろうな（笑）。高速シリーズっていう技。涙流して笑うくらい、いろいろやっていただいて」と回顧。

　続けて「確実に笑いが出てくるまでやるっていう。やるけどアカンこともあるんですよ。失敗がまた、めちゃくちゃ面白い方向に転がったりすることもあるので。激辛〇〇ニコニコ食いとかあるじゃないですか？リハでなんとなくはちょっとやっているんですよ。これくらいやったらできますねってなって、本番を迎えるんですけど。本番を迎えた日は、自分でタイトル言って、そのモノが出てくるんですけど、一瞬びっくりした顔をするんですよ。それは、リハの時よりも辛いものの量が多かったりするから（笑）。軽いドッキリみたいな感じなんですけど、でも、エスパーさんは（リハの時とは違うと）言わないんですよ」とプロフェッショナルな一面を紹介した。

　岡村がさらに「必ず奇跡を起こすんよね。諦めずにやるから」との思いを打ち明けると、矢部浩之も「唯一無二の芸人さんじゃないですか？」と讃えた。

　ボストンバッグの中に入る芸や「ハイ〜ッ！」の決めぜりふで知られる伊東さんは、半身裸に黒スパッツ姿がトレードマークで、宴会芸、超能力、格闘技などをミックスした“高能力”というジャンルを確立し、1988年にデビュー。『投稿!特ホウ王国2』（日本テレビ系）『めちゃ×2イケてるッ!』（フジテレビ系）などに出演し活躍した。

　2018年12月には、股関節の状態が悪く芸を披露できないため芸能界引退を自身のブログで公表。20年2月放送のTBS系『爆報！THE　フライデー』では、生活ぶりが特集され、番組中で多発性脳梗塞発症を明らかにした。

　番組の模様は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。