俳優の舘ひろし（73）が10日、東京・国際フォーラム ホールAで行われた映画『ゴールデンカムイ』（19日公開）完成披露試写会に登場。夢だった元新撰組で鬼の副長・土方歳三役に喜びを語った。

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　舘がいつか演じてみたいと思っていたという土方歳三。しかし、歴史上では34歳で亡くなっており、「この年では無理だと思っていた」と明かす。そんな中、同作の世界観では生きている土方歳三を演じることとなり「野田先生の『ゴールデンカムイ』では、そのすばらしい発想で土方が70代で生きている世界で、この役をさせていただいて本当に幸運だったと思っています」と感激したことを話した。

　同作には、36年ぶりの共演となる木場勝己とも再会。木場は元・新撰組二番隊組長で剣の達人・永倉新八を演じており「衣装合わせの日に久しぶりにお会いして（舘を）じっと見て、生きててよかったなと思いました。新八は土方の大ファンなんですね。私は舘さんの大ファンなので、役作りになんの心配もありませんでした。なんちゃんて」と笑わせつつ、久しぶりの再会を喜んだことを明かしていた。

　今作は野田サトル氏によって『週刊ヤングジャンプ』で2014年〜22年にかけて連載された人気漫画、通称“金カム”を実写化。明治末期、日露戦争終結直後の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金を巡る一攫千金ミステリーと、厳しい大自然の中で、一癖も二癖もある魅力的なキャラクターたちによって繰り広げられる、サバイバル・バトルアクションとなっている。

　イベントにはほか、主演の山崎賢人（※崎＝たつさき）、山田杏奈、眞栄田郷敦、矢本悠馬、工藤阿須加、柳俊太郎（※柳＝旧字体）、大谷亮平、高畑充希、木場勝己、玉木宏、久保茂昭監督らも登場した。