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『おかしな刑事』伊東四朗&羽田美智子が“最後の捜査” 20年の歴史に幕「応援してくださってありがとうございました」

 俳優の伊東四朗(86)演じる刑事・鴨志田新一と、羽田美智子(55)演じるエリート警視の娘・岡崎真実という、“凸凹父娘コンビ”の活躍を描いてきたテレビ朝日系人気シリーズ『おかしな刑事』が、きょう6日放送の『おかしな刑事最終回!大千秋楽スペシャル』で20年の歴史に幕を下ろす。放送を前に、伊東からメッセージが到着した。

『おかしな刑事最終回!大千秋楽スペシャル』に出演する(左から)羽田美智子、伊東四朗(C)テレビ朝日

『おかしな刑事最終回!大千秋楽スペシャル』に出演する(左から)羽田美智子、伊東四朗(C)テレビ朝日

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 2003年8月に『土曜ワイド劇場』枠で放送された第1弾以来、同枠や『日曜ワイド』『ミステリースペシャル』枠などで放送を重ねてきた『おかしな刑事』シリーズ。父の鴨志田が捜査会議で居眠りばかりしている“所轄のヒラ刑事”で、娘の真実が“警察庁のエリート警視”という逆転父娘の軽妙なやりとりが魅力のひとつ。主演の伊東は、現役刑事役最年長を更新し続け、京都を舞台に全編撮影した『京都スペシャル』2作も含めると、最終作は通算27作目となる。

 大千秋楽スペシャルでは、鴨志田がついに定年へ。最後の出勤も終え、残すは有給休暇の消化のみ…というタイミングで、大手建設会社社長が誘拐される衝撃事件が発生する。身代金として2億円分の金のインゴットが犯人に奪われるが、実はその2億円こそ大物政治家に渡す予定のウラ金だった疑惑が浮上して…というストーリー。

『おかしな刑事』2003年(C)テレビ朝日

『おかしな刑事』2003年(C)テレビ朝日

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 鴨志田父娘の大家でもある弁護士・姉小路行人役の石井正則、鴨志田を何かと手助けしてきた弁護士・武井昭一役の正名僕蔵、東王子署刑事課係長・工藤潔役の飯田基祐、行人の“横浜の叔母さま”こと三浦由紀子役の田島令子、東王子署刑事課長・坂下純次役の小倉久寛らおなじみの豪華レギュラー陣も結集。数々のコントライブや舞台で伊東と共演してきた三宅裕司が物語のカギを握る建設会社社長・栗山喜一郎役で登場し、伊東と丁々発止の芝居合戦を見せる。このほか、栗山の息子役で吉村界人、娘役で内藤理沙、その婚約者役で黄川田雅哉が登場。団地の住人として遠藤久美子、鷲尾真知子も名を連ね、豪華キャストがフィナーレを盛り上げる。

『おかしな刑事最終回!大千秋楽スペシャル』に出演する(左から)伊東四朗、羽田美智子(C)テレビ朝日

『おかしな刑事最終回!大千秋楽スペシャル』に出演する(左から)伊東四朗、羽田美智子(C)テレビ朝日

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 伊東は「私は定年を経験していませんが、“定年”には皆さん多かれ少なかれ、ドラマがありますよね。その中でひとつ、『うんうん』ってうなずいてもらえるようなドラマを描いてもいいかなと思いました」と、鴨志田を第二の人生へと送り出す心情を告白。「私は今回の作品が最終回だということが、皆さんへのいちばんのメッセージなんだと思っています。長い間、応援してくださってありがとうございました」と感謝し、「三宅裕司と私、喜劇役者同士がどんなことをやるのか楽しみに見ていただきたいですね」とファイナル作品の見どころを語った。

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  • 『おかしな刑事最終回!大千秋楽スペシャル』に出演する(左から)羽田美智子、伊東四朗(C)テレビ朝日
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  • 『おかしな刑事』2003年(C)テレビ朝日

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