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田中泯、「一生忘れない」ダンスに 映画『PERFECT DAYS』インタビュー映像解禁
 公開中の映画『PERFECT DAYS』(公開中)に、主人公・平山(役所広司)にしか見えないホームレスを演じた、ダンサーで俳優の田中泯のロング・インタビュー動画が解禁となった。平山という生き方、俳優・役所広司について、そして映画の中で踊るということについて率直に語っている。

映画『PERFECT DAYS』(公開中)(C) 2023 MASTER MIND Ltd.

映画『PERFECT DAYS』(公開中)(C) 2023 MASTER MIND Ltd.

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 『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』などの作品で知られる、ドイツの映画監督ヴィム・ヴェンダースが、役所を主演に迎え、東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた『PERFECT DAYS』。

 主人公の平山は、東京・渋谷の公衆トイレの清掃員。東京スカイツリーがそびえ立つ押上の古いアパートでひとり暮らしをしている。その日々はきわめて規則正しく、同じことの繰り返しの中に身を置いているように見えた。ルーティンは孤独を遠ざけるものかもしれない。けれど男のそれはどこか違ってみえた。ただ黙々と日々を生きる。そんなトイレの清掃員・平山の日々をフィクションでありながらドキュメンタリーのように映し出していく。

 ルーティーンを大切しに、同じことの繰り返しの中に身を置いていうように見える平山という男を描いた本作について、田中は「人が1日1日、生きてるってことをはっきりと見せてくれている」と語る。“観客が平山を自分と照らし合わせる時間”を持つことを、田中は「社会性」と呼び、「(平山の)普通の日々の一瞬だけでも、それができちゃう」と、『PERFECT DAYS』の映像と役所の演技が持つパワーを指摘する。

 そしてその平山(役所)が魅せた、エンディングのとあるシーンについて、「顔の中から、裏側から変えている。俳優を超えた技術だと思う」と語り、自ら表現者として世界で活躍している田中ならではの深い洞察で、役所への絶賛が止まらない。

 また、本作では多くはない自らの出演シーンにも触れた田中は、ヴェンダースに「あそこで踊ってくれ」と言われた瞬間を「一生忘れない」という。しかも、ヴェンダース監督は、田中の踊りをカットをするのが惜しくて、短編『Some Body Comes into the Light』を作り上げた。

 「踊りを、踊る奴があの場所にふっと現れて、いつ行ったら…そこにいたのか分からないような描き方をするっていうのは、もう言ってみれば現実的ではない訳ですよね。で、そのことがすごくうれしかった」と、平山にしか見えないホームレスという役を得たこと、そして田中の踊りをリスペクトしているというヴェンダースの起用に対して喜びを語った。

 『PERFECT DAYS』は、世界で80以上もの国・地域で配給が決定しており、米国アカデミー賞国際長編映画賞・日本代表に選出された本作は、ショートリストに選出され、来年発表される「第96回アカデミー賞」本選ノミネート、そして受賞への期待が高まっている。

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