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映画『PERFECT DAYS』役所広司“平山”の日常を揺らす中野有紗“ニコ”&柄本時生“タカシ”の特別映像
 俳優の役所広司が「第76回カンヌ国際映画祭」で最優秀男優賞を受賞した、ヴィム・ヴェンダース監督の映画『PERFECT DAYS』(公開中)より、役所演じる平山の姪ニコ(中野有紗)と、トイレ清掃の仕事の同僚タカシ(柄本時生)の特別映像が解禁となった。

映画『PERFECT DAYS』(公開中)(C) 2023 MASTER MIND Ltd.

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 本作は、東京・渋谷の公共トイレ清掃員の日々を描いた物語。その日々はきわめて規則正しく、同じことの繰り返しのなかに身を置いているように見えるが、同じようでありながら同じではない日々の小さな揺らぎを丁寧に描いている。

 東京スカイツリーが間近に見える押上の古いアパートで一人暮らしをしている平山。ある日、突然、訪ねてきて、まるで風のように彼の日々を揺らす人物が、家出をしてきた姪だった。

 「おじさん」。おどろいて「ニコ?」と返す平山。夕暮れの中並んで自転車を漕ぐ。ニコは緩やかに流れる川を見つめて、「ここ、ずっと行ったら海?行く?」と独り言のようにつぶやく。平山は「今度ね」と答えるが、ニコは「今度っていつ?」と笑顔で聞き返す。そしてシーンは変わり、車の中でニコと話ながら、心からの笑顔があふれ出す平山。じぶんがこんな顔をするなんて。そしてまた、同じようでありながら同じではない1日がはじまる。

 平山の前に久しぶりに現れる姪という、どこか思春期独特の雰囲気のあるキャスティングが必要だったと、共同脚本・プロデュースの高崎卓馬は語る。抜てきされた中野は映画初出演。世界的映画監督のヴィム・ヴェンダースと、役所をはじめそうそうたるキャストに囲まれながらも、ニコという役を瑞々しく演じ切った。

 カンヌ映画祭にも参加した中野は、2300人以上を収容できる会場で約10分に渡るスタンディングオベーションを経験し、「どういう反応がくるのかなと不安だったけど、きっと感じるものがあるんじゃないかという望みはあった。拍手と喝采を感じた時にそれが確信に変わりました」と堂々とコメントを残していた。

映画『PERFECT DAYS』(公開中)(C) 2023 MASTER MIND Ltd.

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 一方、平山の同僚、タカシ役は、高崎がベルリンで柄本の写真をヴェンダースに見せたことをきっかけに決定した。平山と対照的でチャランポランな男がいいと話し合いながら、写真の柄本をみて、「タカシがいた!」とうれしそうにヴェンダースが叫んだという。

 解禁となった特別映像では、「平山さんって、結婚していないすよね?その歳でひとりで寂しくないんすか」とズケズケとものを言う。一方で「金がないと恋もできないなんて、なんなんすか俺」と、下北沢の中古レコード店でカセットテープを手に不満を吐き出すタカシ。そんなタカシのことを平山はなぜか嫌いになれないようだ。タカシに振り回された1日が終わり、寝て、起きて、また1日が始まる。

 10月に開催された「第36回東京国際映画祭」のオープニングに、監督やほかのキャストと和やかに登場した柄本。「(タカシは)わかりやすく、憎めない人間性がある。僕はそれをどう見つけられるかなと思いながら、楽しく演じさせていただきました」と振り返り、ヴェンダース作品に出演した喜びを語っていた。

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