歌舞伎俳優の市川團十郎白猿(46)、市川新之助(10)が25日、都内で行われた『市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台 二月御園座大歌舞伎』の合同取材会に参加した。
昨年10月31日の初舞台から約1年が経過。新之助と呼ばれることに慣れたか問われると新之助は「新之助と呼ばれることが、あまりなく。まだあまり実感はないのかなと思います」と率直に明かす。一方で「サインをたまに練習するんですけど、そういう時は『新之助だな』と思う時があります」と明かした。同日に襲名した團十郎は「私もあまり実感はない」と同調しながらも「同じで。サインを書いた時に團十郎と書くので『團十郎なんだな』と思います」と笑わせた。
それでも、團十郎は「1年前の自分と今の自分を多少比較してみますと、少し團十郎という名前に慣れてきたのかな、と。去年の11月12月に歌舞伎座で興行をさせていただいて、博多、旅巡業、顔見世が終わってみて、少しずつまだ海老の殻のついている團十郎なんですけど『團十郎なのかもしれないな』というふうに自分でも思うところが出てきた」と思いを語る。そして「周りも『團十郎さん』と呼ぶようになってきた。前まで会見でも『海老蔵さん』と言われていたんですけど(笑)。どっちでもいいなと思いながら、ちょっよずつ團十郎になっている実感はあります。ですから荷が重いです」と口にした。
また、父から見て新之助の1年の成長も語る。「一言で言うと、目覚ましく進歩した。やはり『外郎売』というものを引っさげて、1年間各地で披露してきた結果、顔見世の特にきのうの『外郎売』は積み重ねてきた日々が実となって、お客様にも通じるような芸風に少しずつ少しずつなってきている」としみじみ。
さらに「本人もやる気がある。だからと言って私は、ああだこうだと言わないタイプ。環境を作って見守って、さらなる大きな御園座で『外郎売』がよりよくなるようにと思います」と期待したが「あまりプレッシャー掛けすぎると感じちゃう(笑)。伸びやかに修正点を注文しながら、また1歩階段を登ってもらいたい」と温かい口調で話していた。
襲名狂言で、團十郎が昼の部で「吉野山」の佐藤忠信実は源九郎狐を、夜の部で歌舞伎十八番の内「勧進帳」の武蔵坊弁慶を勤める。御園座初出演となる新之助は、初舞台狂言として『外郎売』の外郎売実は曽我五郎を勤める。
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昨年10月31日の初舞台から約1年が経過。新之助と呼ばれることに慣れたか問われると新之助は「新之助と呼ばれることが、あまりなく。まだあまり実感はないのかなと思います」と率直に明かす。一方で「サインをたまに練習するんですけど、そういう時は『新之助だな』と思う時があります」と明かした。同日に襲名した團十郎は「私もあまり実感はない」と同調しながらも「同じで。サインを書いた時に團十郎と書くので『團十郎なんだな』と思います」と笑わせた。
それでも、團十郎は「1年前の自分と今の自分を多少比較してみますと、少し團十郎という名前に慣れてきたのかな、と。去年の11月12月に歌舞伎座で興行をさせていただいて、博多、旅巡業、顔見世が終わってみて、少しずつまだ海老の殻のついている團十郎なんですけど『團十郎なのかもしれないな』というふうに自分でも思うところが出てきた」と思いを語る。そして「周りも『團十郎さん』と呼ぶようになってきた。前まで会見でも『海老蔵さん』と言われていたんですけど(笑)。どっちでもいいなと思いながら、ちょっよずつ團十郎になっている実感はあります。ですから荷が重いです」と口にした。
また、父から見て新之助の1年の成長も語る。「一言で言うと、目覚ましく進歩した。やはり『外郎売』というものを引っさげて、1年間各地で披露してきた結果、顔見世の特にきのうの『外郎売』は積み重ねてきた日々が実となって、お客様にも通じるような芸風に少しずつ少しずつなってきている」としみじみ。
さらに「本人もやる気がある。だからと言って私は、ああだこうだと言わないタイプ。環境を作って見守って、さらなる大きな御園座で『外郎売』がよりよくなるようにと思います」と期待したが「あまりプレッシャー掛けすぎると感じちゃう(笑)。伸びやかに修正点を注文しながら、また1歩階段を登ってもらいたい」と温かい口調で話していた。
襲名狂言で、團十郎が昼の部で「吉野山」の佐藤忠信実は源九郎狐を、夜の部で歌舞伎十八番の内「勧進帳」の武蔵坊弁慶を勤める。御園座初出演となる新之助は、初舞台狂言として『外郎売』の外郎売実は曽我五郎を勤める。
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2023/12/25