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浜野謙太、不倫の末に火事で焼け死んだ怨霊役 東京03・豊本明長は亡き妻の怨霊に呪われる男に

 お笑いコンビ・シソンヌじろうが主演を務めるフジテレビのドラマ『心霊内科医 稲生知性2』が、26日から4夜連続で放送される(※関東ローカル)。26日放送の第1夜ゲストに、お笑いトリオ東京03豊本明長、27日放送の第2夜ゲストに浜野謙太が出演することが15日、決定した。

ドラマ『心霊内科医 稲生知性2』に出演する(左から)浜野謙太、じろう(シソンヌ)(C)フジテレビ

ドラマ『心霊内科医 稲生知性2』に出演する(左から)浜野謙太、じろう(シソンヌ)(C)フジテレビ

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 同作は、今年3月に4夜連続で放送されたドラマ『心霊内科医 稲生知性』のセカンドシーズン。じろう演じるクールだがどこか抜けている、怨霊が見える“心霊内科医”稲生知性(いなお・ちせい)が、人間と怨霊のどちらが嘘(うそ)をついているのか、真実を読み解いていく中でどんでん返しが毎回起きるストーリー展開が話題となった。

 会社員の関口渉(豊本)は半年前、妻・彩佳を病気で亡くしてから、身体が異変に見舞われた。吐き気、めまい、そして異様な息苦しさ。いくつかの病院を受診したが、原因は全く見付け出せなかった。さらに数週間前から、死んだ妻・彩佳の幽霊を見るようになった。最初は夢枕に立ち、そのうち鏡の中やガラスなど、所かまわず写り込むようになった。関口は精神を病んだと考え、中岡俊子(伊勢佳世)のクリニックを訪れたが、中岡は霊障の疑いがあるとみて稲生のクリニックに連れてきた。

ドラマ『心霊内科医 稲生知性2』に出演する(左から)じろう(シソンヌ)、豊本明長(東京03)(C)フジテレビ

ドラマ『心霊内科医 稲生知性2』に出演する(左から)じろう(シソンヌ)、豊本明長(東京03)(C)フジテレビ

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 「では診察を始めます」精神を集中し、眼を一度閉じ、開ける稲生。すると関口の背後に顔色の悪い女の怨霊が現れた。恨みがましさをたたえた双眸(そうぼう)を暗く光らせている。「君は誰だ?」怨霊は関口の妻・彩佳だと名乗った。稲生が女の怨霊のことを告げると、関口は恐怖に震えだした。「なんで彩佳が…」すると彩佳の怨霊が叫んだ。「おまえに毒を盛られ、殺されたからだ!」。彩佳の怨霊は、夫である関口が毎日少量の毒を自分に飲ませ、病気に見せかけて殺した、と訴えるが、関口は否定する。「彩佳は病気で死んだんです。死亡診断書も持っています!」。

 しかし彩佳の怨霊は譲らない。その瞬間、関口は首を押さえ、悲鳴を上げた。彩佳の怨霊が関口の首を鬼の形相で締め上げていたのだ。関口は子供のように泣き叫ぶ。「助けてくれ…」。稲生は一旦怨霊を消すべく、ブラインドを開けようと窓際へ近付く。その刹那、稲生は彩佳以外の怨霊の気配を感じたが、ブラインドから光が差し込むと、怨霊の気配は全て消えた。関口は苦しみからは解放されたが、涙を流していた。「なんでこんなことを…俺は本当にしていたのに…」。そして、2回目の診察で新たな展開が起きる。関口の背後には変わらず彩佳の怨霊が立っていたが、その後ろ、診察室の端にはもう1人の女の怨霊がうずくまっていた。

ドラマ『心霊内科医 稲生知性2』に出演する(左から)豊本明長(東京03)、平田敦子(C)フジテレビ

ドラマ『心霊内科医 稲生知性2』に出演する(左から)豊本明長(東京03)、平田敦子(C)フジテレビ

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 フリーのWEBライターをしている藤木七海は3ヶ月ほど前から、理由もなく腕や足が赤く腫れる現象に悩んでいた。それはまるで火傷(やけど)のように熱く、痛みを伴う。皮膚科を回ったが、理由は全く見付からない。そして1ヶ月ほど前から、心霊写真を撮ってしまうようになった。七海がスマホで撮った写真が “心霊写真”化してしまうのである。

 レンズを向けた自分の背後や風景の片隅に、得体のしれない黒い影のような男が写り込む。男は全身が黒く汚れていて、眼だけが白く見開かれていた。ある皮膚科で精神的なものではと指摘され、七海は中岡のクリニックを訪ね、霊障と判断した中岡が稲生の元に連れてきたのだ。「では診察を始めます」。稲生が眼を閉じ、開けると、背後に心霊写真に写っていた男と同ように黒く煤(すす)けた顔の怨霊が出現した。男の肌はまるで炭のような汚れに覆われており、所々赤くただれていた。

 「おまえは誰だ」。稲生が聞くと、男は、篠田正紀(浜野)だと答えた。「俺は、3ヶ月前にこの世を去るまで七海と不倫していた」。稲生が、篠田と不倫していたのかと聞くと、七海はこう答えた。「確かに1年前までは正紀と付き合っていたけど、奥さんがいるって分かってからは、別れました。だけど正紀は別れたくないと言ってストーカーになったから私は逃げた。だから、正紀が今、死んでようが、生きてようが、私にはもう関係ない事なんです!」。

 すると篠田の怨霊は怒りに顔を歪ませ、七海の両腕を掴んだ。すると七海の額から汗が噴き出した。「熱い!痛い!」。七海を掴む手に力を込めながら、篠田の怨霊は言った。「俺は3ヶ月前、自宅に放火され、生きながら火事で焼かれて死んだ」。篠田の自宅に火を付けた放火犯はまだ見つかっていないという。「俺が味わった苦しみを味あわせてやりたい。俺の家に火を付けたのは、この嘘つき女だからだ」 七海は苦しみながらも必死で否定する。「私は放火なんてしていない…見たの?私が火を付けたところを…」。誰が嘘を吐いているのか。人間と怨霊の攻防が始まる。

■各コメント
豊本明長(東京03)
「お笑いじゃない現場でのシソンヌのじろう君と一緒で嬉しかったですし、撮影中は、ホラー特有の撮り方が新鮮でした。そしてなによりストーリー展開に驚いたり、個人的に気持ちが忙しい現場でした。結果どんな仕上がりになるのか、オンエアが楽しみです」

浜野謙太
「演じる役の気持ちや状態にどうにかしてアプローチするというのをドラマの仕事においては楽しんでやるのですが、怨霊の気持ちというのは本当に謎すぎました。ただ、監督が歌舞伎の定型としてたまにある構図なのだとおっしゃっていてそれが妙に腑(ふ)に落ち、篠田に乗っ取られたような感じで不思議な感覚を楽しめました」

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