2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の水上ショーのタイトルが「アオと夜の虹のパレード」に決定した。サントリーホールディングス株式会社とダイキン工業株式会社の2社による出展で、水、空気、光、炎、映像、そして音楽を駆使して、生命の物語を壮大なスケールで描くスペクタクルショーとなっている。 万博を象徴するエリア「ウォータープラザ」で、万博会期中は毎日、日没後に開催される予定。タイトルにある「アオ」は物語の主人公の子どもの名で、「水」と「空気」それぞれに共通するイメージの「青」から来ている。また、「夜の虹」とは、空気中の水分量が豊かで、かつ明るい月が出る夜に虹が見られる、稀に観測される自然現象のこと。幅は約200メートル、奥行きは約60メートル、ショーエリア 面積は約8800平米の巨大な舞台空間となり、 舞台の中心には、水のスクリーンを作り出すモニュメント「ウォーター カスケード」が建設される。 約300基の噴水、照明やレーザーなど、さまざまな演出装置が設置される予定。 開催は2025年4月13日(日)〜10月13日(月)を予定。制作にはTOKYO2020パラリンピック開会式「PARAde of ATHLETES」で、カラフルなプロジェクションマッピングの演出を手がけた田中直基さん、2023年Newsweek誌「世界が尊敬する日本人 100人」にも選出され、国内外で幅広く活動する作編曲家/音楽プロデューサーの菅野よう子さん、20年以上にわたり世界的なイベントやショーを企画開催してきたフランスの制作会社ECA2などが参画している。