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【RIZIN】安保瑠輝也が語る“悪友”平本蓮への複雑な本音「MMAのキッカケは感謝だけど、アイツは100%手のひら返す」
大みそかに行われる『RIZIN.45』（さいたまスーパーアリーナ）で、いきなりのMMAデビューが決まり、大きな話題を呼んだ安保瑠輝也（28）。当初は木村“フィリップ”ミノル（30）とのキックルールの試合が発表されたが、木村のドーピング違反の再検査も「陽性」だったため消滅。大会3週間前に対戦相手が久保優太（36）に変更となり、ルールもMMAとなった。
今年5月のRIZIN初参戦時の会見では「MMAは床でゴロゴロしててつまんない。俺がキックルールの面白さを見せる」と豪語し、多くの批判を集めた安保は、なぜ短期間のMMAのオファーを受けたのか。ORICON NEWSでは、一気に大みそかの主役候補に名乗りを上げた“義理人情の男”にインタビューを敢行。その背景には“腐れ縁の悪友”平本蓮の存在があった。
■いきなりのMMA初挑戦も「度胸さえ決めれば久保優太に負けることはない」
――大みそか大会でのMMA挑戦は発表直後から大きな話題となっていますが、改めてMMAへの思いを教えてください。
安保 正直ね、マジで思いはないんですよ（笑）。少し前に平本から「たまには飲もうよ」って誘われて、アイツは普段SNSで俺のことをピーチクパーチクうるさいから「会ってもしゃあないやん」ってずっと思ってたんです。でも、そのときは「まあ会ってみてもいいかな」って感じで行ったら、カメラで隠し撮りされてて、榊原社長がサプライズで出てくる動画の新企画みたいなやつで、いきなり「安保、MMAやるよね」って言われて。お酒も飲んでたので「じゃあやるか」と。まあ、久保優太っていう相手とキックでやったら圧倒的に俺が勝ってしまうので、MMAじゃないと勝負論が出てこないし、大みそかの祭りだから乗ってみるのもアリかなと思って、ふわっと答えてたらガチで決まっちゃった（笑）。だから、MMAに対する思いとかは、正直なところ今はまだ本当にないです。
――対戦相手が久保選手だったから、MMAでやってみようかと。
安保 久保選手はK-1のチャンピオンだったから、キックルールで見たいファンもいると思ったんですけど、男に二言はないと。まあ、平本と榊原社長の圧を受けて、最初は追い込まれての決断でしたけど、今は追い込まれてないです。なぜなら、俺が必ず勝つから。
――床でゴロゴロはさせない？
安保 させるつもりはないですね。してきたら、リアネイキッドチョークを極めます。どんな技か知らないけど（笑）。イメージ的に首を取るのかな。だから、戦略も作戦も何もないし、MMAをナメるなと言われたら「すみません、ナメてます」としか言いようがないです。でも、俺は絶対に勝ってやろうと思ってますから。
――大みそか大会に初参戦ですが、3年前にはSNSで大みそかに戦えない悔しさを明かしていました。（https://twitter.com/anpo_rukiya/status/1344199882291044352）
安保 3年前の俺はK-1ファイターだったけど、当時は“他の団体について触れてはいけない”みたいな風潮があったんです。今はだいぶ緩和されたと思うけど、そういう空気感がすごくイヤで、俺も目立ってる大みそかに出たいし、それを言わないと自分が自分じゃいられなくなるって感じて。K-1ではトップを走ってる時期もあったけど、年下の平本とか同世代の選手たちがすごい輝かしい舞台で声援を受けている姿を見て、「悔しい、俺も出たい」という気持ちをハッキリ書きました。それから3年かかりましたけど、実現できて本当に良かったと思います。
――初めてのMMAへの不安はありますか？
安保 不安はないけど……、とにかく度胸やなと。度胸さえ決めれば久保優太に負けることはないので。
■「“安保瑠輝也”という存在が自分でもわからないけど、自分が自分のファンですね」
――ファンを集めた公開形式の記者会見で、安保選手のMMAでの試合が発表されると一際大きな声援が起こりました。
安保 俺が思ったのは、「朝倉未来選手に興味なくなった」とか「MMAは床でゴロゴロしてつまんない」とか「俺の試合が一番面白い」って発言して反感を買うけど、なんやかんや俺の試合って面白いし、どう考えても格闘家として“華”があるんですよ。それは自分でもわかってて、俺のことを嫌いなファンも好きなファンもいてくれるけど、「めっちゃコイツ面白い」って見てくれてる人もたくさんいる。K-1やめてBreakingDownに行って、ラップやって、MMA団体のRIZINに行って「MMAつまんない」とか言って。いろいろ目が離せないことをやってきた集大成じゃないけど、それが会見で発表されて「やっぱコイツ面白い！」って思ってくれたから、みんな湧いてくれたのかな。
――安保選手の試合はRIZINのYouTubeでも再生数が多いですが、一方で初戦のブアカーオ・バンチャメーク選手との試合も、2戦目の宇佐美正パトリック選手との試合も、KO宣言しながら実行できませんでした。今回こそは……。
安保 だからリアネイキッドチョークで一本勝ちですよ（笑）。三度目の正直ですよ、二度あることは三度あるじゃなくてね。
――ファンの中では「来年から本格的にMMA転向？」と気の早い声もありますが？
安保 けっこう聞かれるんですけど、マジで目の前のことに必死過ぎて考えていないです。今は久保選手との試合があるし、（SNSでバトルしている）スダリオ剛とも勝負せなダメだと思ってるんで、来年にどうなってるか自分でも全く想像できないんですよ。1年前に今の姿も想像できてなかったですし。目の前のことに度胸を振り絞ってやっていて、このままやりきった先に見えてくるものがあるんじゃないかと思ってるので、今はこの道を突き進んでいきます。
――自分自身でも楽しみですか？
安保 “安保瑠輝也”という存在が自分でもわかんなくなってます（笑）。お前はどこまで行ける男なんだ、コイツおもろいなって自分が自分のファンですね。スダリオとバチバチの喧嘩するのもおもろいでしょ？ 正直なことを言うと別にやりたくはないけど、売られた喧嘩だし、俺はアイツが格闘家のなかで一番嫌いです。自分より50キロも下の選手を捕まえて、ピーチクパーチク言って、「ジムに行くぞ」って脅してきて、そんなら不良になっとけって。格闘家の風上にも置けないですよ。アイツは自分より小さい人をニワトリっていうんですけど、俺はニワトリ代表でやったると。今は久保選手とスダリオの2つに熱い気持ちを持ってるんで、絶対にやり切りますよ。
――アンチも多いですが、ファンの風向きが安保選手を後押ししているように感じます。
安保 自分もすごく感じていて、本当にうれしいです。ファンクラブも出来て、たくさんの応援メッセージをいただくし、俺が良くないことをしたら叱ってくれる人もいる。俺はアイドルじゃなくてファイターなので、自分らしさ全開で隠し事なんかなくさらけ出します。
――平本選手には“ある人数”をさらされましたが……。
安保 それについては、過去の人たちに迷惑がかかっちゃうので、特定するのはやめて（笑）。俺は何を言われてもいいですよ、チ◯ポ瑠輝也とか何でも言ってください。
■平本蓮vs.YA-MANは「ヤバい試合になる。YA-MANが野生のライオンの目だった」
――平本選手とは、本当は仲が良いんですか？
安保 別に仲良くはないですけど、アイツと今こうして一緒に戦えていることにうれしい気持ちもあります。それこそ今回のMMAをやるに当たって背中を押されたというか、俺からしたら崖から突き落とされた感じですけど（笑）、その先に道があると感じたんです。MMAを決める前にLINEで「お前どうすんの？MMAルールでやんの？」って聞かれて、「正直ホンマに迷ってる」って返したら、「ここは絶対にやろうよ。ここで行ったら男だよ」って。それに「安保が久保優太に勝てると思う理由」って長文で送ってくれて。年下のくせに「お前」呼ばわりは気になりつつも（笑）、今は“休戦中”ってことでいいじゃないですか。まあ、絶対いつかは手のひらを返すことはわかってるし、俺もそこまで甘くないけど、そのときにはMMAファイターになってるので「MMAで決着をつけようぜ」となりますよ。今まではMMAで挑発されても俺がレスできなかったけど、次にそうなったらもう逃さないよと。
――その平本選手は、大みそかでYA-MAN選手との試合が決定しました。
安保 マジでめちゃめちゃ面白いなと思ってます。この取材場所に来る時にYA-MANとすれ違ったけどすごいピリついてて、俺がニコッとしたのにシカトしやがって（笑）。会見で平本とフェイスオフしたときのYA-MANの顔を見てみたら、動物園じゃなくてドキュメンタリーで見る野生のライオンの目をしてましたね。それを見た瞬間に「うわ、これはヤバい試合になるな。YA-MANは本気だな」と。俺も以前に平本に対して「街で会ったらカチ◯したる」って時期があったけど、YA-MANはリアルタイムでそう思ってて試合で決着をつけるんだから、それは面白いなでしょ。俺は自分のことばっかり考えるので人の試合を楽しみにすることってないんですけど、これはなかなかスゴいなと思いますね。
――試合はバチバチの殴り合いになると思いますか？
安保 なるやろうし、もう喧嘩でしょ。ガチのビーフ（ラップ用語で煽り合いのバトル）なんでね、楽しみです。それに、この試合の結果で俺の来年の流れも変わってくる気もします。でも、今は目の前の試合に集中して、試合まで残り時間は少ないけど勝って乗り切るしかないっていう状況です。
――この状況をとても楽しんでいますね。
安保 さっきも言ったように、俺が俺のファンなので。「お前これを乗り越えられるか？」って自分自身を楽しみたいし、乗り越えられる自信もあります。ただ、一つ言っておきたいのが、俺のMMA挑戦で盛り上がってくれるのはありがたいけど「安保はMMAをやったから男だ」って思ってほしくない。格闘技は結果が全てなので、勝者がすべてを手に入れて敗者はすべてを失う。ここに格闘技の魅力を感じているので、挑戦しただけで称賛するんじゃなくて、俺が勝った時に初めて今の称賛を倍にしてほしい。俺は絶対に勝つので。
●『RIZIN.45』対戦カード
・バンタム級タイトルマッチ
フアン・アーチュレッタ vs. 朝倉海
・フライ級タイトルマッチ
堀口恭司 vs. 神龍誠
・フェザー級
クレベル・コイケ vs. 斎藤裕
・フライ級
扇久保博正 vs. ジョン・ドッドソン
・バンタム級
太田忍 vs. 芦澤竜誠
・ヘビー級
スダリオ剛 vs. 上田幹雄
・スーパーアトム級
伊澤星花 vs. 山本美憂
・65キロ級（5分2ラウンド）
皇治 vs. 三浦孝太
・フェザー級
弥益ドミネーター聡志 vs. 新居すぐる
・ウェルター級
イゴール・タナベ vs. 安西信昌
・フェザー級
平本蓮 vs. YA-MAN
・70キロ級（5分2ラウンド）
安保瑠輝也 vs. 久保優太
・60キロ級キックルール（OFG）
篠塚辰樹 vs. 冨澤大智
・バンタム級
平本丈 vs. YUSHI
◆会場チケット発売中
PPVはABEMA、U-NEXT、RIZIN 100 CLUB、RIZIN LIVEにて
★ORICON NEWS『RIZIN.45』特集ページ
最新ニュース、選手インタビュー、会見動画、対戦カード、そして豪華プレゼントなど、大会に関するさまざまな情報を特集ページで公開中！
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
今年5月のRIZIN初参戦時の会見では「MMAは床でゴロゴロしててつまんない。俺がキックルールの面白さを見せる」と豪語し、多くの批判を集めた安保は、なぜ短期間のMMAのオファーを受けたのか。ORICON NEWSでは、一気に大みそかの主役候補に名乗りを上げた“義理人情の男”にインタビューを敢行。その背景には“腐れ縁の悪友”平本蓮の存在があった。
■いきなりのMMA初挑戦も「度胸さえ決めれば久保優太に負けることはない」
――大みそか大会でのMMA挑戦は発表直後から大きな話題となっていますが、改めてMMAへの思いを教えてください。
安保 正直ね、マジで思いはないんですよ（笑）。少し前に平本から「たまには飲もうよ」って誘われて、アイツは普段SNSで俺のことをピーチクパーチクうるさいから「会ってもしゃあないやん」ってずっと思ってたんです。でも、そのときは「まあ会ってみてもいいかな」って感じで行ったら、カメラで隠し撮りされてて、榊原社長がサプライズで出てくる動画の新企画みたいなやつで、いきなり「安保、MMAやるよね」って言われて。お酒も飲んでたので「じゃあやるか」と。まあ、久保優太っていう相手とキックでやったら圧倒的に俺が勝ってしまうので、MMAじゃないと勝負論が出てこないし、大みそかの祭りだから乗ってみるのもアリかなと思って、ふわっと答えてたらガチで決まっちゃった（笑）。だから、MMAに対する思いとかは、正直なところ今はまだ本当にないです。
――対戦相手が久保選手だったから、MMAでやってみようかと。
安保 久保選手はK-1のチャンピオンだったから、キックルールで見たいファンもいると思ったんですけど、男に二言はないと。まあ、平本と榊原社長の圧を受けて、最初は追い込まれての決断でしたけど、今は追い込まれてないです。なぜなら、俺が必ず勝つから。
――床でゴロゴロはさせない？
安保 させるつもりはないですね。してきたら、リアネイキッドチョークを極めます。どんな技か知らないけど（笑）。イメージ的に首を取るのかな。だから、戦略も作戦も何もないし、MMAをナメるなと言われたら「すみません、ナメてます」としか言いようがないです。でも、俺は絶対に勝ってやろうと思ってますから。
――大みそか大会に初参戦ですが、3年前にはSNSで大みそかに戦えない悔しさを明かしていました。（https://twitter.com/anpo_rukiya/status/1344199882291044352）
安保 3年前の俺はK-1ファイターだったけど、当時は“他の団体について触れてはいけない”みたいな風潮があったんです。今はだいぶ緩和されたと思うけど、そういう空気感がすごくイヤで、俺も目立ってる大みそかに出たいし、それを言わないと自分が自分じゃいられなくなるって感じて。K-1ではトップを走ってる時期もあったけど、年下の平本とか同世代の選手たちがすごい輝かしい舞台で声援を受けている姿を見て、「悔しい、俺も出たい」という気持ちをハッキリ書きました。それから3年かかりましたけど、実現できて本当に良かったと思います。
――初めてのMMAへの不安はありますか？
安保 不安はないけど……、とにかく度胸やなと。度胸さえ決めれば久保優太に負けることはないので。
■「“安保瑠輝也”という存在が自分でもわからないけど、自分が自分のファンですね」
――ファンを集めた公開形式の記者会見で、安保選手のMMAでの試合が発表されると一際大きな声援が起こりました。
安保 俺が思ったのは、「朝倉未来選手に興味なくなった」とか「MMAは床でゴロゴロしてつまんない」とか「俺の試合が一番面白い」って発言して反感を買うけど、なんやかんや俺の試合って面白いし、どう考えても格闘家として“華”があるんですよ。それは自分でもわかってて、俺のことを嫌いなファンも好きなファンもいてくれるけど、「めっちゃコイツ面白い」って見てくれてる人もたくさんいる。K-1やめてBreakingDownに行って、ラップやって、MMA団体のRIZINに行って「MMAつまんない」とか言って。いろいろ目が離せないことをやってきた集大成じゃないけど、それが会見で発表されて「やっぱコイツ面白い！」って思ってくれたから、みんな湧いてくれたのかな。
――安保選手の試合はRIZINのYouTubeでも再生数が多いですが、一方で初戦のブアカーオ・バンチャメーク選手との試合も、2戦目の宇佐美正パトリック選手との試合も、KO宣言しながら実行できませんでした。今回こそは……。
安保 だからリアネイキッドチョークで一本勝ちですよ（笑）。三度目の正直ですよ、二度あることは三度あるじゃなくてね。
――ファンの中では「来年から本格的にMMA転向？」と気の早い声もありますが？
安保 けっこう聞かれるんですけど、マジで目の前のことに必死過ぎて考えていないです。今は久保選手との試合があるし、（SNSでバトルしている）スダリオ剛とも勝負せなダメだと思ってるんで、来年にどうなってるか自分でも全く想像できないんですよ。1年前に今の姿も想像できてなかったですし。目の前のことに度胸を振り絞ってやっていて、このままやりきった先に見えてくるものがあるんじゃないかと思ってるので、今はこの道を突き進んでいきます。
――自分自身でも楽しみですか？
安保 “安保瑠輝也”という存在が自分でもわかんなくなってます（笑）。お前はどこまで行ける男なんだ、コイツおもろいなって自分が自分のファンですね。スダリオとバチバチの喧嘩するのもおもろいでしょ？ 正直なことを言うと別にやりたくはないけど、売られた喧嘩だし、俺はアイツが格闘家のなかで一番嫌いです。自分より50キロも下の選手を捕まえて、ピーチクパーチク言って、「ジムに行くぞ」って脅してきて、そんなら不良になっとけって。格闘家の風上にも置けないですよ。アイツは自分より小さい人をニワトリっていうんですけど、俺はニワトリ代表でやったると。今は久保選手とスダリオの2つに熱い気持ちを持ってるんで、絶対にやり切りますよ。
――アンチも多いですが、ファンの風向きが安保選手を後押ししているように感じます。
安保 自分もすごく感じていて、本当にうれしいです。ファンクラブも出来て、たくさんの応援メッセージをいただくし、俺が良くないことをしたら叱ってくれる人もいる。俺はアイドルじゃなくてファイターなので、自分らしさ全開で隠し事なんかなくさらけ出します。
――平本選手には“ある人数”をさらされましたが……。
安保 それについては、過去の人たちに迷惑がかかっちゃうので、特定するのはやめて（笑）。俺は何を言われてもいいですよ、チ◯ポ瑠輝也とか何でも言ってください。
■平本蓮vs.YA-MANは「ヤバい試合になる。YA-MANが野生のライオンの目だった」
――平本選手とは、本当は仲が良いんですか？
安保 別に仲良くはないですけど、アイツと今こうして一緒に戦えていることにうれしい気持ちもあります。それこそ今回のMMAをやるに当たって背中を押されたというか、俺からしたら崖から突き落とされた感じですけど（笑）、その先に道があると感じたんです。MMAを決める前にLINEで「お前どうすんの？MMAルールでやんの？」って聞かれて、「正直ホンマに迷ってる」って返したら、「ここは絶対にやろうよ。ここで行ったら男だよ」って。それに「安保が久保優太に勝てると思う理由」って長文で送ってくれて。年下のくせに「お前」呼ばわりは気になりつつも（笑）、今は“休戦中”ってことでいいじゃないですか。まあ、絶対いつかは手のひらを返すことはわかってるし、俺もそこまで甘くないけど、そのときにはMMAファイターになってるので「MMAで決着をつけようぜ」となりますよ。今まではMMAで挑発されても俺がレスできなかったけど、次にそうなったらもう逃さないよと。
――その平本選手は、大みそかでYA-MAN選手との試合が決定しました。
安保 マジでめちゃめちゃ面白いなと思ってます。この取材場所に来る時にYA-MANとすれ違ったけどすごいピリついてて、俺がニコッとしたのにシカトしやがって（笑）。会見で平本とフェイスオフしたときのYA-MANの顔を見てみたら、動物園じゃなくてドキュメンタリーで見る野生のライオンの目をしてましたね。それを見た瞬間に「うわ、これはヤバい試合になるな。YA-MANは本気だな」と。俺も以前に平本に対して「街で会ったらカチ◯したる」って時期があったけど、YA-MANはリアルタイムでそう思ってて試合で決着をつけるんだから、それは面白いなでしょ。俺は自分のことばっかり考えるので人の試合を楽しみにすることってないんですけど、これはなかなかスゴいなと思いますね。
――試合はバチバチの殴り合いになると思いますか？
安保 なるやろうし、もう喧嘩でしょ。ガチのビーフ（ラップ用語で煽り合いのバトル）なんでね、楽しみです。それに、この試合の結果で俺の来年の流れも変わってくる気もします。でも、今は目の前の試合に集中して、試合まで残り時間は少ないけど勝って乗り切るしかないっていう状況です。
――この状況をとても楽しんでいますね。
安保 さっきも言ったように、俺が俺のファンなので。「お前これを乗り越えられるか？」って自分自身を楽しみたいし、乗り越えられる自信もあります。ただ、一つ言っておきたいのが、俺のMMA挑戦で盛り上がってくれるのはありがたいけど「安保はMMAをやったから男だ」って思ってほしくない。格闘技は結果が全てなので、勝者がすべてを手に入れて敗者はすべてを失う。ここに格闘技の魅力を感じているので、挑戦しただけで称賛するんじゃなくて、俺が勝った時に初めて今の称賛を倍にしてほしい。俺は絶対に勝つので。
●『RIZIN.45』対戦カード
・バンタム級タイトルマッチ
フアン・アーチュレッタ vs. 朝倉海
・フライ級タイトルマッチ
堀口恭司 vs. 神龍誠
・フェザー級
クレベル・コイケ vs. 斎藤裕
・フライ級
扇久保博正 vs. ジョン・ドッドソン
・バンタム級
太田忍 vs. 芦澤竜誠
・ヘビー級
スダリオ剛 vs. 上田幹雄
・スーパーアトム級
伊澤星花 vs. 山本美憂
・65キロ級（5分2ラウンド）
皇治 vs. 三浦孝太
・フェザー級
弥益ドミネーター聡志 vs. 新居すぐる
・ウェルター級
イゴール・タナベ vs. 安西信昌
・フェザー級
平本蓮 vs. YA-MAN
・70キロ級（5分2ラウンド）
安保瑠輝也 vs. 久保優太
・60キロ級キックルール（OFG）
篠塚辰樹 vs. 冨澤大智
・バンタム級
平本丈 vs. YUSHI
◆会場チケット発売中
PPVはABEMA、U-NEXT、RIZIN 100 CLUB、RIZIN LIVEにて
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2023/12/14
