読売テレビで放送されている毎回企画が変わる実験的バラエティ番組『るてんのんてる』の新企画として『令和新語開発委員会』（TVer、ytvMyDo!での見逃し配信あり）が15日深夜0時45分から2週連続で放送される。伊集院光、佐野晶哉（Aぇ! group）、ゆうちゃみらが出演し“新語”を開発する。

【写真】その他の写真を見る

　読売テレビの若手ディレクターが温めてきた渾身の企画の数々をフットボールアワーにぶつける同番組。入社9年目のディレクター・粟津陽介氏の企画『令和新語開発委員会』は「この気持ちを表現する言葉が思いつかない…」といった状況を解決すべく、さまざまな業界を代表する日本語・新語のスペシャリストたちが新しい日本語を開発する。

　出演者は芸能界から元落語家でもあるラジオの帝王・伊集院、自身で作詞作曲なども手掛けるアイドル・佐野、新語を生み出すギャル界代表・ゆうちゃみ、そして芸能界外からは言わずと知れた日本語研究の第一人者・金田一秀穂氏、さらには僧侶が仏教を説く「法話」の大会でグランプリに輝いた住職・安達瑞樹氏が集結する。

　まず、プレゼンターの久保田磨希から5人にお題として課されたのは「良かれと思ってした行動が裏目に出た時のなんとも言えない気持ち」を表す新語の開発。伊集院から同様の体験について聞かれた佐野は「良かれと思って、とあるシンガーソングライターのラブソングをその人の奥さんの前で褒めたら元カノのために書いた曲だった」とまさかのエピソードを披露し、周りの笑いを誘う。

　ゆうちゃみがたった4文字で感情を表すポップな新語を提案する一方で伊集院や金田一は慣用句風の新語を提案するなどそれぞれの個性あふれる新語のプレゼンが行われ、5人での話し合いのもと1つに絞られることに。果たしてスペシャリストたちが開発したその新語とは。

　他にも「愛する人と離れる事でいかに相手を愛していたかに気付くこと」を意味する新語や「キャッシュレス時代にふさわしいお金のオノマトペ」など、2週に渡ってさまざまな新語が開発されていく。

　番組を手掛けた粟津ディレクターは「私自身、言葉というものが好きで、常々『どういう言い回しをしようか』『ここでそのワード使うのか』などと考えながら会話したりしています。そんな中でやはり「しっくりくる表現がないな…』と思う場面が多々ありまして、『これはもう作ってもらおう！』と企画しました」と意図を説明している。