東映株式会社（本社：東京都中央区、社長：吉村文雄／以下、東映）は27日、「芸術職研修契約者」採用を3年ぶりに実施し、今回も前回に続き「脚本家」を募集する、と発表した。東映は、中長期VISION「TOEI NEW WAVE 2033」にて“愛される「ものがたり」を全世界に”を掲げ、企画製作力を強化し、新たなエンタテインメントを生み出していく施策の一つとして「脚本家」育成に力を入れる。

　採用された契約者には3年間の契約期間中、東映のドラマ企画制作部に在籍し、テレビドラマ・配信ドラマ・劇場用映画等、映像製作の最前線で実際の職務を経験しながら、実地研修を受ける機会が与えられる。

　東映は脚本家職の募集を過去4回（2003年・05年・17年・21年）行い、卒業生の中には、岩下悠子氏（07年3月卒業）や下亜友美氏（20年3月卒業）をはじめ、映画・テレビドラマ・アニメ作品の現場で活躍する脚本家を輩出。

　経験は不問。必要なのは意欲とセンス、そしてコミュニケーション能力。プロの脚本家には、プロデューサーや監督の要求に応じて「書いたものを直す能力」が不可欠であると考え、そのため、選考過程に「現役プロデューサーとのプロット打ち合わせ」という項目もある。受験者は、この打ち合わせを通して、脚本家の仕事の実像に触れ、その経験を通して「脚本家になりたい」という情熱や考えを、さらに熱くクリアにすることができる。

　現在、在籍中の芸術職研修契約者（24年4月卒業予定）には、『相棒』『グッドモーニング、眠れる獅子』を執筆した光益義幸氏、『刑事7人』や情報解禁前の劇場用映画の執筆に携わる小西麻友氏、『特捜9』『舞台：風都探偵』、『仮面ライダーリバイス』のTTFC（東映特撮ファンクラブ）配信作品を手掛ける西駿人氏がいる。

　東映の執行役員ドラマ事業担当・塚田英明氏は「プロの脚本家を目指す方にとっては理想的な環境。この『芸術職研修』を、東映はそう自負しています。契約者の皆さんは、生活を保障されたうえで、現役プロデューサーの指導を受けながら、脚本を書いて書いて書きまくる3年間を過ごせるのです。東映が得意とする刑事ドラマ・ミステリー・時代劇・特撮ヒーロー、そういう強みを学びながら、あらゆるジャンルの新しい脚本を開発していってほしいと思います。ご応募お待ちしています！」と呼びかけている。詳細は以下の通り。

■「芸術職研修契約者」募集要項

［1］募集職種：脚本家
［2］募集人員：若干名
［3］契約予定年月日：2024年4月1日（応相談）
［4］研修地：本社ドラマ企画制作部、その他関連事業所
［5］待遇：
（1）契約期間：3年間。契約期間満了後、優秀者は作品契約
（2）給与：年俸300万円（別途、作品手当あり）
（3）その他：交通費支給、社会保険加入
［6］提出物（指定用紙データ）
（1）エントリーシート（Excel※指定様式、写真データ添付）
（2）オリジナル企画案（Word※指定様式）
※（1）・（2）は必ず指定様式を使用（エントリー後、マイページからダウンロード）
［7］選考試験日時・場所
（1）応募受付・書類選考
1.募集要項最下部のリンク先からエントリー（2023年11月27日〜24年1月5日）
2.指定用紙データ（上記［6］（1）・（2））をマイページからダウンロード
3.すべての指定用紙データに必要事項を入力後、マイページからアップロード提出
4.提出受付開始：2023年12月4日
5.提出締切：2024年1月5日午後2時（締切までは何度でも修正可能）
6.結果連絡：2024年1月19日（一次選考の面接で使用する課題を通知※プロット作成、A4サイズ1ページ）

（2）一次選考（実技試験・面接）
1.課題（プロット）提出締切：1月29日午後2時
2.面接日：2月3日　リモート面接（※現役プロデューサーとのプロット打ち合わせ）面接の後に、課題プロットを基にした短編脚本の作成・提出
3.脚本締切：2月12日午後2時
4.結果連絡：2月20日

（3）最終選考（面接）
面接日：2月28日(水)
場所：東映本社
［8］問い合わせ先：
104-8108　東京都中央区銀座3丁目2番17号
東映株式会社　人事部人事戦略室
TEL：03-3535-7137
FAX：03-3535-7143
URL：http://www.toei.co.jp
e-mail：jinji-saiyo@toei.co.jp

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