デザイナー・コシノジュンコ氏(84)が22日、地元・大阪「あべのハルカス美術館」で自身にとって過去最大規模の展覧会となる『コシノジュンコ 原点から現点』記者内覧会に出席。あす23日の開幕を前に、これまでのキャリアを振り返り、ここから「始まる」とさらなる創作意欲を燃やした。
岸和田市に生まれ、1960年に新人デザイナーの登竜門とされる「装苑賞」を最年少で受賞。その後、東京を拠点に、「パリコレクション」参加をはじめ、世界各地でショーを開催。モードの先端を走り続けながら、アーティストやアスリートなどさまざまな分野のデザインを手がけるなど、服飾の領域を超え、新たな境地を切り開いてきた。今回、衣装やデザイン画、写真パネルなど約200点が集結する。
コシノ氏は「もともとデッサン、美術をやっていて、ファッションデザイナーという肩書きはあまり好きではない」といい、自ら1点1点を解説。そうした中で、グループサウンズ(GS)の衣装を手がけた展示では、ザ・タイガース、ザ・ワイルドワンズ、ザ・スパイダース、オックス、さらにフォーリービスらと撮った貴重ショットがずらり。「メンズでもなくレディースでもなく、その人たちのキャラクターを生かすために作った」と振り返り、出会いにも恵まれたとしみじみ。
さらに、70年大阪万博の衣装から、武尊や寺地拳四朗のガウン、さらに能装束まで、とどまるところを知らず。テーマごとにこだわり抜かれた造形や素材、制作過程も間近に見られる圧巻の展覧会となっている。
コシノ氏は高校生時代にあべのハルカス近くの天王寺の美術館に通った青春に触れ、「原点はここなんだなと、ここに立ってわかった」と感慨深げ。「子どもたちに見てもらいたい。最初に見たものは絶対に忘れない。将来の日本の未来にもつながるんじゃないか」とし、大人世代にとっても「初めての体験になると思う」と呼びかけた。そして「初めてということは、始まるということ。何かが始まる」と力強く語った。
岸和田市に生まれ、1960年に新人デザイナーの登竜門とされる「装苑賞」を最年少で受賞。その後、東京を拠点に、「パリコレクション」参加をはじめ、世界各地でショーを開催。モードの先端を走り続けながら、アーティストやアスリートなどさまざまな分野のデザインを手がけるなど、服飾の領域を超え、新たな境地を切り開いてきた。今回、衣装やデザイン画、写真パネルなど約200点が集結する。
コシノ氏は「もともとデッサン、美術をやっていて、ファッションデザイナーという肩書きはあまり好きではない」といい、自ら1点1点を解説。そうした中で、グループサウンズ(GS)の衣装を手がけた展示では、ザ・タイガース、ザ・ワイルドワンズ、ザ・スパイダース、オックス、さらにフォーリービスらと撮った貴重ショットがずらり。「メンズでもなくレディースでもなく、その人たちのキャラクターを生かすために作った」と振り返り、出会いにも恵まれたとしみじみ。
さらに、70年大阪万博の衣装から、武尊や寺地拳四朗のガウン、さらに能装束まで、とどまるところを知らず。テーマごとにこだわり抜かれた造形や素材、制作過程も間近に見られる圧巻の展覧会となっている。
コシノ氏は高校生時代にあべのハルカス近くの天王寺の美術館に通った青春に触れ、「原点はここなんだなと、ここに立ってわかった」と感慨深げ。「子どもたちに見てもらいたい。最初に見たものは絶対に忘れない。将来の日本の未来にもつながるんじゃないか」とし、大人世代にとっても「初めての体験になると思う」と呼びかけた。そして「初めてということは、始まるということ。何かが始まる」と力強く語った。
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2023/11/22