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寺脇康文、『相棒』復帰2年目 亀山薫は「自分の分身みたいな感じ」

 昨年10月スタートの『相棒season21』で、杉下右京(水谷豊)の初代相棒・亀山薫(寺脇康文)が“五代目”として帰還。約14年ぶりのコンビ復活が大きな話題を呼んだ。復帰後、2年目の『相棒season22』(毎週水曜 後9:00)が今夜(18日)スタートする。

寺脇康文(撮影:吉原朱美) (C)ORICON NewS inc.

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――14年ぶりの「相棒」ワールドはいかがでしたか?

【寺脇】いざ戻ってみたら、全く違和感がなくて。右京さんとは14年ぶりに再会したわけですが、数ヶ月会っていなかっただけ、のように思えました。だから右京さんと薫の“間”みたいなものも、「そうそう」「これこれ」という感じでスッとできたのでよかったです。

――亀山薫が寺脇さんの中にずっとあったということなんでしょうか?

【寺脇】混ざるっていうのが正解なのかな。これは、(水谷)豊さんからの受け売りなんですが、どんな役を演じるにしても、「自分にないものは出ないよ」と。例えば、亀山薫を演じるからといって、自分と100%違う人間を演じようとしても無理。寺脇康文の中にある亀山薫的要素が出るだけなんですよね。

 僕が考える正義が亀山の考える正義に影響するし、リアクションをするにしても、僕がこうしたいなと思ったことが亀山にも反映されていく。逆に、亀山薫という明るいキャラクターを演じていると、プライベートの時間もなんか朗らかになったりしてね。そういう相互作用が起きるし、自分の分身みたいな感じですね。だから、離れていた間の経験もきちんと亀山薫という役に活きればいいなと思っています。

――離れていたからこそ感じる『相棒』の変化、あるいは変わらない魅力は?

【寺脇】電子機器や科学捜査技術がものすごく進化しましたよね。以前、特命係にいた時は、ガラケーを使っていましたから。携帯電話でできることも限られていましたが、いまはGPSですぐに居場所が特定できるし、防犯カメラもいたるところに設置されているし、オービスやNシステムで誰がどこを走っているのか追跡できちゃうから、「犯人を見失いました!」みたいなこともなくなって、脚本家は大変だろうな、と思いつつも、初めて脚本を読む瞬間の楽しさは変わっていない、というのがすごいんですよ。誰もが罪を犯してしまう可能性を持っているという根本的なことを描いているところも『相棒』の変わらない魅力だと思います。

――新シーズンへの意気込みを聞かせてください。

【寺脇】僕らはドラマを作っているんですが、豊さんとはいつも型にはまったドラマにはしたくないよね、と話しているんです。ドラマなんだけど、ドラマと感じさせないぐらい、生きている自分たちを見てもらいたいな、と思っています。あとは、その時々のベストを尽くす。それを毎日やっていくのみです。

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  • 寺脇康文(撮影:吉原朱美) (C)ORICON NewS inc.
  • 『相棒』水谷豊、寺脇康文(撮影:吉原朱美) (C)ORICON NewS inc.

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