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水谷豊、リアル“聞き込み”に遭遇 警察官のリアクションに“国民的ドラマ”実感

 2000年に放送されたスペシャルドラマに始まり、国民的ドラマという地位を確立した『相棒』の主人公・杉下右京を20年以上演じ続ける俳優の水谷豊(71)が、リアル“聞き込み”に遭遇したことを明かした。

水谷豊(撮影:吉原朱美) (C)ORICON NewS inc.

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 水谷の家の近所で何か事件があり、警察の捜査員2人が聞き込みに来たという。たまたま家にいた水谷が対応したそうで、「捜査員たちはすぐに『相棒』の人だと気づいたみたいで、警察手帳を出す時にちょっと照れた様子だったのが、ちょっと面白くて。こんなこともあるんだなって。これからも、警察の捜査にはちゃんと協力したいと思いました」と、捜査員たちに同士のような親近感を覚えたという。

 18日からは『相棒season22』(毎週水曜 後9:00、初回は拡大スペシャル)がスタート。水谷が演じる杉下右京とその“相棒”の2人だけ(時々3人)の特命係が、上層部や捜査一課に疎まれながらも、さまざまな事件を解決していく警察ドラマ。前シーズンで“初代相棒”の亀山薫(寺脇康文)が出戻りで特命係に復帰して、2年目となる。

 「僕はずっと『さぁ、ここからが勝負だ』と思ってきたような気がします。2000年にスペシャルドラマとして始まってから、世の中のいろいろなことが変わってきて、テレビ番組もリアルタイムではなく、後からスマートフォンで観られるようになりました。だからこそ、僕らとしては毎週、水曜9時が待ち遠しくなるような、より良い作品を作っていこう、というモチベーションにもなっているんです。年々、そういう気持ちが強くなっています」と新シーズンへの意気込みを語っている。

水谷豊(撮影:吉原朱美) (C)ORICON NewS inc.

水谷豊(撮影:吉原朱美) (C)ORICON NewS inc.

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 ドラマ『相棒』は、2クールを20年以上続けている。主演の水谷は1年のうち7ヶ月は『相棒』の撮影にかかりきりになる。残りの5ヶ月をほかの仕事に充て、精力的に活動してきた。『相棒』をやりながら、長編映画の監督にも挑戦し、『TAP THE LAST SHOW』(2017年)、『轢き逃げ 最高の最悪な日』(19年)、『太陽とボレロ』(22年)の3本を公開。

 今年は3月に『相棒season21』を2クールやり遂げた後、6月に23年ぶりの舞台『帰ってきたマイ・ブラザー』(作:マギー、演出:小林顕作)に主演。7月には『水谷豊 自伝』(共著:松田美智子、新潮社)を上梓。7月末まで京都で時代劇『無用庵隠居修行7』(9月28日にBS朝日で放送)の撮影をして、8月に『相棒season22』の撮影に入った。

 「『相棒』が始まって休めなくなった時に、きっと罰が当たったんだなと思った。それにしても長い罰だな(笑)」と冗談めかす。本人曰く、「20代、30代の頃は本当に働かなかったんですよ。2年くらい全然仕事をしなかったり、1年のうちに半年も働かなかった年もざらにありました。それでもずっと働いていたように見えるのは、妙に印象に残る作品や役に恵まれたからだと思います。何より人に恵まれてきました」と語る。

 たしかに、『傷だらけの天使』や『熱中時代』(1978〜89年)シリーズ、『刑事貴族』(1990〜92年)シリーズなど、『相棒』以前も、その時代を代表するような作品で記憶に残る数々の印象的な役を演じてきた。

 モチベーションの保ち方を聞くと、「今、やってることを楽しいと思えるかどうかですかね。もし楽しくないな、と感じたら、どうしたら変えられるかを考えるようにします。ドラマの撮影では、天候に左右されたり、予期せぬことが起きたりして、大変なことも多いのですが、結局は大変さを楽しむ境地に身を置くこと、それしかありません。また、そうやって 20 年以上『相棒』を続けてこられたのは、チーム相棒があってのこと。とても幸せなことだと思っています」。

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  1. 1. 水谷豊×寺脇康文『相棒season22』インタビュー、いつだってここからが勝負
  2. 2. 水谷豊、リアル“聞き込み”に遭遇 警察官のリアクションに“国民的ドラマ”実感
  3. 3. 寺脇康文、『相棒』復帰2年目 亀山薫は「自分の分身みたいな感じ」

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  • 『相棒』水谷豊、寺脇康文(撮影:吉原朱美) (C)ORICON NewS inc.

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