アイドルグループ・日向坂46の齊藤京子（26）がこのほど、自身が主演を務めるテレビ朝日系土曜ナイトドラマ『泥濘（ぬかるみ）の食卓』（21日スタート　毎週土曜　後11：30）取材会に登場。実際に同作の撮影が行われているロケ地で実施され、共演の吉沢悠（45）、櫻井海音（22）も登場した。

【写真】その他の写真を見る

　同作は、2016年に『悪い夢だといいのにな』で「第75回ちばてつや賞」大賞に輝いた漫画家・伊奈子氏による同名漫画が原作。主人公・捻木深愛（齊藤）が、バイト先の店長と不倫をし、さらには店長の息子、そして店長の妻にまで近寄っていく。純粋すぎるがゆえ、まっすぐな愛が狂気へと変わった想いが、愛する相手の家庭へと徐々に寄生していき、やがて泥濘へと引きずり込んでいく、かつてない“パラサイト不倫”を描くストーリー。

　本作で初主演を務める齊藤について、不倫相手の店長役を務める吉沢は「普段やられてる活動とは、空気感が全く違うものだと思いますし、背負うものもあると思う。もしかしたらイメージが変わるぐらいの難しい役だと思うんですけど、演技に本当に真摯に向き合っている姿がすごいと思います」と絶賛。

　それに対し齊藤は「本当に光栄ですし、泣きそうになりました」とぽつり。「お芝居の経験があんまりないので、“座長”とあまり言いたくなくて…。こんな素晴らしい皆さんの中で、すごいおこがましいなって思っていたので、こんなふうに言っていただけてとても光栄ですし、これからも精一杯頑張ろうと思いました」と決意を込めた。

　一番難しかったシーンについて尋ねると、齊藤は「泣きのシーンが本当に多くて、これまででも何回泣いたんだろうっていうぐらい。グループ活動でも、ぐっと（涙を）こらえるタイプで、あまり人前で感情を爆発させたりしないので泣きのシーンは本当に難しかった」と明かした。監督からは撮影前に気持ちを作る時間をもらっていたとのことで、「全然ゆっくりでいいから、どれだけ待たせてもいいからって言ってくださって。頑張って気持ちを作って撮影に臨んでいました」と振り返った。