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牧野省三賞に阪本順治監督、三船敏郎賞に竹中直人 名取裕子ら中島貞夫監督を追悼【京都国際映画祭2023】

 『京都国際映画祭2023』(13日〜15日、京都府各所)は15日、よしもと祇園花月で授賞式を行い、閉幕した。

『京都国際映画祭2023』授賞式・クロージングに出席した(左から)名取裕子、阪本順治監督

『京都国際映画祭2023』授賞式・クロージングに出席した(左から)名取裕子、阪本順治監督

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 「牧野省三賞」は阪本順治監督が受賞。俳優の名取裕子からトロフィーを贈られ、阪本監督は「この賞は日本映画界の発展に寄与した方に贈られるということですが、自分はまだ寄与していない、これから寄与します」と力を込めた。

 「三船敏郎賞」には、竹中直人が輝いた。竹中は公演中で欠席となったが、「本当に現場に行きたかったです、とてつもなく光栄な賞をありがとうございました、この賞をいただいたことを勇気に、映画の世界にしがみついていきたいと思います」とメッセージを寄せた。

 クロージングでは、名誉実行委員長として尽力し、今年6月に死去した中島貞夫監督をしのんだ。阪本監督は「二度ほどしかお会いしたことがない」と断りつつ、好きな中島監督作品を挙げ、「京都の職人の極みたいなことを感じる」としみじみ。

 会場で上映された『序の舞』で初主演を務めた名取は、1984年に中島監督とともに旧ソビエト連邦の「タシケント映画祭」に招待された際の写真を見ながら、当時の思い出を回顧。「いつも火の玉を抱えているように撮りたいっていう人、エネルギーが減らない、太陽のようにいつも明るい、引っ張っていく力、空気がある方だった」と振り返った。

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  • 『京都国際映画祭2023』授賞式・クロージングに出席した(左から)名取裕子、阪本順治監督
  • 『京都国際映画祭2023』授賞式・クロージングより
  • 『京都国際映画祭2023』授賞式・クロージングより
  • 『京都国際映画祭2023』授賞式・クロージングより
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