ジョニー・デップ主演で世界的ヒットを記録した映画『チャーリーとチョコレート工場』（2005年）の主人公ウィリー・ウォンカの若き日をオリジナルストーリーで描く映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』（12月8日公開）の完全吹替版の製作発表会見が11日、都内で実施。警察署長役を長田庄平（チョコレートプラネット）、神父役を松尾駿（チョコレートプラネット）が演じることが発表された。

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　そのほか、ウィリー・ウォンカ役をDa-iCEの花村想太、ヌードル役をセントチヒロ・チッチ、スラグワース役を岸祐二、フィクルグルーバー役を武内駿輔、ミセス・スクラビット役を松本梨香が務める。

　長田は「アニメーションの声優は何度かやらせていただきましたが吹替は初めて。だいぶ緊張しているんですけど、チョコレートを背負っていますので失敗するわけにはいかない。かなり気合が入っています」と覚悟を決める。松尾も「チョコレートプラネットのチョコレート担当の松尾です。光栄な役を担当させていただきます」と笑顔を見せる。

　花村らはボイステストを経ての合格となった、チョコプラはオファーだったそう。長田は「チョコレートプラネットですけど、チョコレート関係の仕事をなかなかやらせてもらえなかった。ここにきてチョコレートの仕事をやらせてもらえた。僕らはチョコレートが付いているのでボイステストはパスできた。ボイスとか関係ない。『チョコレートですよね？』と」と語ると、松尾も「僕らが出ることで『チョコレート』というワードが宣伝にもなる」と自信満々だった。

　また、松尾は「僕はダンボール工場で働いていた。工場、というところでのオファーだと思う」と勝手に推察。長田も「うちの実家は町工場。俺自身がチョコレート工場。もうリアルウォンカです」と宣言し、花村から「ウォンカ、僕なんです！」と猛アピールされていた。

　本作は、「ハリー・ポッター」シリーズのプロデューサー、デイビッド・ヘイマンが手がける歌と魔法と感動のファンタジー超大作。ティモシー・シャラメが若き日のウォンカ役で主演を務め、ヒュー・グラントがウンパルンパ役で共演する。幼い頃から、いつか母と一緒においしいチョコレート店をつくろうと夢見ていた青年ウォンカが、その夢をかなえるため、一流のチョコレート職人が集まるチョコレートの町へと向かう。

　そこは夢見ることが禁じられた町だったが、ウォンカは人々をあっと驚かせる魔法のチョコレートを生み出していく。そんな彼の才能を妬む“チョコレートカルテル3人組”に邪魔されながらも、大切な仲間と共にあの“チョコレート工場”を作るまでの軌跡が明かされる。