俳優の杉咲花が3日、都内で行われた映画『法廷遊戯』（11月10日公開）完成披露試写会イベントに登壇した。イベントでは、作品の内容にちなみキャストが個人的に「許せる」「許せない」ことをジャッジ。そのなかで杉咲は「髪を切り続けてしまう。ひとつの役を終わると“さよなら”しようと切りたくなり、どんどん短くなることがある」とショートカットの理由を明かした。

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　主演の永瀬廉（King ＆ Prince）は「切り続けちゃうやんや」といい、北村匠海から「切り続けた結果…今刈り上げ？」とツッコまれた杉咲は「うっかり刈り上げ」とにっこり。「心のなかに役と過ごした記憶が残り続けて、寂しくなりすぎちゃうのでさよならしたい」と“決別”している。

　これに北村は「ちょっとわかるかも？　いつまでも僕は歴史として、塗り重ねたいから本来は伸ばしたい」と反対の願望を明かし、「なので僕は有罪」と札を抱げ、永瀬も「僕も有罪かな」とジャッジ。永瀬から「ロングヘアの役をやる時はどうするのか」と心配された杉咲は「今はエクステとかウィッグとかある」と弁解した。

　それに納得したのか、最後は永瀬も北村も“無罪”に。永瀬は「ウィッグってすごいから」といい、北村は「それでいいと思う。今のままの花ちゃんでいいと思う」とうなずいた。

　今作は、五十嵐律人氏が現役司法修習生時代に刊行し、「ミステリが読みたい！」2021年版新人賞受賞など、ミステリー界の新星として話題になった同名小説の実写化。『神様のカルテ』『白夜行』の深川栄洋氏が監督、『総理の夫』『流星ワゴン』の松田沙也氏が脚本を手がける。

　ロースクールに通い、弁護士となる主人公・セイギこと久我清義（永瀬）と、その同級生の織本美鈴（杉咲）と結城馨（北村）。裁判ゲームで実際に起こった殺人事件をきっかけに、3人の仮面の裏に隠された真実が暴かれてゆくノンストップ・トライアングル・ミステリー。