俳優の安藤サクラ、Hey! Say! JUMPの山田涼介が22日、大阪・天王寺公園「てんしば」で行われた映画『BAD LANDS バッド・ランズ』（29日公開）公開直前イベントに登場した。大阪が舞台の作品とあって、同所でレッドカーペットセレモニーが開催された。

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　あいにくの小雨模様のなか、安藤、山田、原田眞人監督が車から降り立ち、芝生に敷かれたレッドカーペットを歩いた。約1000人の黄色い歓声を浴び、ステージ上でスタッフに傘を差し出されたものの、ファンを思いやって、濡れながらの実施。超高層ビル・あべのハルカスの光がきらめき、幻想的な光景が広がった。

　安藤は「本当にここで撮影してた。そこのカフェにも行った」と指差し、「戻ってこられてうれしい。ただいまー！」と手を振った。山田は大阪での撮影はなく「はじめまして」とはにかみながら、安藤と息ぴったりで、関西弁もサービスした。

　原田監督が代表して、阪神タイガースとオリックス・バファローズの優勝を祝福し、劇中にも「タイガースとバファローズも出てます」と“アレ”を予告。山田は「お足元の悪い中、たくさんの人に来ていただき、うれしい。めっちゃくちゃ面白い作品ができあがった」、安藤は「関西の皆さんのお力添えのお陰」と感謝を伝えていた。

　第151回直木賞を受賞した『破門』や、『後妻業』などで人間を突き動かす欲望を描いてきた黒川博行氏の『勁草』を、原田眞人監督が実写映画化。社会の底辺の“持たざる者”として、特殊詐欺を生業（なりわい）に生きる姉弟、ネリ（安藤）とジョー（山田）がある夜、億を超えるほどの大金を思いがけず手にしてしまう。それまで金を引き出すだけだったふたりに巨悪が迫り、大阪府警の特別捜査班も動き始める。