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堤幸彦監督「『ノキドア』ずっと続けたい」 松村北斗&西畑大吾を渡部篤郎も絶賛「人間性が美しい」

 人気グループ・SixTONESの松村北斗となにわ男子の西畑大吾が主演を務める、テレビ朝日系オシドラサタデー『ノッキンオン・ロックドドア』(毎週土曜 後11:00)。同作に出演する俳優の渡部篤郎と、堤幸彦監督のスペシャル対談がこのほど行われた。

『ノッキンオン・ロックドドア』スペシャル対談を行った(左から)渡部篤郎、堤幸彦監督(C)テレビ朝日

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 同作は、ミステリー作家・青崎有吾氏の同名タイトル小説シリーズを堤監督のもと実写化。松村演じる【トリック=不可能(HOW)専門探偵】御殿場倒理と、西畑演じる【動機や理由=不可解(WHY)専門】片無氷雨が、ほほ笑ましくもヒリヒリする人間ドラマも紡ぎながら、数々の難事件に挑む本格ミステリー。渡部はW探偵の恩師で、犯罪社会学ゼミの教授・天川考四郎を演じる。

 渡部と堤監督は、ドラマ『ケイゾク』(1999年)&『ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer』(2000年)を皮切りに、『愛なんていらねえよ、夏』(2002年)、『巷説百物語 狐者異』(2005年)、『巷説百物語 飛縁魔』(2006年)でタッグを組んで以来、本作で17年ぶり、連ドラでは21年ぶりに手を組むこととなった。

――作品全体の演出面で、堤監督が特にこだわられたポイントを教えてください。

【堤】やっぱり倒理と氷雨のキャラクターですね。今回は非常に正統派のミステリーで、この2人の筋が通っていないと成立しない話。さらに、謎を解いた先に“若い2人では見えない、もっと深いもの”も見えてくる一種の成長物語でもある。1話30分でいろんな要素を成立させるのは大変ですが、この仕事を始めて40年…今までのすべてを試されているような感じもして、楽しいです。

【渡部】今回は放送枠こそ30分ですが、中身は1時間枠に相当する物語になっていますよね。

【堤】そうですね。それを正味24〜25分で描くため、余裕の時間は一切なく、とにかくストレートに迫っていく必要がある。そういう意味では“ドラマ作りの基本中の基本”なんです。それを70歳の手前で、もう一度やれる機会はなかなかないですから、ありがたいことです。実は「ずっと続けばいいな」と思う撮影ってなかなかないんですけど、今回はご支持があれば、ずっとやりたいという思いがあります。

『ノッキンオン・ロックドドア』スペシャル対談を行った(左から)渡部篤郎、堤幸彦監督(C)テレビ朝日

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――本作の軸となる倒理&氷雨を演じるW主演、松村北斗さん&西畑大吾さんと一緒に、ここまで撮影されてきての感想をお聞かせください。

【渡部】お2人とも非常に品があって、人間性が美しいじゃないですか。それは今回の役柄にとって、すごく大事なことかなと思います。品というものは出したくても出せないものでもありますし、感心しています。

【堤】僕は彼らの真面目さに一番信頼を置いています。なおかつ、カッコよくてかわいい稀代の2人ですから、本当に撮り甲斐がありますね。“撮れ高(=オンエアで使える映像の割合)”なんていう業界用語がありますけど、今回はテイク1がそのまま撮れ高になるケースがほとんど。素晴らしいですよ!

――26日から、ドラマもいよいよ後半戦へ突入します。今後の見どころも教えてください。

【堤】これまで各話において、物語の縦軸としていろいろ織りなしてきたことがあります。それは少しずつしか出ていないことかもしれないし、あるいはご覧になっている方が大変気になり続けていることかもしれない。そのすべての謎が今後、解決します!なぜW探偵の倒理&氷雨は不可能担当と不可解担当に分かれ、なぜ穿地(石橋静河)は刑事になり、なぜ美影(早乙女太一)は犯罪コンサルタントになったのか。そして、なぜ彼ら4人と恩師・天川教授はそこにいて、なぜそういう発言を繰り返すのか…。最後まで見ていただけると腑に落ちる、きちんとした構図になっていますので、特に最終回は目を皿のようにしてご覧ください。よく昔から「正座して待て」と言いますが、もうそんな感じです!見逃した人はTVerで(笑)。画面の真ん中だけじゃなく、もしかしたら端にも情報があるかもしれないので、何度かご覧になると、すべてを飲み込んでいただけると思います。で、さらに第1話に戻って見直すと味変すると思いますので(笑)、よろしくお願いします。

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