映画『サラバ静寂』『転がるビー玉』『異物 -完全版-』『Love Will Tear Us Apart』などの作品で海外でも注目を集める宇賀那健一監督の最新作映画『愚鈍の微笑み』が年内に劇場公開されることが決定した。
本作は、宇賀那監督が反戦をテーマに描いたファンタジー映画。マナ、ナナミ、ユカの幼なじみ3人は、森の中の小屋でいつもと変わらない日常を過ごしていたが、時よりふと不穏な空気が見え隠れし、やがて大きな飛行機の音が近づいてきて、「早く逃げなさい」と叫ぶ自衛隊員とすれ違う。そして、彼女たちはある選択をしていく物語。
しっかり者のマナを映画『ラーゲリより愛を込めて』『とんび』(ともに2022年)などに出演した田辺桃子、ルーズなナナミを『異物-完全版-』(21年)の小出薫、天然で明るいユカを『アイスと雨音』(17年)、『わたしの見ている世界が全て』(23年)などの森田想が演じる。
本作に対し田辺は「異質で、コミカルで切なくて、ずっと見ていたいような瞬間を詰め込んだ60分」、小出は「仲間たちや家族と美味しいものを食べながら笑い合う時間が急に愛おしすぎるものに感じました」、森田は「迫られている焦燥感のなか少女たちが溜め込んだ想いも、物語に乗せれたと思います」と、それぞれコメントを寄せている。
脚本も手がけた宇賀那監督は「それこそが私たちに出来る唯一の抵抗なのかもしれない。この映画が誰かの心に触れられたらいいなと思っています」と語っている。
■ 田辺桃子(マナ 役)のコメント(全文)
『愚鈍の微笑み』のこの世界感とキャラクター達の個性的で心地いい時の流れに自分も溶け込んで参加できたことを本当にうれしく思います。以前、宇賀那組の『異物 -完全版-』でご一緒した薫さんと、友人の想と共演できたのもご縁を感じました。
私が演じさせていただいた「マナ」は真面目で、冷静に考えながら周りの人を前向きに引っ張っていく性格で、3人のバランスをとる役割でもあり、私もマナの前向きさにせりふを言いながら背中を押されていました。異質で、コミカルで切なくて、ずっと見ていたいような瞬間を詰め込んだ60分、是非楽しんでもらえたらうれしいです。
■小出薫(ナナミ 役)のコメント(全文)
ある日、突然日常が変わる。それを何かや誰かによって本当に突然奪われてしまったとしたら、そこに湧いてくる感情は怒り?哀しみ?それとも憎しみ? 最初に脚本を読ませていただいた時、宇賀那監督の真っ直ぐな眼差しに胸がキュッと締め付けられました。仲間たちや家族と美味しいものを食べながら笑い合う時間が急に愛おしすぎるものに感じました。きっと、大事な人に伝えたい事はどんな時代でも、いつだって同じな気がします。そんな事を思いました。
■森田想(ユカ 役)のコメント(全文)
ユカ役を演じました、森田想です。撮影のある2日間、役と同化すると自然と現実離れした気持ちで、時間というものが惜しくなる瞬間がありました。迫られている焦燥感のなか少女たちが溜め込んだ想いも、物語に乗せれたと思います。唯一無二な宇賀那さんワールドに参加出来たことも、桃子ちゃんと薫さんと手を取り合った時間も、とてもうれしい出来事でした。公開が楽しみです。是非ご期待ください。
■宇賀那健一(監督・脚本)のコメント(全文)
地震もパンデミックも戦争も、少し前までは自分に降りかかることのない出来事だと思っていた。でも、そんなわけがない。私たちは全てが起こり得る可能性を持った中、綱渡りで生きているのだ。それでも私たちは、たとえそれに気づいた後でも何も気づかないふりをして、あえて薄ら笑いを浮かべながら下らない会話を繰り出す日常を続ける。それこそが私たちに出来る唯一の抵抗なのかもしれない。この映画が誰かの心に触れられたらいいなと思っています。
本作は、宇賀那監督が反戦をテーマに描いたファンタジー映画。マナ、ナナミ、ユカの幼なじみ3人は、森の中の小屋でいつもと変わらない日常を過ごしていたが、時よりふと不穏な空気が見え隠れし、やがて大きな飛行機の音が近づいてきて、「早く逃げなさい」と叫ぶ自衛隊員とすれ違う。そして、彼女たちはある選択をしていく物語。
しっかり者のマナを映画『ラーゲリより愛を込めて』『とんび』(ともに2022年)などに出演した田辺桃子、ルーズなナナミを『異物-完全版-』(21年)の小出薫、天然で明るいユカを『アイスと雨音』(17年)、『わたしの見ている世界が全て』(23年)などの森田想が演じる。
本作に対し田辺は「異質で、コミカルで切なくて、ずっと見ていたいような瞬間を詰め込んだ60分」、小出は「仲間たちや家族と美味しいものを食べながら笑い合う時間が急に愛おしすぎるものに感じました」、森田は「迫られている焦燥感のなか少女たちが溜め込んだ想いも、物語に乗せれたと思います」と、それぞれコメントを寄せている。
脚本も手がけた宇賀那監督は「それこそが私たちに出来る唯一の抵抗なのかもしれない。この映画が誰かの心に触れられたらいいなと思っています」と語っている。
■ 田辺桃子(マナ 役)のコメント(全文)
『愚鈍の微笑み』のこの世界感とキャラクター達の個性的で心地いい時の流れに自分も溶け込んで参加できたことを本当にうれしく思います。以前、宇賀那組の『異物 -完全版-』でご一緒した薫さんと、友人の想と共演できたのもご縁を感じました。
私が演じさせていただいた「マナ」は真面目で、冷静に考えながら周りの人を前向きに引っ張っていく性格で、3人のバランスをとる役割でもあり、私もマナの前向きさにせりふを言いながら背中を押されていました。異質で、コミカルで切なくて、ずっと見ていたいような瞬間を詰め込んだ60分、是非楽しんでもらえたらうれしいです。
■小出薫(ナナミ 役)のコメント(全文)
ある日、突然日常が変わる。それを何かや誰かによって本当に突然奪われてしまったとしたら、そこに湧いてくる感情は怒り?哀しみ?それとも憎しみ? 最初に脚本を読ませていただいた時、宇賀那監督の真っ直ぐな眼差しに胸がキュッと締め付けられました。仲間たちや家族と美味しいものを食べながら笑い合う時間が急に愛おしすぎるものに感じました。きっと、大事な人に伝えたい事はどんな時代でも、いつだって同じな気がします。そんな事を思いました。
■森田想(ユカ 役)のコメント(全文)
ユカ役を演じました、森田想です。撮影のある2日間、役と同化すると自然と現実離れした気持ちで、時間というものが惜しくなる瞬間がありました。迫られている焦燥感のなか少女たちが溜め込んだ想いも、物語に乗せれたと思います。唯一無二な宇賀那さんワールドに参加出来たことも、桃子ちゃんと薫さんと手を取り合った時間も、とてもうれしい出来事でした。公開が楽しみです。是非ご期待ください。
■宇賀那健一(監督・脚本)のコメント(全文)
地震もパンデミックも戦争も、少し前までは自分に降りかかることのない出来事だと思っていた。でも、そんなわけがない。私たちは全てが起こり得る可能性を持った中、綱渡りで生きているのだ。それでも私たちは、たとえそれに気づいた後でも何も気づかないふりをして、あえて薄ら笑いを浮かべながら下らない会話を繰り出す日常を続ける。それこそが私たちに出来る唯一の抵抗なのかもしれない。この映画が誰かの心に触れられたらいいなと思っています。
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2023/08/24