松岡茉優が主演を務める日本テレビ系連続ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』（毎週土曜　後10：00）が、いよいよ後半戦に入り佳境を迎える。3年D組の担任である九条里奈（松岡茉優）と生徒たちの“2度目の1年間”を描く紆余曲折の物語には、オーディションを勝ち抜いたフレッシュな生徒役キャストたちが集結。それぞれ問題を抱える役柄を演じる彼らの演技合戦が話題となっている。今回は、撮影の合間に行った3年D組の生徒役キャストの座談会を“休み時間トーク！”としてお届け。Vol.1では眉村紘一役の福崎那由他、瑞奈ニカ役の詩羽、目白直紀役の川本光貴、森海悠仁役の阪本颯希、蓬田健斗役の夏生大湖、渡会華役の田中美久に話を聞いた。

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――みなさんが思う3年D組の魅力を教えてください。

【詩羽】　新学期が始まった頃は教室の中が殺伐としていて、それぞれが自分勝手に過ごしていたのですが、松岡茉優さん演じる九条（里奈）先生の言動によって少しずつみんなが変わっていくんですよね。尖っていたりキツい性格に見える生徒も意外と根は素直だったりするので、そこがD組の魅力なんじゃないかなと思います。

【福崎那由他】　最初は芦田愛菜さん演じる鵜久森叶がいじめられていても見てみぬふりをするような、事なかれ主義の人が多いクラスだったのですが、いろんなことが起きてからは、みんな自分の考えで行動するようになっていくので、そこがD組の魅力だと思います。

【夏生大湖】　D組は30名のクラスですが、“2・6・2の法則（優秀な人が2割、普通の人が6割、あまり優秀ではない人が2割）”に当てはまらない珍しい集団なのかなと個人的には思います。最初は掃き溜めクラスと呼ばれいていますが、本当はみんな真面目で、誰1人として落ちこぼれではないんですよね。それがD組の魅力だと思います。あと、僕が演じる健斗がクラスにいるのも大きな魅力かと！

【詩羽】　え！　私だって！　健斗には負けないよ〜（笑）。

【川本光貴】　こんな感じで（笑）、演じている俳優も役柄も個性の強い人が多いのに、回を重ねるたびにクラスの団結力が増していくので、そこが魅力だと思います。

【田中美久】　なかなか行動に移せなかった人たちが、少しずつ勇気を出して変わっていくので、そこがD組の魅力だと思います。そんな私たちの姿を見て、視聴者の方が1歩を踏み出す勇気を持ってくれたらいいなと思いながら撮影に挑んでいます。

【阪本颯希】　クラスの1人1人がいろんな問題を抱えているのですが、先生や友達の助けを借りて問題を解決することで少しずつ強くなっていく姿が描かれています。そんなD組の生徒たちがすごくかっこいいなと思います。

――これまでの撮影で最も印象的だったエピソードはなんですか？

【夏生大湖】　撮影が始まる前、監督が「このドラマのチームはすごいんだってことを世間に知らしめよう」とおっしゃったんです。ただ、中には本格的な演技が初めてで、どうしたらいいのか戸惑ってる人もいたんですね。そしたらクランクイン初日に、相楽琉偉役の加藤清史郎くんが「監督の要望に応えるだけじゃなく、自分たちでも現場の空気を作って、芝居の流れを作って、ワンシーンワンシーン丁寧に取り組んでいこうよ」って気合いを入れてくれたんです。

【田中美久】　清史郎くんの言葉が、全員の向かう方向を示してくれた感じはあったよね。

【夏生大湖】　うん。ものすごく熱い言葉で伝えてくれたので、心が震えたのを覚えています。

――主演の松岡茉優さんと現場で接してみて印象に残ったことを教えていただけますか。

【田中美久】　監督さんやプロデューサーさんだけじゃなく、スタッフさん全員の部署と名前を覚えているところが素敵だなと思いました。

【阪本颯希】　あんなに大勢のスタッフさんの名前、どうやって覚えたんだろうって思ったし、本当にすごい方だなと。あと、松岡さんは本番が始まる直前まで僕たちと気さくに会話してくれて、時々笑ったりもされるんですけど、本番でカメラが回った瞬間に九条先生の表情に切り替わるのでめちゃくちゃ驚きました。

【川本光貴】　松岡さんへのリスペクトが止まらないよね。

【福崎那由他】　大先輩なのに僕たちと同じ目線で話してくれるのも嬉しいです。3年D組の輪を作り上げてくださるので、そういう姿を見ると見習わなきゃいけないなと思います。

――Ｄ組のなかで“最高のムードメーカー”“最高のリーダー”“最高の愛されキャラ”と言えば誰でしょうか？

【詩羽】　リーダーは芦田愛菜ちゃんだと思う。

【夏生大湖】　詩羽さんは愛菜ちゃんとめっちゃ仲良いよね。

【詩羽】　愛菜ちゃん大好き！　いつも明るくて、みんなと気さくに話してくれるんだけど、一旦カメラが回ると役のスイッチが入るんです。一番衝撃的だったのは1話のラストの愛菜ちゃんのお芝居。鵜久森さんの学級裁判シーンの愛菜ちゃんの演技を見て、“本気でやらなきゃ”とみんな改めて気合いが入ったと思うんですよね。だからＤ組のリーダーは愛菜ちゃんだと思います。

【川本光貴】　異議なし！　じゃあ愛されキャラは誰だろう？

【詩羽】　さんちゃん（瓜生陽介役の山時聡真）に１票！

【田中美久】　私も！　弟っぽさがあってみんなから愛されてるよね。

【夏生大湖】　子犬系男子だからね。

【詩羽】　性格がいいだけじゃなく、芝居に対する熱量もすごくて一緒にいると刺激になるから、いろんな意味で愛されキャラはさんちゃんだなと思います。

【福崎那由他】　のせりんも愛されキャラっぽいけどね。あ、ムードメーカーかな？

【夏生大湖】　僕の中ではムードメーカーといえば穂積渚役の白倉碧空さんなんだよなぁ。
【詩羽】　碧空ちゃんはかわいくて面白い！　彼女は意外にもD組のオモシロ担当だからムードメーカーかもしれないね。

――では最後に、今後の見どころや視聴者のみなさんへのメッセージをお願いします。

【福崎那由他】　九条先生の言葉によって、生徒たちが今後どうやって変わっていくのかを最後まで見届けていただけたら嬉しいです。

【夏生大湖】　D組の誰かに自分を重ね合わせて観てくださっている方もいると思うのですが、そんな風に、まるで自分もD組の一員になったかのような気持ちで最終話まで観ていただきたいです。

【田中美久】　私たちは撮影しているところまでしか台本を読んでないのですが、碧空ちゃんが「今後こうなりそうじゃない？」っていう予想を休憩中によく話していて、それがいまのところ全部当たってるんです。だからちょっと犯人なんじゃないかと思えてきて（笑）。そんな感じでキャストもどんな最終回になるのか知らないので、視聴者のみなさんと一緒にドキドキしながら最後まで撮影を頑張りたいと思います！

（文／奥村百恵）


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