映画『劇場版シティーハンター天使の涙』（9月8日公開）プレミア舞台あいさつが8日、都内の劇場で行われ、神谷明、伊倉一恵、一龍斎春水、沢城みゆき、堀内賢雄、関智一、木村昴、山里亮太（南海キャンディーズ）、こだま兼嗣総監督らキャスト・監督が勢ぞろいした。

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　本作は、前作『劇場版シティーハンター＜新宿プライベート・アイズ＞』（2019）に続くシリーズ最新作。投与した者を超人兵士へと変える闇のテクノロジー「エンジェルダスト」。その最新作を手に入れようと東京に現れる暗殺者たち。かつて冴羽リョウ（CV：神谷）のパートナー・槇村秀幸の命を奪った禁断の発明をめぐる争いは、リョウと槇村香（CV：伊倉）を宿命の闘いへと導く。

　舞台に上がった神谷は「皆さんの期待に間違いなく応える作品に仕上がっております！」と自信を見せると、伊倉は「リョウ！いつまでももっこりしてると、100トンハンマーお見舞いするわよ！」と香のセリフでファンを沸かせた。

　こだま総監督は、「途中、ずいぶんと紆余曲折があって、もうダメかなと思う時もあったんですが、やっと完成しました。今日の晴れ舞台に立ててホッとしています」と胸をなでおろした。

　最終章の幕開けとなる同作について、神谷は「この作品の脚本を読んで、まず素晴らしいと思いましたし、声を入れる前の資料用のVTRをもらって、絵を作っている皆さんのすばらしい力をまた感じました。音楽もすばらしく、それらが全部ずっしりと肩に重くのしかかってきたんです。こういう作品は当たらなかったことがないんです。それに負けないように演技をしました。それだけみんなの力が集結した作品になっています」と力強く語った。

　また、海外の動画制作者・アンジーの声を演じる沢城は「最初は『わー、シティーハンターだ…、すごいうれしい…頑張ろう』と思っていたんですけど、シナリオを読んだら浮かれた気持ちが吹き飛ぶというか、この役をやりきることができるんだろうかという気持ちでいっぱいでした」と作品の持つ力に圧倒されたことを明かした。

　さらに孤児だったリョウを、戦士として育て上げた育ての親・海原神の声を演じる堀内は「僕はテレビアニメの端役で出させていただいていて、神谷さんを見ているといつの日かこんな演技ができるんだろうかと思っていた」と憧れの存在だったことを明かし、「同じステージに立てて感無量です」と感動を語っていた。

　『シティーハンター』の原作は、北条司氏が1985年『週刊少年ジャンプ』で連載を開始した同名漫画。新宿を舞台にさまざまな依頼を受け、法で裁けぬ悪と闘う「シティーハンター」こと主人公・冴羽リョウと、相棒の槇村香の活躍を時にハードボイルドに、時にコメディーチックに描いた物語となる。

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