俳優の堺雅人が主演、阿部寛、二階堂ふみ、二宮和也、松坂桃李、役所広司が共演する、TBS系日曜劇場『VIVANT』(毎週日曜 後9:00)の第3話(30日※69分SP)放送を前に、阿部が作品の見どころや撮影エピソードなどを語ってくれた。
――モンゴルで約2か月間に及ぶ大規模ロケ。現地での思い出深いエピソードを教えてください。
モンゴルだからこそできたということがたくさんあって。俳優としてその場にいられたことは、本当にうれしかったですね。モンゴルのスタッフさんたちも本当に皆さんプロ意識が高くて。
一番驚いたのは、僕らを襲ってくるバルカ共和国の警官役のエキストラの方々のトレーニングを見かけたとき、自衛隊員の訓練のように厳しく何時間も練習していたんです。銃を一斉に構える姿勢やタイミングを合わせ、突然の号令にも対応できるまでしつこく練習させられていた。モンゴルの方々の熱心さにとても感動しました。
すべてのスタッフ・キャストがさまざまな準備をしてこの撮影に臨んでいるというのを目の当たりにして、さらにより良いものを作っていかなくてはならないという心構えができました。
――日本ではなかなか体験できないハプニングもあったようですね。
撮影したモンゴルは、日本の国土の3倍以上の土地に360万人ほどしか住んでいないんです。しかも人口のほぼ大半がウランバートルという大都会に集中していて。ウランバートルに次ぐ第二の都市とされるダルハングランバルでも撮影を行ったんですが、そこはまったくそれとは違い、街という印象でした。今回撮影した数々の場所は、現地の方も知らない土地がたくさんあって、スタッフが迷子になることもざらにありました(笑)。
――第1話でパトカーの上を走り抜けるシーンは圧巻でした。実際の撮影現場はどうなっていたのでしょう?
車の上を走るというのはさすがに初めての経験で、女優さんもやるので滑り確認のため、慎重に検証しといてやろうと思っていたら、二階堂さんがフロントガラスの上とかもかまわず乗っかって……「なんだこの女優!」と思いました(笑)。二階堂さんは“先輩を待たせてはいけない”と急いだようですが、その時はヒヤヒヤしましたね(笑)。
――第2話ではラクダに乗るシーンが印象的でしたが、乗り心地はいかがでしたか?
突然ラクダで走るシーンになったので、乗りこなせるのか心配だったのですが、乗馬の経験があったおかげで、同じ要領でなんとかやりました。ラクダの目がとてもかわいらしくて、横から見るととにかく目が美しいのが印象的でした。
――野崎は主人公・乃木にとって敵か味方か、目が離せない存在ですが、演じられている阿部さんから見た野崎像は?
一見単純明快で、強引だったりテンションが高かったりするところがありながら、内に秘めたものはわからない人です。たまたま乃木という日本から来た人間が、自分が追い続けていた謎のテロ組織につながる人物と接触したことを知り、彼を助けたわけですが、単なる人助けではありません。利用できるものはなんでも利用していくという面もあると思いますし、乃木をそれとなく探っています。公安の人間なので裏もあります。駆け引きがうまくて、得体が知れないところがある人物ですね。
――ドラムとは損得抜きの名コンビという印象でした。これからのお2人のバディぶりも楽しみです。
もう全面的に信頼しています。彼(富栄ドラム)は元力士ということもあって、身体能力がものすごく高くて。監督からいろいろとハードなオーダーがあるのですが、それに常に応えていました。野崎としても一番信頼しているという実感があります。演技も上手い方なのでセリフを言わせてあげたかったというのはありますが(笑)。日曜劇場『VIVANT』、まだまだ冒険は始まったばかりですので、第3話もどうぞお楽しみに!
――モンゴルで約2か月間に及ぶ大規模ロケ。現地での思い出深いエピソードを教えてください。
モンゴルだからこそできたということがたくさんあって。俳優としてその場にいられたことは、本当にうれしかったですね。モンゴルのスタッフさんたちも本当に皆さんプロ意識が高くて。
一番驚いたのは、僕らを襲ってくるバルカ共和国の警官役のエキストラの方々のトレーニングを見かけたとき、自衛隊員の訓練のように厳しく何時間も練習していたんです。銃を一斉に構える姿勢やタイミングを合わせ、突然の号令にも対応できるまでしつこく練習させられていた。モンゴルの方々の熱心さにとても感動しました。
すべてのスタッフ・キャストがさまざまな準備をしてこの撮影に臨んでいるというのを目の当たりにして、さらにより良いものを作っていかなくてはならないという心構えができました。
――日本ではなかなか体験できないハプニングもあったようですね。
撮影したモンゴルは、日本の国土の3倍以上の土地に360万人ほどしか住んでいないんです。しかも人口のほぼ大半がウランバートルという大都会に集中していて。ウランバートルに次ぐ第二の都市とされるダルハングランバルでも撮影を行ったんですが、そこはまったくそれとは違い、街という印象でした。今回撮影した数々の場所は、現地の方も知らない土地がたくさんあって、スタッフが迷子になることもざらにありました(笑)。
――第1話でパトカーの上を走り抜けるシーンは圧巻でした。実際の撮影現場はどうなっていたのでしょう?
車の上を走るというのはさすがに初めての経験で、女優さんもやるので滑り確認のため、慎重に検証しといてやろうと思っていたら、二階堂さんがフロントガラスの上とかもかまわず乗っかって……「なんだこの女優!」と思いました(笑)。二階堂さんは“先輩を待たせてはいけない”と急いだようですが、その時はヒヤヒヤしましたね(笑)。
――第2話ではラクダに乗るシーンが印象的でしたが、乗り心地はいかがでしたか?
突然ラクダで走るシーンになったので、乗りこなせるのか心配だったのですが、乗馬の経験があったおかげで、同じ要領でなんとかやりました。ラクダの目がとてもかわいらしくて、横から見るととにかく目が美しいのが印象的でした。
――野崎は主人公・乃木にとって敵か味方か、目が離せない存在ですが、演じられている阿部さんから見た野崎像は?
一見単純明快で、強引だったりテンションが高かったりするところがありながら、内に秘めたものはわからない人です。たまたま乃木という日本から来た人間が、自分が追い続けていた謎のテロ組織につながる人物と接触したことを知り、彼を助けたわけですが、単なる人助けではありません。利用できるものはなんでも利用していくという面もあると思いますし、乃木をそれとなく探っています。公安の人間なので裏もあります。駆け引きがうまくて、得体が知れないところがある人物ですね。
――ドラムとは損得抜きの名コンビという印象でした。これからのお2人のバディぶりも楽しみです。
もう全面的に信頼しています。彼(富栄ドラム)は元力士ということもあって、身体能力がものすごく高くて。監督からいろいろとハードなオーダーがあるのですが、それに常に応えていました。野崎としても一番信頼しているという実感があります。演技も上手い方なのでセリフを言わせてあげたかったというのはありますが(笑)。日曜劇場『VIVANT』、まだまだ冒険は始まったばかりですので、第3話もどうぞお楽しみに!
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2023/07/30