お笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦が、9日と10日の2日間にわたって2本の動画を公開。9日の相方・藤森慎吾との対談では、YouTubeで松本人志に提言した動画を公開したことへの反省の弁、10日の妻・福田萌との対談では同動画に寄せられた反響に対する妻の対応への感謝を伝えた。

　藤森との対談で、中田は「今回、いろいろ考えるとミスった」と切り出し「総合的に判断してミスったなと。言ったこと自体は考えていることだから、別に何か間違っていたなとか、謝んなきゃなっていうことはないんだけど、やり方であるとか、なんせね弱点がすごくわかった、中田の」と打ち明けた。

　中田は続けて「しばらく前、テレビやっていた頃に、言いたいこと言えなかったことあるじゃん。やっぱり、事務所の中、テレビのなかにいて、影響力、経済力、組織力もない中で、自分の意見って届けられないものなんだなと思って。2017年〜18年くらいから、5年ぐらいかけて、組織力、経済力そして影響力。この3つをなんとか伸ばしたい。改めて、世間に自分の意見をぶつけてみようと、ぶつけてみた。その結果、足りない力がわかった。人間力」ときっぱり。藤森からも「大事なことに気づいたね（笑）。めちゃくちゃ大事だと思うよ」と声をかけられ、中田は「人間力と精神力、それを伸ばさないといけない」と真剣に語った。

　中田は「人間力なき影響力というのは、非常に大変なんだなと思った。人間力の大事さを痛感した。（今回の一件を踏まえて）藤森慎吾さんに謝ろうっていうのはある。その上でついてきてほしい。この体験を受けて、私は徹底的に人間力と精神力、鍛え直します」と宣言。「今までの人生で、どういう人とのふれあい方をしたのか如実に出た。松本さんに恩がある人がすごく多いっていうことで、松本さんの人間力に私の人間力が及んでいないっていう現状を受け入れないといけない。審査員をやりすぎているっていう問題云々以前に、そこを私は伸ばさなきゃいけないなと思った」と言葉に力を込めた。

　中田は、さらに「自分の意見を聞いてもらうためには、自分の人間力をあげないといけない。だから、本当にテレビの悪口は言わない。だからある意味満たされてなかったと思うんですよ。あの頃、テレビに対して思ったこととか、先輩に対して思ったことっていうのを、今になって言ったというところがあると思う。だからね、謙虚にいきたい」とも伝え「芸風と性根っていうのは違っていいと思っている。PERFECT HUMANとか武勇伝はあっていいと思っている。けど、普段は謙虚であるべきかなって。中田は必ず成長する」と呼びかけていた。


　翌10日の動画でも、今回の騒動の話題に。福田が「いろいろ聞かれた。でも、2人でコミュニケーション取っているから、普段は事前に報告済みだし、びっくりすることないですって言っていたんだけど、人生で2回だけ私に言わないで、勝手に世に出したことがあります。ひとつはPERFECT HUMAN、2つ目が松本さんへの提言だった。だから、そういうときって、自分の中で相当な確信とか覚悟とか、そういう思いの時は言わないのかなと思っています。私がどうこうできることじゃないし、世に出てしまったことは…彼の気持ちを届けたかったということだから、私も受け止めていますと（答えた）」と胸の内を明かした。

　中田は「言ったら、相方はまた全然違うスタンス。ちょっと対立するような感じだけど、最終的にはついていくよと。妻は妻で、別にそれは直に思うところはないけど…。萌さんが冷静に、中田はこうですからって言ってくれているのを見て、すごくうれしかったんですよ」としみじみ。福田が「なんか麻痺してんのかなって。自分が心配になる。また燃えてますねって言われて、そうなんですーって（笑）。何も感じなくなっているかもしれない。心配かけていることに対しては、申し訳ないなっていうのはあるけど」と笑っていた。


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