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二宮和也&中谷美紀&大沢たかお、月9トリプル主演 『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』イブの1日を1クールかけ描く

 人気グループ・二宮和也、俳優の中谷美紀大沢たかおが、フジテレビ系の10月期“月9ドラマ”『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』でトリプル主演を務めることが26日、発表された。3人とも月9ドラマ初主演となり、クリスマスイブという“たった1日”の出来事を1クールかけて描く壮大なエンターテインメント作品に臨む。

10月期月9ドラマ『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』に主演する(左から)中谷美紀、二宮和也、大沢たかお

10月期月9ドラマ『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』に主演する(左から)中谷美紀、二宮和也、大沢たかお

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■男女3人の人生がイブに交錯 謎と愛と奇跡

 クリスマスイブ、それは1年の中で最もロマンティックで、誰もが心躍らせる特別な1日。寄り添う恋人たち、サンタクロースを待ちきれない子どもたち、そして、再会を信じて約束の場所へ駆ける人たち…。今作は、人々が思い思いに過ごすクリスマスイブという“たった1日”の出来事を1クールかけて描く謎と愛と奇跡の物語。

 主人公は別々の人生を歩んできた、全く関わりを持たない3人の男女。劇中では、3人の物語が同時並行で進行し、次第に運命の交錯へと導かれていく。聖夜が終わり、時計の針が再び午前0時を指した時、彼らの目の前に広がる光景とは。第1話から張られる伏線は、最終話ですべて回収され、映像、セリフ、表情すべてがヒントとなるという。

■記憶喪失の男(二宮)、孤高のシェフ(大沢)、報道キャスター(中谷)

 12月24日午前0時の横浜、聖夜の訪れに人々は浮き足立ち、真夜中にもかかわらず、街は喧騒(けんそう)の真っただ中にあった。鳴り響くクリスマスソング、恋人たちが集う巨大なクリスマスツリー、そしてライトアップされた赤レンガ倉庫。きらびやかな光の陰に隠れるように、横浜・山下埠頭(ふとう)で銃殺事件が起きる。

 容疑をかけられたのは記憶喪失の男・勝呂寺誠司(すぐろじ・せいじ/二宮)。埠頭の一角で目を覚ますと、目の前に頭部を撃たれた死体が横たわっていた。自分がこの男を殺してしまったのか、不安と恐怖に襲われる中、パトカーのサイレン音が聞こえ、落ちていたスマホからは「早く逃げろ!」と男の声がする。警察に追われる逃亡犯になった誠司は、失われた記憶をたどりながら事件の糸口を探っていく。薄れゆく記憶の中には大切な人との約束があった…。

 時を同じくしてクリスマスディナーの準備に追われていたのは、頑固な孤高のシェフ・立葵時生(たちあおい・ときお/大沢)。横浜・関内界隈(かいわい)で愛される三代続く老舗レストランで、初代の頃から80年受け継がれてきた秘伝のソースを求めて遠方から足を運ぶファンも少なくない。妻を亡くして以来、「もう二度と誰も愛することはないだろう」と孤独な人生を歩んできたが、一度だけ、一瞬の恋に落ちたことがあった。だが、それでも脇目を振らず仕事に打ち込んできた時生。この日もクリスマスイブの予約は満席で朝から仕込み作業に追われていたが、突然店に見知らぬ男が侵入してきて…。

 一方、銃殺事件の現場に直行したのはローカルテレビ局「テレビ横浜」の報道キャスター・倉内桔梗(くらうち・ききょう/中谷)。理想の報道を追求し続け、自らの企画で立ち上げた報道番組「報道フォーカス」を10年間キャスターとして背負ってきた。しかし、突如番組の打ち切りを告げられ、料理番組への異動を言い渡されてしまう。恋を捨て、プライベートを捨て、仕事に生きてきた彼女に突きつけられた残酷な現実。非情な通達に納得などできるはずもないが、腹をくくり“最後の事件”を追う。独身を貫いてきた彼女もまた、心の中に忘れられない人がいた。

 同時並行で進む3人のクリスマスイブの1日。無関係に見える3つの物語がどのように交錯し、どんなエンディングへ向かっていくのか。

■二宮は中谷&大沢と初共演 『JIN』コンビ復活も

 二宮が月9ドラマに出演するのは、松本潤主演の『夏の恋は虹色に輝く』(2010年7月期)最終話に友情出演して以来で、本格的な月9出演は今回が初めて。フジテレビの連ドラには「東京ドラマアウォード2011」主演男優賞を受賞するなど、その演技力を高く評価され大きな感動を呼んだ『フリーター、家を買う。』(2010年10月期)以来13年ぶりの出演となる。先日40歳の誕生日を迎え、今年10月にビートたけし原作の主演映画『アナログ』の公開を控えるなど、俳優としてますます深みを増した二宮が“記憶喪失の逃亡犯”という難役をどのように表現するのか。

 日本の映画・ドラマ界に欠かすことのできない大沢は、今年7月には映画『キングダム 運命の炎』、9月には主演映画『沈黙の艦隊』の公開を控える。地上波民放連ドラへのレギュラー出演は主演ドラマ『JIN-仁-』シリーズ(2009年、2011年/TBS系)以来で、12年ぶり。月9枠には自身のドラマデビュー作品である『君といた夏』(1994年)以来29年ぶり2度目のレギュラー出演となる。

 中谷は月9ドラマ『ひとつ屋根の下』(1993年)で俳優デビュー以来、国内外を問わず幅広い活躍を続け、デビュー30周年を迎えた今年は、連続ドラマW『ギバーテイカー』(WOWOW)で主演を務め、舞台『猟銃 THE HUNTING GUN』ニューヨーク公演で大盛況を収めるなどますます魅力を増す。月9ドラマは『Days』(1998年)以来25年ぶりの登場となる。

 二宮は、中谷・大沢と初共演となる。大沢と中谷は『JIN』以来の共演が実現する。また、二宮と大沢には共通点がある。38歳の若さでこの世を去ったプロウィンドサーファー・飯島夏樹氏の小説が原作の映画『Life 天国で君に逢えたら』(2007年)で大沢が飯島氏役を務め、スペシャルドラマ版(2009年)では二宮ががん患者と向き合う精神科医役で主役を務めた。

■『マスカレードホテル』×『コンフィデンスマンJP』×『翔んで埼玉』のスタッフ

 メガホンを取るのは『HERO』シリーズ(2001年、2014年)、映画『マスカレードホテル』シリーズ(2019年、2021年)などを手がけた鈴木雅之氏。二宮とは新春ドラマスペシャル『坊っちゃん』(2016年1月3日放送)以来、7年ぶりのタッグとなる。

 企画・プロデュースは『コンフィデンスマンJP』シリーズ(2018年〜2022年)、『リーガルハイ』シリーズ(2012年〜2014年)、『謎解きはディナーのあとで』シリーズ(2011年〜2013年)など多くのコメディー作品を世に送り出してきた成河広明氏。そしてオリジナル脚本は、映画『翔んで埼玉』で第43回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞し、『ルパンの娘』シリーズ(2019年、2020年)などを手がけた徳永友一氏が書き下ろし、まだ誰も知らない物語を紡ぐ。

■プロデュース・成河広明(フジテレビ ドラマ・映画制作部)コメント

――企画の経緯について
「新しい連続ドラマを創るため、晩秋の横浜を歩いていました。街はハロウィーンが終わり、クリスマスに向けて華やかな装飾で溢(あふ)れていました。クリスマス。文化や歴史、宗教の壁を超え、世界中が笑顔に包まれる一年で最もハッピーな祝祭の日。その時、このクリスマスの一日をドラマに出来ないだろうかと思いました。そして生まれたのが、横浜を舞台に、幸せの絶頂の人、悲しみの淵(ふち)にいる人、人生の岐路に立つ人など、聖夜の街角で一所懸命に生きる人々の姿をあたたかいコメディーで描く物語、『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』です。たった一日の出来事を1クールかけて丁寧に描き、子供から大人までみんなが幸せな気持ちになれるようなドラマを作りたいと思っています」

――キャスティングについて
「クリスマスイブの日に、まったく違う境遇のトラブルに巻き込まれた三人三様の主人公は、とにかく圧倒的な存在感と確かな演技力が持つ俳優さんに演じてもらいたい。そんな思いを持って、二宮和也さん、大沢たかおさん、中谷美紀さんにご出演をお願いしました。ドラマの中の登場人物なのに、どこかに実際いるかもしれないと思えてくる個性的なキャラクターを演じていただきます。卓越したお芝居巧者のお三方がどんなクリスマスイブの一日を駆け抜けてくださるのか、われわれスタッフも今から撮影現場が楽しみです」

――視聴者の皆さんへのメッセージ
「このドラマのテーマは、“人はたった一日で変わることできる!”です。
誰もが華やかで、楽しい気分になれるクリスマスイブの一日に、人生を左右するような大きなトラブルに巻き込まれたさまざまな登場人物たちが、一所懸命に頑張る姿とその顛末(てんまつ)、そして奇跡で変わる運命を細やかに描くヒューマンコメディーを、キャスト、スタッフ一同丁寧に制作していきます。週の始めの月曜日の夜に、ちょっと顔がほころんで、楽しい気分になれるドラマですので、最終回までワクワクドキドキしていただければうれしいです」

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  1. 1. 二宮和也&中谷美紀&大沢たかお、月9トリプル主演 『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』イブの1日を1クールかけ描く
  2. 2. 江口洋介、20年ぶり月9レギュラー出演 逃亡犯・二宮和也を追う刑事役で23年ぶり共演

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