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趣里が主演、話題のノンフィクション『東京貧困女子。』連続ドラマ化 WOWOWで今秋放送・配信

 貧困に陥った女性が持つ心の叫びを丹念に聞き続けたルポルタージュ本をWOWOWで連続ドラマ化。俳優の趣里が主演を務め、連続ドラマW-30『東京貧困女子。-貧困なんて他人事だと思ってた-』のタイトルで今秋、WOWOWプライムにて放送、WOWOWオンデマンドにて配信されることが発表された。

“女性の貧困問題”に迫る主人公に趣里が決定=WOWOW連続ドラマW-30『東京貧困女子。-貧困なんて他人事だと思ってた-』2023年秋放送、配信

“女性の貧困問題”に迫る主人公に趣里が決定=WOWOW連続ドラマW-30『東京貧困女子。-貧困なんて他人事だと思ってた-』2023年秋放送、配信

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 本作は、ノンフィクション作家・中村淳彦が東洋経済オンラインで連載し、後に書籍化された『東京貧困女子。彼女たちはなぜ躓いたのか』(東洋経済新報社)が原作。ドラマでは、経済誌の契約編集者である主人公・雁矢摩子(趣里)が貧困女性たちの現実を取材しながら、自らの目線や体感を通して、社会の矛盾や貧困問題の巧妙な仕組みを浮き彫りにしていく。

 趣里は、2018年の主演映画『生きているだけで、愛。』にて、第42回日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞し、2023年後期連続テレビ小説『ブギウギ』のヒロインの座をオーディションで射止めるなど、いま最も勢いのある俳優の一人だ。今回、WOWOWドラマ初出演にして初主演となり、ドラマを通じて実際に存在する現実と向き合い、摩子という役を通して世の中に伝えるという難しい役どころに挑戦する。

 監督は、『アンラッキーガール!』『JOKER×FACE』の青木達也と、『教場II』プロデューサーの遠藤光貴。脚本は『ここは今から倫理です。』等を手がける高羽彩が務める。実際に貧困問題に取り組む活動家らにも取材し、作品にも反映、新宿・歌舞伎町でも撮影を行うなど、「令和」の“貧困”の現実をリアルに描く。

ティザービジュアル (C)WOWOW

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■趣里(雁矢摩子役)のコメント

 『東京貧困女子。』を初めて読んだ時、「知らない」じゃ済まされず、摩子という役を通して何かをしなければ、と本能的に感じました。とても難しいテーマでしたが、すてきなキャストの皆様と、丁寧に時間を過ごせた気がしています。私自身、心に留めておかなければいけない現実と、これからも向き合っていきたいと思います。同時に、ドラマとして楽しんでいただけたらうれしいです。どうぞよろしくお願い致します。

■原作:中村淳彦のコメント

『東京貧困女子。彼女たちはなぜ躓いたのか』(東洋経済新報社)

『東京貧困女子。彼女たちはなぜ躓いたのか』(東洋経済新報社)

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 『東京貧困女子。』は高校時代から知り合いで、でも会話をしたことのない同級生の女性からの電話からはじまっています。「明日から転職するの。非正規だけどね。ねえ、貧困女性の取材をやらない?」と、知り合って30年近くが経って初めて話して連載がはじまりました。

 ある取材の帰り、彼女の手首に古いリストカット痕が見えた。傷跡を指して話しかけると、離婚して精神状態が穏やかでなかったこと、原因は自分だったこと、正規職に一度も就けなかったこと、ずっと未来が見えなくて不安だったことを語りだした。東京という大都市でもがく貧困女性たちに自己投影していたことを理解した。

 そんな彼女がモデルとなった摩子を、いまを輝く趣里さんが演じて『東京貧困女子。』がドラマ化です。生きづらい彼女たちの現実が一人でも多くに伝わることを願っています!

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  1. 1. 趣里が主演、話題のノンフィクション『東京貧困女子。』連続ドラマ化 WOWOWで今秋放送・配信
  2. 2. 趣里主演、WOWOWドラマ『東京貧困女子。』放送直前ドキュメント映像解禁

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