恵麗喜絆――「夜露死苦」「愛羅武勇」のようなヤンキー用語を彷彿させるような物々しい4文字。これは、“エレキバン”と読み、1972年に誕生し昨年50周年を迎えた『ピップエレキバン』のこと。今ではカタカナ表記でおなじみだが、発売当初はパッケージに大きく書かれたのは漢字表記だったという。日本の国民病ともいわれる“肩こり”に向き合い、50年。ピップエレキバンの歴史と意外なトリビアを聞いた。■「恵麗喜絆」のパッケージは販売当初の短命で終了「読みづらかったんですかね…」 まずは商品名の由来を同社へ聞いてみると、「本当はピップエレキバンは磁石なので、電気は関係ないんですが…」と話し始めたのはエレキバンブランドマネジャーの松浦由典さん。
2023/06/21