映画『SINGULA』(読み:シンギュラ)のマスコミ向け完成披露試写会が7日、都内で開催された。試写会には堤幸彦監督、俳優のspi、脚本家の一ノ瀬京介氏が登壇し、トークを展開した。
一ノ瀬氏が手がけたAIによる同名討論劇(2019年2月上演)を原案・原作とする本作では、AI同士の“ディベートバトルロワイヤル”が描かれる。出演キャストはspiのみで、全編英語で15体15役のAIキャラクターを演じ分けた。
堤氏ははじめに舞台の上演当時を振り返り、「舞台を観たときに『あまりにも志の高い舞台だな』と興味が出て、そのときから『絶対に映画にした方がいい』と言っていたんです」と明かし、作品の構想についても「アンドロイドなんだから、全員同じでいいじゃないかというアイディアが降ってきた」「英語劇にしたいというのは、世界で勝負したいという自分のわがまま」と明かす。
spiとはオファー時点で面識がなかったそうだが、「英語と芝居の両方が堪能な方、という点でぴったりだった」と絶賛。spiは恐縮しながらも「(オファーをもらって)二つ返事で『やりたい、やらせてください』と伝えました」と回顧した。
続けてspiは、1人15役というキャスティングについて「日本語だったらできるかと思ったんですが、英語となると方言というか…使う英語の種類がさらに多くなるので、セリフを覚えることと演じ分けをどうしようかと思いました」と告白。
キャラクター自体に番号は振られているものの、「キャラクターごとに撮っていったわけではないので、身体的なルールを決めておかないと別のキャラクターに移るときに戻れなくなる」と考えたそうで、キャラクターごとに性別やクセ、背景などを設定しつつ“色”も設定していたと語る。
一ノ瀬は「それぞれのキャラクターに色を割り当てて、15色のカラーで認識してもらった」と伝え、堤監督は「撮影しているとき、よく『この人は何色ですか?』って聞いていたよね」と振り返った。
トーク中には、今年9月に開催される『マドリード国際映画祭』で2つのコンペティション部門にノミネートされたことも報告され、spiは「本当にありがたい。感謝の気持ちでいっぱいです」と思いを伝えた。そして、「ほかの役者さんからうらやましがられる作品にしたいと思っていましたが、実際に自分で観てもうらやましいと思えた。今まで出会ったものすべてが凝縮されていると思う」と胸を張った。
一ノ瀬氏が手がけたAIによる同名討論劇(2019年2月上演)を原案・原作とする本作では、AI同士の“ディベートバトルロワイヤル”が描かれる。出演キャストはspiのみで、全編英語で15体15役のAIキャラクターを演じ分けた。
堤氏ははじめに舞台の上演当時を振り返り、「舞台を観たときに『あまりにも志の高い舞台だな』と興味が出て、そのときから『絶対に映画にした方がいい』と言っていたんです」と明かし、作品の構想についても「アンドロイドなんだから、全員同じでいいじゃないかというアイディアが降ってきた」「英語劇にしたいというのは、世界で勝負したいという自分のわがまま」と明かす。
spiとはオファー時点で面識がなかったそうだが、「英語と芝居の両方が堪能な方、という点でぴったりだった」と絶賛。spiは恐縮しながらも「(オファーをもらって)二つ返事で『やりたい、やらせてください』と伝えました」と回顧した。
続けてspiは、1人15役というキャスティングについて「日本語だったらできるかと思ったんですが、英語となると方言というか…使う英語の種類がさらに多くなるので、セリフを覚えることと演じ分けをどうしようかと思いました」と告白。
キャラクター自体に番号は振られているものの、「キャラクターごとに撮っていったわけではないので、身体的なルールを決めておかないと別のキャラクターに移るときに戻れなくなる」と考えたそうで、キャラクターごとに性別やクセ、背景などを設定しつつ“色”も設定していたと語る。
一ノ瀬は「それぞれのキャラクターに色を割り当てて、15色のカラーで認識してもらった」と伝え、堤監督は「撮影しているとき、よく『この人は何色ですか?』って聞いていたよね」と振り返った。
トーク中には、今年9月に開催される『マドリード国際映画祭』で2つのコンペティション部門にノミネートされたことも報告され、spiは「本当にありがたい。感謝の気持ちでいっぱいです」と思いを伝えた。そして、「ほかの役者さんからうらやましがられる作品にしたいと思っていましたが、実際に自分で観てもうらやましいと思えた。今まで出会ったものすべてが凝縮されていると思う」と胸を張った。
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2023/06/07