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平井亜門主演、悩める男女の新しい愛のカタチを描く問題作『きみとまた』公開決定

 「愛しているがゆえにセックスをしない」という共通したテーマの『愛うつつ』、『きみは愛せ』を発表し、インディーズ映画界で注目を集めた葉名恒星監督の商業映画デビュー作『きみとまた』が、8月18日より公開される。今回の作品もテーマは一貫。「愛しているから抱けない」男と「精子が欲しい」女のラブストーリーだ。

映画『きみとまた』8月18日公開決定 (C)2023キングレコード

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 恋人とセックスをしたくないことが原因で別れてしまった青年と、かつての彼の恋人でいまは夫とのセックスレスに悩む女性との不思議な交友を描く本作。

 昔の恋人のことを未だに忘れられずにいる自主映画監督・まるお役で主演を務めるのは、放送中のテレビドラマ『ガチ恋粘着獣』(ABCテレビほか)での怪演が話題の平井亜門。映画『左様なら』『アルプススタンドのはしの方』で注目され、『神田川のふたり』、『MOON and GOLDFISH』(6月24日公開)と主演作が続く若手ホープが、葉名監督自身を投影した主人公を演じる。

映画『きみとまた』8月18日公開決定 (C)2023キングレコード

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 まるおが想い続けるアキを演じるのは、テレビ、舞台で活躍中の伊藤早紀。子どもを望みながらも夫とセックスレスに悩み、元恋人に突飛なお願いをする難役に体当たりで挑んだ。そのほか、長村航希、丸純子、冨手麻妙仁科亜季子らが脇を固め、彼らの行く末を見守る。

 まるおの「愛しているから、抱けない」、アキの「まるおの精子を下さい」という矛盾した思いは、ふたりをどんな結末に導くのか…。

 平井は台本を読んで「あ、マルくんの痛みわかるかもしれないし、わかりたい」と思ったといい、「覚悟が要る作品だなと思いました。撮影を無事に終えられたら自分は一皮剥けることができるんじゃないかとワクワクしました」と、コメント。

映画『きみとまた』8月18日公開決定 (C)2023キングレコード

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 伊藤は「結婚経験がない私に、セックスレスの夫婦の役を演じ切れるのかと、緊張がありました。しかし、葉名監督の中のアキと自分の中のアキと向き合っていくうちに、アキとしての感情が芽生え、作品の完成が楽しみになっていました」と、手応えを語っている。

 葉名監督は「『街の片隅で懸命に生きる若者たちの恋とセックスを描く』そんなコンセプトの〈マヨナカキネマ〉としての映画のお話をいただいた時、消費されていくセックスに対して作りたいと思い、この物語を書きました。取り戻せない日々にすがりながらも必死にいまを生きようとする主人公たちを、ぜひ映画館に観に来ていただけるとうれしいです」と、劇場公開に期待を寄せた。

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