俳優・宮沢氷魚の主演映画『はざまに生きる、春』（公開中）より、雑誌編集者と取材を受ける画家としての2人の関係が、一緒に過ごす時間を共有していくことで恋心が加速していく、印象的な２つのシーン（本編映像）がWEBで公開された。

　本作は、出版社で漫画編集者として働く葛里華（かつ・りか）監督による初のオリジナル長編作品。発達障害の特性を持つ画家・屋内（宮沢）と、出版社に勤務する編集者・小向春（小西）の恋模様を描く。

　解禁された本編映像は、屋内と春の水族館での初デートシーン。クラゲが泳ぐ水槽越しに春の写真を撮る屋内と、その屋内の姿を撮る春。お互いの写真を撮り合う2人には、まだ距離が縮まりきっていない初々しさと甘い空気が漂っている。水族館のウミガメや魚など、目の前のものに真っ直ぐに夢中になる屋内は春にとってとても新鮮で魅力的で、屋内にどんどんひかれていく春の様子が伝わってくるシーンでもある。

　続けて、屋内の家で2人が寝ているシーン。そこに、春の恋人から着信が…。「帰らないと…」と身体を起こす春に、指先でとんとんと引き止めるように春に触れる屋内。春も返事をするように屋内の手にとんとんと触れ、やがてそのまま手を握り、眠りに落ちてしまう。急激に縮まる2人の距離感と、ひかれ合う気持ちが伝わるドキドキの映像となっている。

★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」