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【エンタメ言葉帳Vol.3】霜降り明星・せいやの「提言観」とオードリー・若林正恭の「命の回転」

 世間にあふれる番組やコンテンツの数だけ、数多くの言葉が紡がれている。そんなあふれる言葉の波の中から、気になるものを紹介する連載【エンタメ言葉帳】。第3回は、金曜と土曜のニッポン放送『オールナイトニッポン(ANN)』(深1:00)内で飛び出した2つの言葉をピックアップする。

(左から)若林正恭、せいや (C)ORICON NewS inc.

(左から)若林正恭、せいや (C)ORICON NewS inc.

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■冒頭から騒動についてまっすぐトーク スタッフ陣も「人生を変え得るラジオ」と絶賛する2人のスタイル

 2日深夜放送の『霜降り明星ANN』では、せいやオリエンタルラジオ中田敦彦への“暴言ツイッター”の真意について、笑いを交えながら釈明。発端となったのは、先月29日に中田が公開した動画で松本人志に「お笑いの賞レースで審査員をやりすぎている」と提言し、「これ見てる粗品くん、どう思う?最近、オレのトークチャンネルすごく見てくれているらしいの」と呼びかけた一言。これに対してせいやがツイッターで「真っ直ぐ勝負してないウンコみたいなやつが相方の名前使うな 中田」と怒りをあらわにしていた。

 この日の番組冒頭、持ちネタの古畑任三郎のモノマネでこの話題を切り出したせいやは、「中田さんの提言は全然いい、中田さんの思いだから。ただ以前から関係ない人を巻き込むのはどうかと思って見ていて、今回は相方の粗品の名前を急に出したから、これはウンコやなと思った」と当時の心境を説明。粗品が、自身の名前が出されることを知らなかったことを確認した上で、ツイートに踏み切ったと明かした。

 自身が発した言葉への反省も口にしながら、まっすぐに自身の思いを伝えていったせいやの言葉を受け止めた粗品が「そこが、せいやさんの提言観があって…」とコメント。「提言観」というパワーワードに、せいやがたまらず「提言観って、なんやねん(笑)」とツッコミを入れると、粗品も「お前の提言観に反したっていうことやんな(笑)」とおもしろがり、ラジオならではの時間が流れていった。

 昨年、『ANN』55周年を記念した連載企画の中で、番組を手がける作家の畠山健氏が「トークもネタメールも全部含め、『ANN』の中でこのラジオが一番面白いと思っているので、聴いたら絶対面白いです」、野上大貴ディレクターも「いろんなエンタメがあると思うんですけど、人生を変え得るラジオじゃないかなって。落ち込んでいる時でも何も考えずに笑えるし、どの回から聴いても笑えるっていうのもいいところです」と熱いコメントを寄せた。その言葉の意味を改めてひしひしと感じる、パーソナリティー、スタッフ、リスナーがなせる最高の2時間となった。

若林正恭 (C)ORICON NewS inc.

若林正恭 (C)ORICON NewS inc.

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■若林「幸せにならない命の回転数だった時がある」 前田健さんから投げかけられていた「今、幸せ?」

 翌3日深夜放送の『オードリーANN』では、来年2月18日に東京ドームで行われる「オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム」に向けて、各所で配布されている“ステッカー”が“転売”被害にあっていることが話題に。そもそも、このステッカーは東京ドーム公演に来るという意思を示し、その輪を広げて東京ドームへと向かっていこうという思いから作られたもの。若林正恭が「これだけ転売しないでくれって言っているのに、転売しているヤツがいる。めっちゃショックじゃない?」と落胆した。

 若林は続けて「転売がすごくされているって見せてもらった時に、すごくショックだったのが、最近煮詰まると東京ドームまで行って、ベンチに座って東京ドームを見ながら考えたりしているの。ドームでやるっていうことを全部踏まえないと、おかしくなっちゃうから。だから、東京ドームの周りの地面がどんなになっているか、知ってるんだ!ドームで配っているステッカーをもらって、そのままドームの地面で写真を撮って、転売しているヤツ、どんなヤツなんだよ!絶対来るなよ、東京ドームお前!けっこうなお金で売る。そんなヤツの命の回転の仕方で、絶対幸せになれないから。未来永劫!お疲れっした!絶対転売したヤツ来んなよ、ドーム!」と強く呼びかけた。

 ここで気になったのは「命の回転」というワード。春日俊彰から「なに、命の回転って(笑)」と聞かれた若林は「オレだってよくわかんないけど、なんとなくわかるだろう(笑)?発想と行動との命の回転が、幸せにならない回転数。オレ、知ってんだよ、幸せにならない命の回転数だった時があるから!その回転数じゃあ、絶対幸せになれないんだから!お疲れっした!そういうヤツは、わけわからないコメントをネットでしているだろうし。そういうことなんですよ」と畳みかけていった。

 2016年4月に44歳の若さで亡くなった前田健さんから、生前に「今、幸せ?」との問いかけをよくされていたという若林。前田さんが、若林の「幸せにならない命の回転数だった時」を知っているからこそ、その言葉を投げかけていたと思われる。人気グループ・King & Prince高橋海人(※高=はしごだか)とSixTONES森本慎太郎がW主演する日本テレビ系連続ドラマ『だが、情熱はある』(毎週日曜 後10:30)では、4日放送の第9話で、高橋演じる若林がさまざまな葛藤を経て、オードリーの代名詞ともいえる「ズレ漫才」を生み出す過程が映し出されていた。

 『M-1グランプリ』をきっかけとして、人生が大きく変わった霜降りとオードリー。ともに大切な場となっている『ANN』の中から、思いが乗っかった言葉が飛び出した。

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