お笑い芸人の東野幸治が、2日深夜放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』（金曜　深1：00）に出演。5月19日に死去した上岡龍太郎さんを追悼する中で、上岡さんが出演していた『鶴瓶上岡パペポTV』の伝説の最終回について語った。

　東野は「『パペポTV』最終回、最初に紳助さんがいらっしゃって『上岡さんのことを目標にしながら頑張ってきて…これでやめるんですね、どうするんですか？』と話していて。今やから話すんですけど、オレ完パケでもらったんですよ。実際には3時間しゃべっていたんです。1時間半紳助さんがしゃべっていて。ドカンドカンウケて」と回顧。「打ち合わせでは、紳助さんが戻って、その後、さんまさんと寛平さんとショージさんが来て『上岡さんお疲れ様でした！』みたいな演出やったんです。それで、紳助さんがめちゃくちゃウケていて、1時間半で、帰ろうかなとしたら、鶴瓶さんがさんま・紳助が同じ舞台で立っているのを最近見てないから、上岡師匠がきょうで最後やから、ここチャンスとばかりに、紳助さんには内緒でさんまさんを呼ぶんです」と語っていった。

　東野は続けて「それでさんまさん軍団が来て、わ―っと盛り上がって。それで、さんまさんが最初に何を言うんかなと思ったら『紳助、お前の話はええねん、ややこしい話をしやがって、笑いってそんなんやないねん。ねっ、寛平兄やん？』『ウェ！』ってやって、ウケるっていう（笑）、さんま師匠の笑いと紳助さんの笑いが1時間半見れて。さんまさん、鶴瓶さんと上岡さんの思い出話をする、鶴瓶さんがけったいなことをする、さんまさんはそれを無視してしゃべっている。それで紳助さんが、鶴瓶兄やんが変なことをしているからツッコめって言うけど、さんまさんは『紳助、お前漫才やめてるから消しが早いねん』っていう、さんま・紳助じゃないとできないやりとり（笑）？おもしろ甘噛みみたいな感じで」と当時の熱狂を詳細に伝えた。

　その上で「パペポも最終回もやって、ワーワー言って、最終的にさんまさんと紳助さんがおもろいことをやりあう、そこに鶴瓶さんが入っていく…みたいな、ええ具合のトリオができていて、最終的に上岡さんが『君ら、僕のことなんとも思ってないやろう』って言って、ドカンってなって終わっていく…っていう回で。それを編集したらすごくタイトになるから（番組スタッフに）『完パケでもらえませんか。僕だけに見せてください』というので、お笑い裏ビデオとしてもらって」と貴重な秘話を話していた。

　番組の模様は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる（エリア外聴取は、プレミアム会員への入会が必要）。