古舘伊知郎の新たな試みとなるトークライブ「古舘と客人と」が2日、東京・シアターマーキュリー新宿で開催された。古舘の代名詞となる「トーキングブルース」とは違い、ゲストを呼んでのトークライブが魅力となるが、記念すべき初回は爆笑問題の太田光が登場した。

　客席最大130席のライブ会場で、配信の予定もないことから、大多数の応募の中から争奪戦を勝ち取った観客が、2人の止まらないトークに耳を傾けた。本日初公開となる古舘の音声AI、フルデジ伊知郎からの会場案内でスタートした。

　下ネタからお互いの事務所独立時代の話、選挙特番の裏話など、予定していた1時間30分のライブ時間を軽く超え、それでも終わらないトークの応酬。“ひとりしゃべり”で魅せる古舘のトーキングブルースとは違い、今回の最大の魅力は古舘の「聞く力」が発揮された。

　古舘がゲストを誘い込むトーク力には、会場が大いに盛り上がった。「古舘と客人と」は、今後も定期開催されることが決定している。次回開催は7月7日で、ゲストは今後発表予定となっている。